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フェデラーがナダルに完勝して準決勝に:フェデラーの記者会見要約

November 23, 2011 London Finals

フェデラー def ナダル:6-3 6-0

1時間というあまりにあっけなく終わってしまった試合でした。第1セットはそれでもナダルにカムバックのチャンスがあるかなと期待していたのですが、フェデラーはますます勢いを増してとどまるところしらず。ベーグルで終わった第2セットは、フェデラーは完全にゾーンに入ってしまって、全くナダルを寄せ付けませんでした。フェデラーのベストパーフォーマンスを観れたことはファンとしては嬉しかったのですが、ナダルが少し心配になってきました。

Photo: REUTERS/Toby Melville

フェデラーは強すぎた

あのスコアは真実を語っている。今日の彼は強すぎた。今日のようなプレーをするフェデラーから得点できるのは、サーヴでフリーポイントをとるくらい なもの。この(速い)サーフェスでは彼のレベルは高すぎて対抗できないし、また僕はサーヴでフリーポイントはとることができなかった。

しかしこれで僕は終わってしまったわけではない。負けたからといってダウンしてしまうことはできない。次の試合に勝てば(ツォンガ)僕は準決勝にいくことができるのだから、これからもファイトして最後まで戦い抜くつもりだ。

落ち込んでいる時間は僕にはない。フェデラーは確かにすばらしかった。でも僕にもチャンスがある。全力をつくしてやるしかない・・・ナダルらしい最後まであきらめないポジティヴな姿勢。しかし心配なのは彼の体調です。

ナダルの下痢

テニスファンとしてはベスト8の激烈なレースを観戦できるのが、楽しみだったのですが、すでにマリーが怪我で棄権。ナダルは1回戦のフィッシュ戦で、試合の途中でトイレに駆け込むという異例事態が発生しました。試合中からどんどんお腹の調子が悪くなったというナダルは、我慢ができなくなり、2−0でトイレに。セットが終わるまで待てないような緊急事態の原因は不明。前夜に食べたのがサーモンのパスタ。

第3セットが始まるとものすごくお腹が痛くなってきたんだ。あの状態で勝てたのは本当にラッキーだった。

ナダルはフィッシュには6-2 3-6 7-6(3)で勝ちましたが、最終セットはタイブレークでどちらが勝ってもおかしくない試合でした。

この試合は二日前の日曜日でしたので、ナダルの体調が完全に回復していたかどうか。ナダルの記者会見がまだ発表になっていませんので、詳しいことは分かりませんが、1勝1敗のナダルは次のツォンガを破れば準決勝に進出するチャンスがまだ残っています。Vamos Rafa!

フェデラーの生涯会心のプレー

フェデラーは究極のテニスの美をみせてくれました。サーヴ、フォアハンド、バックハンド。どれをとっても完璧に近いフォームとショットメイキング。ベースラインから離れずナダルに時間を与えないアグレッシヴな作戦はみごとに成功しました。

サーヴが平均的なナダルは格好のフェデラーの餌食となってしまいました。フェデラーの華麗なリターンウィナーが続きます。最近のフェデラーの強さはこのアグレッシヴなリターンゲームにあります。ウィナーが圧倒的に多くしかもエラーが少ない。ダイナミックで興奮を呼ぶフェデラーのテニスはあまりにもtoo good!でナダルを全く受け付けませんでした。

フェデラーの記者会見から(要約)
Q:自分でもびっくりするようなプレーだったのでは?

フェデラー:嬉しいね。僕がやりたかったことがすべて実現できたのだから。サーヴがよくて、ベースラインから主導権を握る。ベースラインから下がらずラファに時間を与えない。なかなか普段はこうはうまくはいかないのだけれど。

Q:今日のラファについて

フェデラー:僕はラファに勝つことができると信じている。今日のラファはベストのプレーでなかったかもしれないが、サーフェスが速ければ速いほど僕の有利に働くので、今日はその有利な点をうまく生かせて嬉しいよ。

Q:インドアとアウトドアの違いは?

フェデラー:インドアは速い。しかしバウンスが大きな要素をしめてくるのがアウトドア。アウトドアはバウンスがイレギュラーなのでハーフヴォレーなどは特にむずかしくなってくる。今日は大切なときに、後ろに下がらないで思いっきり打てたのがよかった。

Q:6-3 6-0のスコアについて

フェデラー:トッププレヤーが走りだせば彼らを止めることは至難の技となる。今日のラファは僕を止められなかった。リードされている方はあらゆる手段を尽くして追いつこうとする。リードしている方はもっとアグレッシヴにチャンスを狙ってくる。必死で戦ってもダウンしてしまう。そして総崩れがやってくる。

そういう時は本当にタフなものだ。どれだけがメンタルなのか分からないが、第1セットを落とし、第2セットもダブルブレークされてしまった段階では、試合を続けることが精一杯で、勝つためのプレーはもはやできなくなってしまっている。

Q:怪我について

フェデラー:怪我をするとよいプレーを続けることができない選手がいるが、僕はある程度怪我をしていても、プレーの質をそれほど落とさないでプレーすることができる。オフェンシヴなテニスなのでそれが可能になるのだろうけれど、多くの試合で怪我が悪化しない戦い方で勝ってきた。僕の怪我が少ないのはスケジューリングの問題もあるだろうけれど、全く怪我がないわけではなく、腰や太腿の問題も抱えてきた。

Q:ラファ作戦について

フェデラー:ラファは世界でベストプレーヤーの一人だ。ボールをきちんと打たなければ、また目的を持って打たなければ、またコーナーを突かなければラファに逆襲されてしまう。パワーのないボールをミドルに返してしまったら、彼の餌食になってしまう。だから彼との試合は一瞬たりともフォーカスのゆるみは許されない。それがラファとの戦いとなる。

今日はすべてのコーナーに鋭いショットを打つことができた。それが勝利につながった。

Q:準決勝決定戦のジョー(ツォンガ)とラファではどちらが勝つとおもいますか?

フェデラー:分からない。でもラファを除くことはできない。ラファはどんな状況にあってもラファなんだから。彼の今までの業績からも簡単にラファを除いてしまうことはできない。試合ごとに調子をあげてくる彼のことだから、ラファが勝つかもしれない。

でもジョーは危険な選手だ。サーヴがよいし、ベースラインからウィナーを狙ってくる。ジョーはラファにとっては危険な選手だ。エキサイティングな試合になりそうだから、僕も観戦してみたいと思っている。

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