November 28, 2011 London Finals: (更新)
ロジャー・フェデラーが予想通りATPワールドツアーファイナルズ ATP World Tour Finalsの決勝戦でツォンガを破り、新記録の6度目の優勝を果たしました。(前記事の私の予想が当たってホッ)USオープンでジョコヴィッチに敗退しましたが、それ以降連勝を続けている不敗のフェデラー。アジアのトーナメントを欠場した理由は、体を休めるだけでなくメンタルの問題に取り組む必要があった、と記者会見で述べたフェデラーのメンタルの問題とは?
以下は記者会見を要約したものです。
第3セットにもつれ込んだのがよかった
この決勝は今年の他の試合にくらべて違ったものになった。試合を失いそうになりながらも何とか勝てる道を見つけることができた。確かにジョー(ツォンガ)にもっと簡単に勝てたかもしれない。第2セットのタイブレークも勝てたと思う。しかし第3セットまでずれ込んでしまってよかったと思っている。タフな状況を克服して勝てたことは、その喜びも人一倍大きなものとなるからね。
フェデラーは第2セットのタイブレークでチャンピオンシップポイントを迎えながら、優勝のチャンスを逃してしまい、ツォンガに第2セットをとられてしまいました。
フェデラーのチャンピオンシップポイント(F6−T5)でツォンガがフォアハンドのウィナーを打って(F6−T6)へ。
ツォンガのサーヴィスウィナーでツォンガのセットポイントに(F6−T7)
フェデラーのサーヴをツォンガはアグレッシヴなFHのインサイドアウトのリターンエースで第2セットを勝利(F6−T8)
タイブレークのジョーのサーヴはベストとはいえなかった。だから第2セットをとるチャンスがあった。しかし僕のサーヴもよくなくジョーにやられてしまった。
しかし第3セットへ持ち越したことはよかった。勝てた状況でセットを逃がしてしまうと冷静さを失ってしまうものだが、僕は終始冷静にプレーできたと思っている。
メンタルの問題について
今シーズン勝つチャンスのある試合を逃がしてしまった試合と比較して、この決勝はメンタルの違いがあったのか?という質問に対して:
メンタルの問題だったと思うが、メンタルだけでなく、ときには相手が僕より強かったこともある。ジョー(ツォンガ)はウィンブルドンでは僕より強かった。フレンチオープンの決勝戦のラファ(ナダル)もそうだったし、USオープンのノヴァック(ジョコヴィッチ)もそうだった。しかしそういうことが重なると、どこか自身に問題があるのではないかと自問しなければならない。
今の僕の精神状態はよい状態にある。僕が休みをとる理由の一つは、この問題に取り組むことにある。メンタルの問題については過小評価や過大評価はしたくない。しかしツアーを続けている間はできるだけポジティヴでなければならない。しかし試合に負けるといつもポジティヴでいることはできない。それは至難の技で、重要なポイントのときに自分に対して疑問が湧いてきてしまうことになる。
(アジアのトーナメントを欠場した)6週間の休みで、これらの疑問を自身から取り除くことができた。
バウンスバックすることが大切
ノヴァックにUSオープンで負けてしまったけれど、その後は彼に勝っている。ジョーにもウィンブルドンやモントリオールで2度破れてしまったが、その後は彼に勝っている。負けたときは傷つくが、大切なのはその後バウンスバックして彼らに勝つことだ。これをやり遂げるのはタフなことで、僕の判断(6週間の休みをとる)が正しかったことを証明している。
6週間のチームワークの成果
この6週間の休みの間、セヴェリン(ルティ)やポール(アナコーン)、そしてチームのスタッフと何度も話あった。もちろん妻も含めて、ツアーの過ごし方や、彼らに求めるものは何かについて話し合った。皆それぞれが意見を出し合ったが、結局は「試合に勝つ」ことが問題を解決してくれる。
負けてしまえばいろんな問題が起こってくる。実際それほど問題でないことまでが問題に見えてくる。例えば記者会見では、負けると僕のプレーがまずかったからということになってしまいがちだ。しかしいつもそうであるとは限らない。そのようなネガティヴなヴァイヴをチームの誰かが生んでしまうこともある。
大切なのは高いところから客観的に、今自分はどのような状況におかれているのかを判断することだった。今年はよい年だった。よいプレーができたし健康を保つこともできた。ではこれらのハードワークは報われるのか?という問いに、自身のプランを信じて考え方を曲げなかった。だからカムバックすることができたのだと思う。
ファイナルズを5セットに
これはテニスファンにとって嬉しい意見ですが、健康体を維持できるフェデラーだからこそ言えること:
上海のときにベスト8の選手に3セットと5セットマッチのどちらを好むかという質問があったとき、僕を除く全員が3セットと答えたことがあった。しかしこのファイナルズでトーナメントが終わってしまうのが物足りないテニスファンが多くいると思う。彼らのためにも5セットだともっとエキサイティングなトーナメントになると思う。
テニスを誰よりも愛している
僕は誰よりもテニスを愛しているので、突然朝起きてテニスを辞めたくなってしまうことはない。しかしテニスのために多くの犠牲を払い、大変な努力を重ねているのは事実だ。だから今日のような日は、勝利の感動をチームや家族と分かち合えることができ、お金に換えがたいほど素晴らしいものとなる。来シーズンが楽しみだ。
2012年はオリンピックが控えています。まだ金メダルをとっていないフェデラーがどのようなスケジュールを組むのか注目されます。今年は土壇場で3位に返り咲いたフェデラー。来年の活躍を期待しましょう。
May Roger live forever!
(追記)
nikoさんがロンドンのファイナルズを観戦されてきました。
コメント付きの写真に、ブリ子ちゃん(人形)がコスチュームを変えて登場してくるなど、楽しい観戦アルバムとなっていますのでぜひご覧ください。
WTFロンドンを現地観戦してきました。初めての海外観戦でしたが、あのファンタスティックな会場の観客席の一隅にいられて幸せでした。ぐったり疲れたけどね。旅行の雰囲気を、少しですがお伝えしたいとアルバムを作りました。ドールも出てきますので覚悟してみてください。niko
写真アルバム:2011年WTFロンドン観戦旅行11月19日~24日
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