決定版!各国記者に聞く91選手の正しい読み方

(Updated: いろいろ読み方が変わってしまう代表例を最後に上げてみました。)

『選手の呼び方を研究してみましょう』の記事で、チェコの記者がベルディフ発音をしているビデオを掲載しましたが、実はあれは各国の選手名のほんの一部だったことが、sanchi34さんに教えていただいて分かりました。なんと親もとのこのビデオは全部で100人近い選手の名前をその国の記者に読んでもらっています。

このビデオはブラジルのglobo.comで、『選手の名前の呼び方』という記事に貼付されていたものですが、これこそジャーナリストの鏡。感激してしまいました。

(選手の発音は次のページに掲載)

日本語では限界があるのですが、できるだけ近い発音を書いてみました。

記事:http://colunas.globoesporte.com/saqueevoleio/2009/10/09/nomes-de-tenistas-e-suas-pronuncias/

選手名
ドイツ
Philipp Kohlschreiber(フィリップ・コールシュライバー)
Andreas Beck(アンドレアス・ベック)
Mischa Zverev(ミシャ・ツヴェレフ)
Simon Greul(シモン・グロイル)
Tommy Haas(トミー・ハース)
Bjorn Phau(ビヨン・パウ)
Rainer Schuettler(ライナー・シュトラー

アルジェンチン
Juan Martín Del Potro(フアンマルティン・デルポトロ)
David Nalbandian(ダビッド・ナルバンディアン)
Juan Mónaco(フアン・モナコ)
José Acasuso(ホセ・アカスーソ)
Martín Vassallo Arguello (後で確かめます)
Horacio Zeballos(オラシオ・セバリョス
Máximo González(マキシモ・ゴンサレス

ベルギー
Kim Clijsters(キム・クレイスタース
Justine Henin(ジュスティーヌ・エナン)
Kristof Vliegen(クリストフ・ヴリーゲン)
Cristophe Rochus(クリストフ・ロークス)
Yanina Wickmayer(ヤニナ・ヴィックマイヤー)
Kirsten Flipkens(クリステン・フリプケンス)
Olivier Rochus(オリヴィエ・ロークス)
Steve Darcis(スティーヴ・ダルシス)

ブラジル
Thomaz Bellucci(トマーズ・ベルーチ)
Andre Sa(アンドレ・サ)
Marcelo Melo(マルセロ・メロ)
Thiago Alves(チアゴ・アルブス)
Marcos Daniel(マルコス・ダニエル)

中国 (呼び名がアルファベットの発音でない場合があるので困難をきわめます)
Jie Zheng(チョン・チエ)
Na Li(リ・ナ)
Shuai Peng(ポン・シュア)

クロアチア
Marin Cilic(マリン・チリッチ)
Ivan Ljubicic(イヴァン・ユビチッチ
Mario Ancic(マリオ・アンチッチ)
Ivo Karlovic(イヴォ・カーロヴィッチ)

スペイン
Fernando Verdasco(フェルナンド・ベルダスコ)
Nicolás Almagro(ニコラス・アルマグロ)
Marcel Granollers(マルセル・グラノエーズ)
Rubén Ramírez Hidalgo(ルーベン・ラミレス・イダルゴ)
Carlos Moyá(カルロス・モヤ)
Rafael Nadal(ラファエル・ナダル)

アメリカ
Sam Querrey(サム・クエリー)
John Isner(ジョン・イズナー
Wayne Odesnik(ウェイン・オデズニック)
James Blake(ジェイムス・ブレイク)
Andy Roddick(アンディ・ロディック)
Melanie Oudin(メラニー・ウダン)
Serena Williams(セリーナ・ウィリアムズ)
Venus Williams(ヴィーナス・ウィリアムズ)

フランス
Marion Bartoli(マリオン・バトリー)
Alizé Cornet(アリゼ・コルネ)
Amélie Mauresmo(アメリー・モレスモ)
Gilles Simon(ジル・シモン)
Jo-Wilfried Tsonga(ジョーフリード・ソンガ)
Gael Monfils(ゲール・モンフィス)

イギリス
Anne Keothavong(アン・キオサヴォン)
James Ward(ジェイムス・ウォード)
Andy Murray(アンディ・マリー
Laura Robson(ローラ・ロブソン)

イタリア
Francesca Schiavone(フランチェスカ・スキアヴォーネ)
Roberta Vinci(ロベルタ・ヴィンチ)
Tathiana Garbin(タティアナ・ガルビン)
Fabio Fognini(ファビオ・フォニーニ)
Simone Bolelli(シモーネ・ボレーリ)
Potito Starace(ポティート・スタラーチェ)

ポーランド
Agnieszka Radwanska(アグニースカ・ラドヴァニスカ)
Urszula Radwanska(ウーシュラ・ラドヴァニスカ)

