デ杯:日本がワールドグループ のプレイオフへ(プレイオフの説明)

July 10, 2011 Davis Cup

兵庫県三木市で開催されたデ杯アジア・オセアニア(グループ1)のウズベキスタン戦で、錦織圭の大活躍により日本チームはワールドグループのプレイオフ(入れ替え戦)のチケットを手にいれました。おめでとう!ニッポン!

ウズベキスタンの最強選手は68位のイストミンですが、圭君は第1セットはタイブレークで破れたものの、最後まで気を緩めずにがんばりました。

(7月10日の錦織圭の公式サイトより)

Kei Nishikori vs Denis Istomin  6-7 7-5 6-4 6-3

壮絶な試合でした。1セット目はお互いサービスキープのままタイブレークへ。先にミニブレークしたものの、もったないミスもあり、逆転されました。

2セット目からはリターンを前にいって取るようにし、リターンゲームで攻めていきました。サーブは終始良かったです。完璧ではなかったですが大事なとこできまりました。3セット目も4セット目も先にブレークして勝つことができました。[private]

やはりここの環境では両者共に非常にきつかったのですがホームを活かし、観客の皆さんや、チームの皆の力を借りて勝つことができました。

日本 vs ウズベキスタン:4−1

ラバー1:イストミン def 伊藤:6-4 6-4 6-4
ラバー2:錦織 def DUSTOV:6-7 6-3 6-1 Retired
ラバー3:錦織/添田 def INOYATOV/ISTOMIN:6-7(5) 7-5 6-4 6-3
ラバー4:錦織 def イストミン:6-7(5) 7-5 6-4 6-3
ラバー5:添田 def IKRAMOV:7-5 6-0

圭君は豪君とダブルスを組みましたが、このような感想を書いています。

昨日のダブルスの勝利が非常に大きな意味がありました。
僕にとっては初ダブルスでジュニアの頃から鈴木・岩淵ペアを見てきた僕にとって、自分でできるのかっという不安もあるのか臨みました。

ダブルスでこんなに緊張したのは初めてかもしれません。内容はどろどろな場面もありました。1セット目も2セット目も先にブレークされ大きなリードを許してからの逆転でした。

特に2セット目は2-5ダウンからの逆転だったのでとても嬉しかったです。緊張したのと同時にプレイ中に鳥肌というかブアッーとしてきた!?場面が幾度とあり、勝利した時は本当に感動しました。

>鳥肌というかブアッーとしてきた!?< とありますが、あれはエクスタシーの感覚でしょうね。舞台役者が劇のクライマックスに感じるあの感覚。私も母親のかわりに満員の会場で演説をしたときに、まさにプワーとした感覚を味わったことがあります。ジョークを混ぜた演説は大受けして、政治家になれ!というかけ声があっちこっちからかかったほど。あれが最初で最後でしたが、忘我の境地で完全燃焼といいますか。しかしあれ以来私は変わりました。マイクを持つと嬉しくなってしまい、いろなところで司会をよくやりました。

オーストラリア vs 中国:3−1

アジア/オセアニアからは2国プレイオフに出場できますが、中国を破ったオーストラリアが出場権を手に入れました。30回目のデ杯出場という驚異的な記録を誇るヒューイットはすでに30歳。「まだまだ若造に任せられない!」と老兵の身体(失礼)にムチ打って、シングルスとダブルスで2勝をあげて大活躍。ヒューイットの闘志に刺激を受けた新世代を代表する18歳のトミッチもシングルスで1勝。新旧世代がそろって勝利をあげる理想的なデ杯のドラマでした。

ラバー1:ウー def マトセヴィッチ:4-6 6-3 3-6 6-4 6-4
ラバー2:トミッチ def ザン:6-3 5-7 6-4 6-4
ラバー3:ヒューイット/グチオーネ def ゴン/リー:6-4 6-4 6-4
ラバー4:ヒューイット def ザン:6-2 6-2 4-6 7-6(2)
ラバー5:試合中止

ウィンブルドンで大活躍をした18歳のトミッチは、ランキングは何と87も駆け上がって今週は71位に急上昇。度胸がありどこに出ても物怖じしないティーンネージャーですが、そのトミッチですら、思ったよりデ杯では緊張したと語っていました。やはり国を代表するとなるとプレッシャーが違ってくるのでしょうね。

9月16日〜18日のプレーオフでは、トミッチは圭君と肩を並べるランキングに上がってくる可能性があり、ニュージェネレーションの戦いが多いに注目されます。

ワールドグループ・プレイオフとは?

