December 31, 2011:
マイアミで数日間交渉した結果、伝説プレーヤー、イヴァン・レンドルがアンディ・マリーの新コーチとなることが決定しました。もう一人のアンディ(ロディック)がジミー・コナーズをコーチに迎えて以来の大物コーチの就任で、テニス界はにわかに騒がしくなってきました。
マリーが2010年7月にマクラガンを解雇して以来、今までコーチ無しでいたのは、コーチは第一線で活躍した選手か、または名選手を育てたキャリアを持つコーチでなくてはならず、なかなか見つからなかったことが原因でした。レンドルのコーチ就任のニュースは、今春にすでに噂がたっていましたので、それほど驚きませんでしたが、それでもこれだけの大物選手のコーチのニュースは興奮してしまいます。
レンドルはニューヨークからそれほど遠くないコネチカットに住んでいて、よくUSオープンでみかけます。かなり中年っぽい体型になっていますが、今年NYのマディソンスクウェアガーデンでエグジビションがありました。頻繁にプレーしているマッケンローに比べて差はありましたが、何しろ17年ぶりのカムバックでしたのでわくわくしながらTV観戦しました。(しかし残念ながらマッケンローの怪我で試合が途中で終わってしまいましたが。)
レンドルのグランドスラムのタイトルは8個。チェコからアメリカに国籍を移しすでに51歳になります。体の故障でテニスを1994年に断念して以来ゴルフに情熱を燃やしてきましたが、初めてラケットを握ったのは、2010年4月ヴィランダーとのエグジビションでした。そして今年のマッケンローとのエグジビション。レンドルのテニスへの情熱が戻ってきたようで、マリーのコーチ就任の話はテニスファンにとっては嬉しいニュースです。
マリーがこれからどのように進化、変化をとげていくのか楽しみですが、ここでレンドルのコーチの長 (pros) 短 (cons) をあげてみたいと思います。
Pros レンドル
よく似た境遇
レンドルはGSの決勝に4回進出したにもかかわらず、長い間タイトルがとれませんでした。24歳のマリーは今までに3度GS決勝を経験していますが、まだタイトルがとれずにいます。レンドルが最初にGS優勝を勝ち取ったのは1984年フレンチオープン。宿敵マッケンローに2セットダウンから奇跡のカムバックをとげ、初めてタイトルを手にしたのが24歳。GSがとれなかった苦しい時代を最も理解できるのはレンドルだと思います。
マリーチームを蘇生
レンドルのトッププレーヤーとしての豊かな経験がマリーのテニスにプラスになることは間違いないと思いますが、それ以上に大きなインパクトが考えられるのはマリーチームを蘇生させる興奮剤となること。マリーの最大の敵はネガティヴな態度で、プレーヤーズボックスを振り向いてどなるネガティヴな癖をなおせるのは、レンドルクラスの大物選手しかいないのかも。
Cons レンドル
コーチの経験がない
レンドルはトッププレーヤーのコーチングの経験がありません。ベストプレーヤーがベストコーチになるとは限らず、レンドルのコーチとしての手腕は未知数です。ロディックのコーチとなったコナーズが、ロディックを進化させることができなかった前例もありますし、レンドルにとっても新しい挑戦となりますが、
カルチャーの違い
コーチと選手はトーナメント中は24時間寝食を共にしなければならず、相性とカルチャーが重要なキーとなります。マリーは昔サッカーを一緒にプレーできる仲間になれなかったギルバートを解雇したことがありましたが、レンドルが果たしてマリーチームにとけ込むことができるかどうか。アメリカ人のトッド・マーティンがジョコヴィッチに解雇されたのも、カルチャーの違いが大きな原因でした。
オーストラリアンオープンからレンドルが登場
レンドルは4つのGSとマスターズにマリーチームと同行する予定で、約20週間をマリーと一緒に過ごすことになります。オーストラリアンオープンで、感情を全く表さないレンドルと、感情むき出しにして応援するジュディママの対照的な二人を見るのも楽しみの一つとなりそうですね。
日本ではすでに2012年ですね。こちらはあと4時間で新年を迎えます。今年のNew Year’s Eveはリンカーンセンターのジャズクラブでかの有名なウィントン・マルセラスの演奏を楽しみながら新年を迎えます。
9時からシャンペンで始まり11時から5コースのディナー。では行ってきま〜す!
A Happy New Year!
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