ロシア (「VA」が日本ではなぜだかすべて「ワ」になっているのは間違い。「ヴァ」に書き換えましょう)
Marat Safin(マラット・サフィン)
Dinara Safina(ディナーラ・サーフィナ)
Svetlana Kuznetsova(スヴェトラナ・クズネツォヴァ
Elena Dementieva(エレーナ・ディメンティエヴァ
Mikhail Youzhny(ミカエル・ユーズニ)
Nadia Petrova(ナーディア・ペトローヴァ
Vera Zvonareva(ヴェラ・ツヴォナレーヴァ
Alisa Kleybanova(アリーサ・クリーバノヴァ
Maria Sharapova(マリア・シャラポヴァ

セルビア
Ana Ivanovic(アナ・イヴァノヴィッチ)
Jelena Jankovic(イエレナ・ヤンコヴィッチ)
Novak Djokovic(ノヴァク・ジョコヴィッチ)
Janko Tipsarevic(ヤンコ・ティプサレヴィッチ)
Victor Troicki(ヴィクトール・トロイツキ)

チェコ
Tomas Berdych(トマーシュ・ベルディフ
Radek Stepanek(ラデック・シュテパーネック
Petra Kvitova(ベトラ・クヴィトヴァ)
Ivo Minar(イヴァ・ミナール)
Lucie Safarova(ルシエ・シャファロヴァ)

スイス
Patty Schnyder(パティ・シュニーダー)
Marco Chuidinelli(マルコ・キューディネーリ
Timea Baczinsky(ティメア・バクジンスキー)
Stefanie Voegele(シュテファニー・フーゲレー)
Stanislas Wawrinka(スタニスラス・ヴァヴリンカ)
Roger Federer(ロジャー・フェデラー)

日本:Ayumi Morita, Ai Sugiyama, Kei Nishikori, Kimiko Date-Krumm, Aiko Nakamura.

(Updated)

いかにいい加減に選手の名前が呼ばれているか。これはある有名な選手名鑑の選手名を例にとってあげてみました。

VAの呼び方ですが、ワとなったり、バとなったり、ヴァとなったり

Pivovarova ピヴォヴァロヴァ(すべてVの発音を正しくVOヴォ、VAヴァと表記)
Vaidisova バイディソバ(VAをバと表記)
Navratilova ナブラチロワ (VAをワと表記、シャラポワも同じくほとんどのロシアの選手がワとなっています)

10 Comments

  1. tadashi さん、alalaさん
    こうやっていろんな方と意見を交換できるのは意味のあることだと思います。賛成、不賛成の違いはあっても、このように話合っていくことにより、よりよい方向に改善されていくはずだと信じています。

    私の書き方の問題もあるのでしょうが、何度もくどいようですが、私の提唱している『選手名を正しく読もう』の運動の目的は、外来語の表記法の改善にあります。これは最終的には文部省の分野になると思いますが、まず私たちができること=問題意識を高める=から始めていきたいと思っています。

    発音があまりにも日本語的なので、英語では何を言っているのかわからない人に多く出会います。日本でせっかく一生懸命に英語をならっても通じない。これではもったいないですね。

    太ったのfatはハットではありませんね。ファットと書けばかなり近くなります。そこでファの発音を覚える。小学校でカタカナを覚えます。そのときに、先生は発音を教えてあげる。バラエティ番組もヴァラエティ番組と書けば、Vの発音であることを覚えます。せっかくヴァの表記法があるのにほとんど使われていませんね。これは読み辛いという理由からだと思いますが、目は直ぐ慣れていきます。

    かなり近い発音をすでに小学校の段階で身につけることができる。これはエキサイティングなことです。

    すでに英語が氾濫している日常生活をおくっている私たち。英語の侵入はますます将来増えてきます。

    日本人がいつまでも「英語に弱い国民」と言われないためにも、将来の子供たちが国際社会で活躍していくためにも、言語に対するセンシティヴィティを養っていくことは重要なことではないかと思っています。

