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デ杯決勝第1日:スペインはやはり強かった!

December 3, 2011

皆さん、デ杯決勝を観てますか〜?

デ杯の第一目の記事ですが、昨夜は映画に行ってしまいましたので、今5時間近くのデルポトロvsフェレールの試合の再放送を観ています。しかし・・・あまりにも長い試合。選手も大変ですが観る方も大変です。

さぞかしデルポは悔しかった(泣いてたそうです)でしょうが、フェレールは「メンタルとスタミナの男のフェレール」であることを実証しました。体格が日本人に似ているので、日本選手がめざす究極のテニスを彼がやってくれているわけで、私たちは彼についてもっと研究する価値があります。

Photo: Miguel Angel Morenatti/AP

ナダル def モナコ:6-1 6-1 6-2

モナコは最高のプレーをしたにもかかわらず、ボクシングでいえばライト級の選手がヘヴィー級の選手と戦っているような感じでした。20〜30番台の選手がトップ10になれない理由は、モナコのプレーをみればわかるような気がします。

多くの20〜30番台の選手は、まずコンシスタンシーに欠けるのが問題。しかしモナコのようにエラーを少なくしても、以下の点が問題です。

一本で決められる武器がない。
予想されやすいクロス主体のラリー。
ネットラッシュをやらない。
サーヴが月並み。

いくら足が速くても、コンシスタントにカウンターしても、最後はナダルのような選手が相手だとウィナーを取られてしまいます。しかしどんなに強い選手でも、不意打ちを食らってしまうとカウンターショットがあまくなります。意外なショットを打つには、ショットの引き出しを増やすだけでなく、柔らかい思考力が必要だと思います。

さてナダルですが、まるで水を得た魚のように生き返りましたね。自信があるとこれだけショットに違いがでてくるのか!と驚かされるのがナダルのフォアハンドでした。ラファはサーヴを除いて、クレーの王者にふさわしいプレーをしました。しかもドロップショット、ネットラッシュが増えてゲームに幅がでてきました。またBHもフラット気味でスピードが増し、コーナーを突くととれないウィナーの武器となりつつあります。

しかし・・・クレーでは彼の超スピンを利用して(バウンドが高くなる)有利に展開できますが、ハードコートではどうでしょう。早めに打ってくるテンポの速いゲームに弱い。苦手のジョコヴィッチに対抗するには、オフェンスに磨きをかけなければなりません。新しいラファの誕生を期待したいと思います。

それにしてもデ杯はラファには負担でかわいそうだと思ったのですが、これは大きな間違いでした。不調気味だっただけに、スペインのデ杯優勝は、彼にとってこれほどすばらしいプレゼントはなく、2012年への自信のスタートとなります。(まるで優勝してしまったようなことを書いていますが、もしこれで勝てなければ、罰としてスペインチームは全員坊主頭です。)

フェレール vs デルポトロ:6-2 6-7(2) 3-6 6-4 6-3

今録画を観ながら書いていますが、デルポの不敵のフォアハンドが戻ってきました。後はスタミナとコンシスタンシー。試合をあまりやっていないので試合勘がまだ戻っていないようですが、どんどん調子を上げてきていますので、来年が楽しみです。怪我がなければトップ5になれると思います。

フェレールは「デ杯の男」と呼ばれるだけに、第2&3セットを落とした2セットダウンからのカムバックは見事でした。フェレールは、リターンゲーム、攻守の展開、ミドル(中央)からの攻撃、FHインサイドアウト、相手に時間を与えない(早めに打ってくるので)、足の速さ、コンシスタンシーでは、ベストと言われる選手です。

175cmしかない背丈では、サーヴでチープポイントをとるわけにいきませんので、総合点で勝負しなければなりません。彼のリターンゲームはジョコヴィッチと並びベストと言われ、フェデラーもフェレールの向上に驚いていました。彼がここまでレベルを上げた大きな理由に、リトリーヴァル(ショットを打った後、すぐに次のポジションに移る)が抜群にうまい点が上げられますが、特別のトレーニングを受けているそうです。

フェレールの問題は体を酷使したプレーをしていますので、30歳になる来年は故障なしに維持できるかどうか。ダヴィデンコの二の舞にならないように、スケジュールを調整しながら無理をしないでほしいと思います。

トップ10のレベルまでくると最後はスタミナとメンタル。ロディック(ロディックの父親)がギルバートを解雇したのも、フィットネスのトレーニングが足らないという理由だったそうです。

来年はさらに足テニスとなりそうな予感がします。数少ない休暇を返上して、「マリーのかもめ」アンディ・マリーを知る(2)「クリスマスに孤独のランニング」)に象徴されるように、選手たちは必死でトレーニングに励んでいるのですね。そんな彼らをみていると選手全員を応援したくなります。

Vamos Tennis Players!

(追記)今夫はサンフランシスコで90kmのレースの真っ只中。半日走り続けることになるので、ぼろぼろになりながら走っている彼を想像して、やさしい(?)私は下のようなgifをメールで送って彼を送り出しました。(笑) ホント走る人の気がしれない。


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