世界のベストテニス16カ国をワールドグループと呼んでいますが、3月の1回戦で負けたワールドグループの8カ国のチームと、7月に行われたdグループ1の2回戦に勝った8カ国のチームとの合計16チーム間で、9月に行われるトーナメントがワールドグループのプレイオフです。このプレイオフに勝った国が翌年のワールドグループのメンバーとなります。

昨年ワールドグループからグループ1に転落してしまったスイスは、今年はフェデラーの参加でポルトガルに勝ち、ワールドグループのプレイオフのチケットを手に入れました。

今年のグループ1は、南中北アメリカ地区からブラジル、カナダまたはエクアドールが、アジア/オセアニア地区から日本、オーストリラリアが、ヨーロッパ/アフリカ地区からはスイス、イタリア、イスラエル、南アが勝ち残り、これらの8カ国がプレイオフに出場することになりました。

9月16日から行われるプレイオフは、ワールドグループ敗者対グループ1の勝者という組合せではなく、国別ランキングの上位8チームと下位8チームが対戦するように抽選し、8組の対戦カードを決めます。そして勝者8チームが次年度、ワールドグループに昇格することになります。

今年のワールドグループの初戦敗戦国はインド、ロシア、チェコ、ルーマニア、チリ、ベルギー、クロアチア、オーストリアの8カ国。

グループ1の勝利国は、日本、オーストリラリア、スイス、イスラエル、イタリア、南ア、ブラジル、カナダまたはエクアドールの8カ国。

今の段階ではまだどの国と対戦になるのか分かっておりませんが、ぜひこのプレイオフを日本でも放送してほしいですね!

4 Comments

  1. comoestamiyasitaさん
    賞金について:
    デ杯出場の選手はチケット売り上げの%をもらえるという話をきいています。満席になればかなりの金額になるはずです。数年前にアルゼンチンのホームゲームのときに、ナルバンディアンが地元にもってこようとしてかなり運動したことがありましたが、あのときは地元に招聘すると%が上がるというような話も聞きました。

    1983年3月14日のNew York誌の”McEnroe’s Millions”
    という記事では、当時でデ杯は13万5千ドル(当時の換算率だと、3000万円くらい?)と書かれています。ですから今だと20万ドルくらいはいっているはず。

    国によって金額は違いますが、無料ではないことは確かです。

    ポイントについて:
    ランキングのポイントに加算されるのは、ワールドグループとワールドグループのプレイオフのみですが、一年を通してATP500のカテゴリー扱いを受けます。例えば昨年の優勝したセルビアチームで健闘したジョコヴィッチは295ポイント、ナダルは40ポイントを一年間のデ杯の得点としてうけています。

    • なるほど、待遇改善はなされてるわけですね。でも、日本のデ杯の集客状況で数%では精神衛生上「金は要らない!」と言いたくなりそうな雰囲気です。

      さっき食事に行った中華屋さんのニチスポを開いたら、野球記事が紙面の5割、サッカ-とゴルフが2割ずつ、ラグビ-・ボクシングが1割、デ杯の勝利はなんと100字位の囲み記事で錦織の小さい写真が出てたのだけが救いでした。

      ショ-ビズの世界は厳しいですね。

  2. ランキングに反映されるポイントも賞金も無いんですよね、デビスカップは。

    国を代表してという名誉だけで5セットマッチを戦うわけですからNHKくらい放映してくれても良さそうなものですよね。
    お客さんも少ないし、放送もされないし、新聞でもたいした扱いもしないし、これではあんまりですよ。

    以前のスポンサ-なNECでしたが、PC関係商品が殆ど儲からない構造不況業種になってしまい、今ではフランスのBNPパリバひとって代わられてしまいました。

    ギリシャ国債がデフォルトになるとBNPも巨額の赤字転落で公的資金注入という第二のリ-マンショックでしょうが、次のスポンサ-はドコがなるんでしょうかね?意外と「・・・公司」とかになったりして。

  3. お、もしかして日本対スイスも有り得る!ということですね!!
    おー!!これは面白くなってきました!!
    tennisnakamaさんの説明でとてもよくわかりました^^
    ありがとうございます!

    昨日は、Twitterでの応援をしましたが、
    ライブスコアより断然臨場感があって楽しかったです^^
    会場からたくさんのつぶやきをしてくださっている方がいて
    本当に助かりました。
    ポイントのコールだけでなく、ケイくんの調子や
    相手選手の特徴なども教えてくれたり、
    本当に現地に行ってなくても楽しかったです。

    ケイファンとしても、デビスカップ応援したいと思います!

    がんばれ!ニッポン!

    (from tennisnakama: I don’t know why but this was in a spam.)

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