  2. こんにちは。
    私も美咲さんやTadashiさんの意見に同意します。
    「オーディン」→「ウーダン」の違いの指摘はとても大きく、意味のあることだと思いました。ただ、やはりカタカナ表記が難しい音もたくさんありますよね。この間のTsongaの音も、私には「ツォ」と聞こえるけれど、Tennisnakamaさんには「ソ」と聞こえるように受け取り方の個人差もあるわけです。だから、まあそう遠くなければいいのかな、と私も大らかな気持ちでいます。
    昔はフランスでスポーツ中継を見ていると、英語の名前をどんどんフランス語読みにしてしまうので、誰のことだかよくわからない、ということがありましたが、最近ではその点だいぶん改善されてきました。きっとジャーナリストたちがTennisnakamaさんのような努力をしてきたということでしょう。ただ、どうしてもその国の言葉のクセが出て完全には正確に再現できないのはいたしかたないことです。日本語では意味を持つ母音は5つですが、例えばフランス語にはその倍以上の母音があります。フランス語では全く違う音だけれど、日本語では「ウ」としか表記できない音がいくつもあるのです。また、どうしてもカタカナで表記できない音もあります。逆に、日本語の「おばちゃん」と「おばあちゃん」のように伸ばすことで意味が変わる言語もあったり、中国語のように声調によって意味が変わる言語もあったりしますが、その違いが他の言語の人にはなかなかわからなかったりする。ここが難しいところでもあり、面白いところでもあります。
    だから、もし英語圏の人が伊達さんの名前を「デイト」と読んだら「それは日本語ではダテって読むんだよ」と教えてあげることはとても重要だけれど、「ダテ」と読んでも「ダティ」と読んでも、まあどっちでもいいんじゃないかな、と私は思います。もちろん、アルファベット表記の文化圏では、ネットの検索などでの不自由はないわけですが。
    最大限の注意を払ってできるだけ近い音にしながら、それでもなかなかカタカナで再現できない音もある、という点で大らかになるというのが、私にとっての外国語の名前との接し方かなあ、と思います。

  3. 私の意見を少し聞いてください。「美咲さん」に同感です。

    各国記者の発音を聞くとカタカナからは想像できない音や何とも言えない
    聴いて心地よい抑揚、トーンとピッチとアクセントそしてそれぞれのお国柄が直接伝わってきて何だかその国のひとが食べているものまで想像できるような、その上民俗音楽まで聴こえてきそうでしたよ。

    カタカナじゃ無理だよ、そう思いました。だからどっちでもいいかな?検索のときに苦労はしますけど、、アルファベットやその国の文字でそれは解決できます。

    ところで私もシャラポワと聴こえました。それは何故かといいますと「ポ」「バ」二つの破裂音を続けて発音するのは難しく不自然でネイティブのひとも最後は「ワ」にするはずです。そうした方がきれいで滑らかになるからです。

    スペイン語日本語にもそういった例が、、冠詞や数詞が後の言葉によって例外的(より美しくするため)になることが多々あります。人名の発音も。多分舌の筋肉の物理的な動きと関係あるのでは?あんまり深入りしてはいけませんね(私に向かって言っておるのです)

    tennsinakama さんのご経験と違う体験を持っているひとや異なる文化圏のひとが仲間に増えることはいいことですね。

    tennsinakama さん またの機会に意見を述べ合いましょう。
     

  4. 美咲さん
    ご丁寧なコメントをありがとうございます。
    確かにこの問題はむずかしいですよね。なぜ私が呼び方(書き方)にこだわるのか、以前のコメントにも書きましたが、一番の大きな理由は混乱と検索の問題です。

    今は情報時代。情報をうまく活用するためには、やはり人それぞれが好き勝手に選手名を読んでいては、混乱しますしずいぶん無駄がでてきてもったいない気がします。

    テニスを知らない人は、錦織とは読めないので「にしきおり」と読んだりしています。しかし漢字で書けば全く問題なく、どんな呼び方をしても錦織選手の情報を集めることができます。

    これと同じで、アルファベットの国はどんな呼び方をしても、アルファベットで書けば問題がありません。ところが日本は日本語にして選手名を表記しなければならないところから、Schuettlerは「シュトゥラー」だったり、「シュトラー」だったり、「シュツラー」だったり、いろんな呼び方でメディアやブロガーが書いてしまうと、検索で貴重な情報をもらしてしまう可能性があります。

    tの発音は私の書いたツでもありませんし、美咲さんの書かれたトゥでもないように思います。つまり表現不可能な発音。(tをここではツにしましたが、やっぱりツではありませんし、従って一般に浸透しているトに書き直してシュトラーにしました。)

    現在の日本の外来語表記が不十分なことから、tの発音を表現できないのが最大の原因なのですが、これは文部省が決まりをつくってしまえばよいこと。今まではfの発音がおろそかになっていましたが、フィ、ファ、フォ、が浸透したおかげでかなり正確にfを表現できることになりました。ですからできないことはないのです。

    ですからvの音もしかり。ヴァ、ヴィ、ヴォと書けばかなり正確に表現できます。私はいろいろ「ジョコヴィッチ」について、彼の生い立ちなどを書いてきましたが、「ジョコビッチ」で調べている人には検索では私の記事は登場してきません。もしその記事に大変めずらしい情報が書いてあったとしたら(これはあくまでも仮の想定での話ですが)、その方はおいしい話を見逃してしまうことになります。

