全豪オープン Australian Open の二日目は、女子選手が話題をさらった一日となりました。
男子選手はほとんどのシード選手が勝って、大きなアップセットはありませんでしたが、女子はイヴァノヴィッチがフルセットで初戦敗退するというビッグアプセットや、元No.1のサフィーナのダブルベーグルでの無惨に完敗してしまうというドラマがありました。日本女子選手では、勝てた試合をエラーで勝利を逃してしまったクルム伊達公子は残念でしたが、健闘して2回戦を決めたのは森田あゆみ。確実にポイントを取っていくあゆみちゃんはすばらしかったです。おめでとう!
ブレーク合戦となった辛い試合
ラドヴァンスカ def クルム伊達:4-6 6-4 5-7
クルム伊達は、海外ではDate-Krummで通っていますが問題は発音。ドイツ語ではクルムと読みますが、英語読みをされるとクラムになります。つまりCrumbの発音なのです。Crumbとはパンくずのことで、ブレッドクラムはパン粉という意味。ですから私の耳には、「伊達パン粉」に聞こえて、実はとても耳障りなんです。
名前のことはさておいて、14位のラドヴァンスカ Radwanska との初戦は、勝てる試合だったにも拘らず、伊達の72という異常に多いエラーで、自滅という後味の悪い試合となってしまいました。ダブルフォルトも8回。肝心なブレークポイントでダブルフォルトをしてブレークされたり、応援する側にとっても辛い試合でした。伊達はアグレッシヴに攻めるのはよいですが、ウィナーが38と多くとれても、72のエラーでは絶対勝てません。
伊達は相手のペースを利用したカウンターショットを得意としますので、シャラポヴァなどのハードヒッターには強いですが、ラドヴァンスカのような選手には、最後までリズムがつかめず、フォアハンドはロング、バックハンドはネットにかけるエラーの連続でした。
またラドヴァンスカも、伊達のオンザライズの低空飛行のフラットと、ネットラッシュのプレーでリズムがとれずに苦戦。第1セットなどは、二人がブレークとブレークバックを最後まで繰り返すという異常な試合となりました。伊達は2ndサーヴが弱いので、ラドヴァンスカにリターンウィナーをとられてしまって、なかなかサーヴィスゲームがとれない。これもブレーク合戦に輪をかける一因となりましたが、それにしても訳の分からない試合展開でした。
それに伊達にとっては、主審のオーヴァールールが2度も伊達に不利に働きアンラッキーでした。このオーヴァールールは解説者も言っていましたが、理解に苦しむジャッジで、それでも冷静にプレーをやった伊達はさすがベテラン選手でした。
第3セットのしょっぱな第1ゲーム(0−0)ラドヴァンスカのサーヴで、伊達はせっかく0−40とリードしながらエラーの連続でブレークできなかったのは痛かった。肝心なポイントでミスしてしまう伊達。しかしこのあと伊達はラドヴァンスカをブレークしてすることができ4−1でリード。さあ、これから一挙に攻めまくろう!と思った矢先、ラドヴァンスカがトレーナーを呼びました。
問題はこのメディカル・タイムアウトのタイミングです。伊達のサーヴィスゲーム前に腰のマッサージをやるというのは、作戦上のタイムアウトという感じがします。案の定、このタイムアウトで伊達はとりかけていたリズムを失ってしまって、フォアハンドがどうしても入らずに敗退してしまいました。
しかし56位の伊達が14位にあれほど攻めまくることができたのですから、本当にすごいと思います。ただ欲を言えば、解説者が繰り返し「40才の伊達パン粉」というのはやめてほしかった。
(追加)第3セットの最終ゲーム(5−6)の40−40で、ラドヴァンスカのラケットが! こんなこともあるのですね。何が起こったかぜひご覧ください。
Day 2 Day ハイライト
Day 2 Night ハイライト
【Day 2: 1月18日】
ベッカー def グルビス:7-6(5) 6-2 6-4
★ナダル def ダニエル:6-0 5-0 リタイア(膝)
★ソダリン def スタラーチェ:6-4 6-2 6-2
★マリー def ベック:6-3 6-1 4-2 リタイア
★デルポトロ def セラ:7-6(13) 6-4 6-4
★フェレール def ニーミネン:6-4 6-3 1-6 6-2
★チリッチ def ヤング:6-3 6-2 6-1
★トミッチ def シャルディ:6-3 6-2 7-6(5)
★ナルバンディアン def ヒューイット:3-6 6-4 3-6 7-6(1) 9-7
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