October 8, 2011 Japan Open
いよいよ予想通りナダルとマリーの決勝となりました。二人の準決勝の様子から、決勝のみどころを探ってみたいと思います。
今北京のチャイナオープンの再放送を観ていますが、準決勝だというのに、ほとんど観客無し。見事にガラガラでユビッチとチリッチがかわいそうでした。
それにくらべて有明は盛り上がっていますね。賞金は少なくても、満席で選手たちに喜んでもらえれば来年も来てくれるかもしれません。しかし・・・レベルが高すぎて「ジャパンでは勝てない」ということになればこれも困りもの。贅沢な悩みですが。
決勝時間は2時に変更
決勝の時間がマリーがダブルスの決勝にも出場するために変更になりましたね。それにしても、先週のバンコックで優勝して、すぐ日本に飛び、シングルスとダブルスで勝ち続けているマリーのスタミナとメンタルは想像を絶するものがあります。
Photo: Hiroshi Sato
マリーの体調が心配
しかしいくらタフなマリーだと言え、勝ち続けることは限界があります。ナダルやジョコヴィッチの例にもあるように、無理をしているとかならず怪我という恐ろしい落とし穴が待っています。案の定、ジョコヴィッチは月曜から始まる上海マスターズに欠場することを発表しました。筋肉に破損があり回復に時間がかかるようです。
マリーは昨年の上海マスターズでフェデラーを破って優勝していますので、この上海のタイトルはディフェンドしなければならず、全く休みなしで上海に突入です。
準決勝:マリー def フェレール:6-2 6-3
マリーは4位。フェレールは5位。ランキングでは1位しか違わない二人ですが、ポイント差は3200ポイント以上の差があります。この差が試合に出ていました。
マリーのディフェンスは相変わらず驚異的で、フェレールは普段ウィナーになるショットがことごとくカウンターされてしまいます。これはすごいプレッシャーです。サイドサインぎりぎりに球を落とさなければ逆にマリーに攻撃されます。ですからフェレールは普段の倍以上のエラーを出してしまったように思います。トップ4との差がはっきりと現れていました。
準決勝:ナダル def フィッシュ: 7-5 6-1
フィッシュのゴールは年末のロンドンのファイナルズのベスト8に入ること。現在はランキング8位でぎりぎりのところです。9位のモンフィスとの差はわずかに40ポイントしか違いません。ツォンガ(7位)フィッシュ(8位)モンフィス(9位)は数10点しか違わず、誰が最後にベスト8にゴールインするのか、最後まで目を離せないレースがつづきそうです。
ですからフィッシュはこの準決勝はぜひとも勝ち取りたかった試合だったと思いますが、ナダルはどんどん調子をあげてきて、第2セットでは完全の彼のペースで終わってしまいました。二人の過去の対戦成績はナダルの6勝1敗。フィッシュはやはりナダルが不調でないと勝てないようです。(今年のシンシナティではフィッシュはナダルを倒していますが、ナダルはかなり不調でした)
ではナダルはマリーを倒してタイトルをディフェンドすることができるのか?
マリーがフェレール戦を振り返ってこのように答えています。
「今日は最初から最後までよいプレーができた。フェレールとの試合はいつもむずかしいけれど、賢明なプレーができたし、ディープに打つことができた。今日はよいパーフォーマンスができたと思っている。」
このように確実にレベルを試合ごとにあげてきているマリーに対して、ナダルはまずよいサーヴとディープボールを打たなければなりません。ナダルがもしフィッシュとの第2セットのようにアグレッシヴに攻撃することができればナダルの勝ち。しかし第1セットは、ナダルは緊張でなかなかリズムにのれないようですが、これもよいサーヴが打てれば自然にストロークもよくなってくるもの。
すべてはナダルのサーヴにかかっているといえるかもしれません。
(追記)ウェブサイトの問題に時間がとられてなかなか記事が書けない状態にありますが、あと3時間で決勝ですね。ジャパンオープンで2年連続優勝した選手は1994年のサンプラスが最後だそうですが、いかにタイトルをディフェンドすることが大変なことか物語っています。
もしナダルが勝てば来年も日本にやってきてくれるはず。そうすればケリービスケットも有明会場でブースが出すことができるでしょうし、そうなるとEiko部長を筆頭にテニス仲間によるケリー応援部が誕生しますね。
マリーには申し訳ないのですが、彼にはダブルスで優勝してもらって、今年のシングルスはまたナダルに優勝してほしいと願っています。
Vamos Rafa!
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