    外来語の表記は最終的には文部省の問題ですが、早急に多くの改善がなされるべきだと思っています。ですから私はささやかながら、自分のできる範囲のレベルで、正しく外国語を読み書きする運動を続けていくつもりです。

    これからも遠慮なくおおらかに意見をどんどん発表してくださいね。楽しみにしています。

  5. tennisnakamaさん、いつも興味深く丁寧に取材された記事をありがとうございます。そのテニスに対する情熱や姿勢はいつもとても尊敬しています。

    しかしこの選手の名前の日本語表記ということに関しては、私はちょっと違った(というよりおおらかな?)意見です。
    tennisnakamaさんは日本語表記を統一するべきという信念のもとでいろいろな活動をされていますが、そもそも外国人の発音をカタカナで表記することには無理があるんじゃないでしょうか。
    特にアルファベットを使わない国(例えば中国)の選手の発音はどうしてもカタカナで正確に表すことはできません。
    その国の人でも地方によって発音の仕方が違う場合もあります。私はドイツ在住ですが、Rainer SchuettlerはEurosportの実況・解説者は「シュトゥラー」と発音しています。どう聞いても「シュツラー」には聞こえません。
    また正しい発音を聞いたすべての日本人が同じカタカナ表記をするとも思えません。ひとそれぞれ聞こえたように微妙に違う表記をするでしょう。

    ですから私は頑なに表記を統一しようとする必要がないのではないかと思っています。もちろん本来の発音から全くかけ離れた表記には意見するのもいいでしょうが、「ベルディッヒ」でも「ベルディッチ」でも構わない気がします。(でも「バーディッチ」はちょっと・・・)

    tennisnakamaさんに反対しているというのではなく、私はこれからも私が聞こえたように選手の名前を表記していこうと思った次第です。

  6. akiraさん
    このビデオを日本の解説者、スポーツ記者、テニスブログの管理人の皆さんに観てほしいと思います。そしてできるだけ正しい名前で呼べるよう努力していきたいと思います。

    私のブログは世界テニス情報をお伝えしていることから、テニス専門家の方にも読んでいていただいてるようで、彼らもこの運動を広げていってほしいと願っています。また番組の解説者の方とも情報交換をさせていただいておりますので、『正しく読む運動』に共鳴してくれてますから、徐々にこの運動を広げていってくれると思います。

    選手名だけでなく、外来語については「日本だけが不思議な呼び方をしている」と言われないようにしたいものです。日本のWikipediaにはいろんな間違った言葉で堂々と掲載されています。これはやっぱり恥ずかしい。微力ながらも、私たちの仲間で声を高めていけば、『ウダンと呼ぼう運動』で成功したように、「正しく外来語を読む」成果が表れると信じます。

    ウダン運動は実は放送局の内部の人の協力があって、放送の途中でウーディンからウダンに変更が実現しました。これは画期的なことでした。最初は混乱を招くので、ウーディンのままで通すという放送局の方針でだったのですが、私たちの執拗な抗議と運動のおかげで、固い壁を打ち破ることができました。

    世界は今言語の壁を破って猛烈な勢いで情報が交換されています。この話をマイアミが終われば記事にしてみたいと思っています。

  7. すばらしいビデオありがとうございます。全然違う発音でとおってしまっている選手もいるのですね。びっくりです。
    なぜヴァがワになってしまっているのでしょう。言いやすいからかな?
    あと、WOWOWでいつもマレーと言われているのは僕も気になってます。

  8. niwakuさん
    多くの発音が日本語にないので苦労しますね。あと外国語に慣れてないと、日本語以外の音がききとれないようです。

    白ごはんさん
    私のミックスダブルスのパートナーの一人がロシア人の男性。そしてロシア女性もテニス仲間です。彼らからVAの発音は聞いているのでシャラポヴァだと思います。ビデオもヴァと言ってますね。

  9. さんちさんお手柄ですね!!こんなところに回答があったとは!
    しかもこのvideo、各国記者の受け止め方が現れてておもしろいですね。
    でもでも、何度か繰り返し聞いてみたんですけど、
    シャラポワはシャラポ「ワ」に(口の形が)見えるし、聞こえます。
    う〜ん、気のせいでしょうか。。

  10. 素晴らしいですね。ありがとうございます。
    ベルディヒ選手、ちょっと前のジャパンオープン優勝時のインタビューではベルディハと言われていましたが、インタビュアーの人も発音については確認の上でこう言うことにした、みたいなことも言ってました。この動画の人の発音だとベルディヒに聞こえましたが、人によってはフやハに聞こえそうな気もして、つくづく外国語の日本語表記の難しさを感じました。でも、おもしろいですねえ。

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