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イギリスのローンテニス協会が激怒

デ杯の第1ラウンドが先週で終わりました。

デ杯 Davis Cup の仕組みは、世界最強チームで構成されるワールドグループ(16カ国)の下に、地域によってゾーンに区別され、 I・II・IIIにのランクに区別されています。

ワールドグループでは、先週の第1ラウンドで、スペイン、チェコ、アルジェンチン、クロアチア、ロシア、セルビア、フランス、チリの8カ国が第2ラウンドに進出を決めました。アメリカがジョコヴィッチの率いるセルビアに負けてしまったのは予想されたことでしたが、テニス大国のアメリカとしてはやはりショックだったようです。(デ杯の詳しい結果はこちら)

日本はアジア/オセアニアのゾーングループ I に属し、フィリピンを5−0で圧勝し第2ラウンドに進みました。よかったですね。これで勝っていけばプレーオフでワールドチームに入ることも夢ではありません。錦織選手次第といえそうです。

問題はイギリスです。ワールドグループの下のヨーロッパ/アフリカのゾーンに属していますが、アンディ・マリーの抜けたチームは、Iグループからも転落して、今年は I Iのグループとなってしまいました。 I Iグループとは、エジプト、トルコ、ハンガリーなど、ほとんどATPツアーで選手の名前もみたことのない国々のレベルです。

このマイナーリーグで、イギリスはほとんど無名の国と言ってもよいリチュアニア Lituaniaに2−3で敗退してしまったのです。イギリスチームは、ランキング200番台のワード(249位)、エヴァンズ(252位)がベストメンバー。しかもエヴァンズは519位のグリゲリスに負けてしまったのです。

リチュアニア Lituania

あの誇り高いローンテニス協会LTAは、イギリスのあまりの失態に激怒。緊急会議を開き対策を練ることになりました。ウィンブルドンの開催国がリチュアニアにも勝てない。これは絶望的な事態です。

現在のキャプテンのジョン・ロイドを解雇して、グレッグ・ルゼツキーを起用せよとの声も高まっているようですが、キャプテンを替えたからといってイギリステニスの弱体化を防ぐことはできないとの声もあり、テニス協会は喧々囂々。

「リチュアニアの国ではプロテニス選手は4人しかいないのに、イギリスに勝ってしまったよ。アハハ」と、リチュアニア人に笑われてしまうようでは、堪忍袋の尾が切れてしまうのも当然です。

イギリスはテニスの年間の予算が1億3400万円。リチュアニアはわずかに1200万円。イギリスがこれだけ使っても勝てないのはなぜか?

興味をひいたのはタイムズ紙に載ったAlex D Maneroさんのコメントでした。

「何億という金を積んでも優秀な選手を育成することはできない。問題は金ではない。トップ選手を育てるにはエリート教育が必要。早期に才能のある子供を集中させて一緒に訓練を行うこと。層の厚いエリート集団をつくらなければトップ選手を養成することはできない。」

アンディ・マリーがもしスペインでトレーニングを受けていなかったら、今の彼はありえなかった、とよく言われますが、錦織選手についてもしかり。彼がいくら才能があっても現在の日本では伸ばしきれなかったと思います。

イギリスはサッカーの国。テニスはまだまだ上・中流社会のスポーツと見なされて、習う子供たちにハングリーさがありません。親たちもテニスのプロにさせたいつもりはなく、趣味で十分という気持ちがあります。サッカーは下層階級のハングリーな子供たちに解放されていますが、レッスンにお金がかかるテニスは、このような子供たちにはまだほど遠い存在。

またウィンブルドン優勝者、パット・キャッシュは子供の頃にベストのコーチをつけることが第一と、コーチの重要さを説いています。

テニスのトップ選手育成のレシピーが「ベストコーチ+エリート集団養成+ハングリー精神」ということになれば、果たして日本はこの3条件を満たして将来トップ選手を生み出していくことができるでしょうか???

錦織圭選手がマイアミのマスターズのWCを受けて出場が決まりました。HPのトップの錦織圭のメニューに逐次ニュースを更新しています。

おめでとう、圭君!

震災直後にもかかわらず、チリはゴンザレスのリーダーシップのもとで固い団結をみせ、イスラエルチームを4−1で打倒して第2ラウンドに進出しました。イスラエルは昨年、スウェーデン、ロシアを倒してSFで優勝チームのスペインに敗退した強豪チームです。第2ラウンドはベルディッヒとステパネックの昨年の準優勝のチェコチームですが、がんばってほしいと思います。

Vamos Chile!

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