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錦織圭がロディックに快勝

Jaunary 13, 2012 Kooyong:

2008年のリヴェンジを錦織はクーヨンで果たしました。錦織圭はロディックに6-3 6-3で快勝です。ロディックはサーヴしかポイントが得られず、エラーの連続で錦織の一方的な試合となりました。錦織はサーヴが向上しましたね。ポイントの取り方もうまくなりました。詳しい試合の解説をしたいと思います。


モーホークの新しいヘアスタイルでオーストラリアに現れたロディック。ヘアスタイルのチェンジは「もう後引退までに遠くないので、面白いことをやってみたかった」という理由からなのだそうですが、どうも気持ちがすでに引退に向いているような気がします。

錦織 def ロディック:6- 3 6-3

予想よりも早く試合が始まってしまいましたので、私がストリーミング観戦を始めたのは錦織がすでに4−3でブレークしてしまっていました。

第1セット

4−3(錦織 vs ロディック)錦織のサーヴ
錦織の調子がよいようで、バックハンドのクロスウィナーで15−0。フォアハンドのダウンザラインのウィナーで30−0。気持ちよく打っていて安心してみていられます。球の当たりがクリーンで調子がよさそうです。ロディックは11月のパリ以来ですのでブランクが長く、ゲーム感覚、フットワーク、ストロークがまだ本調子にはほど遠い感じがします。

5−3 ロディックのサーヴ
錦織のBH(バックハンド)のダウンザラインは見事です。かなりポイントを稼いでいました。このショットはウィナーになりますので新しい武器が増えましたね。30−30でロディックはまたFHのエラー。ついに頭にきてラケットをコートに投げつけ観客からブーイングを受けてしまいました。

SP(セットポイント)では、錦織はロディックのエース級のサーヴをリターン。ネットラッシュするロディックの足元に球を落として、ロディックはヴォレーをネットにかけてしまい、錦織が第1セットをとりました。

錦織はリターンがすばらしいので、ロディックはサーヴィスゲームをうまくリードできません。平凡なショットメイキングしかできないロディックにとっては、プレッシャーがかかりエラーを繰り返していました。

第2セット
錦織は余裕しゃくしゃく。2008年でロディックにどやされてびくびくしていたあの頃の錦織の姿はなく、トップ10の貫禄があります。

0−0(錦織vsロディック)錦織のサーヴ
1stサーヴもよいですが、2ndサーヴがサーヴィスラインぎりぎりに入って、しかもスピンがよく効いてサーヴィスウィナーをとりました。そして次はエースです! 本当にサーヴがよくなりました。サーヴがよいのでロディックはショートリターンしか返せず叩かれてしまいます。最後もサーヴィスウィナー。全くロディックにポイントを与えることなく強力なサーヴィスゲームです。

1−0 ロディックのサーヴ
FHもBHもエラーを続出しているロディックはショットに自信がありません。ポイントを稼ぐことができるのはサーヴだけ。これではサーヴィスゲームをとることはむずかしく40−40へ。やっとサーヴィスウィナーでゲームをホールドしました。

1−1 錦織のサーヴ
錦織はまずはサーヴィスウィナーで15−0。ロディックがFHをアウトして30−0。錦織のFHウィナーが決まって40−0。ここで錦織はガッツポーズ。かっこいい! 最後にロディックがFHを出してゲームポイントをとりました。サーヴィスゲームがこれくらい強いと安心して観てられます。

2−1 ロディックのサーヴ
ロディックはそれでも元No.1の選手です。自分に対して怒りの気持ちをコントロールしてエラーが少なくなってきました。堅実なプレーでゲームをホールドしました。

2−2 錦織のサーヴ
ロディックとのラリーが続きます。しかし錦織のショットは安定してエラーが少なく、しかもアグレッシヴに攻めてきます。このバランスがすばらしくトップ10のパーフォーマンスです。30−30でロディックはFHをネットにかけてしまって、またラケットを投げつけました。せっかく冷静になりかけてきたというのに。錦織の攻めがきびしくエラーをおかしてしまうのが腹立たしいのでしょうね。

3−2 ロディックのサーヴ
ロディックは錦織のリズムを崩すためにサーヴ&ヴォレーを繰り返しますがすべて失敗。焦りまくったロディックはそれでもエースで40−40にもちなおしましたが、それでもショット力では差がありすぎてフォーストエラーをおかしてしまいます。BPで錦織はFHのダウンザラインのウィナーを決めブレークに成功しました。

観ていて全く不安のない、しかもウィナーでポイントをとっていく錦織テニスはアグレッシヴで魅力的です。会場も彼を応援する声が高まってきました。どんどん錦織ファンが増えていきますね。

4−2 錦織のサーヴ
おお!やりました!また錦織のBHダウンザラインのウィナーです。これは武器です。この後はロディックがすべてエラーをおかして、またもや錦織は40−0でサーヴィスゲームをホールドしました。今までブレーク合戦をくりひろげていた錦織の姿はもはやどこにも見当たりません。

5−2 ロディックのサーヴ
それでもロディックはサーヴでポイントを稼げる力がありますので、辛うじてゲームをホールドしました。

5−3 錦織のサーヴ
普通ならServing for the matchで固くなるところですが、余裕のある錦織はディープなショットを打ち続けます。ロディックはカウンターできずに15−0。 次はエースで30−0。 強力なサーヴで短くなったロディックのリターンを叩いて40−0。 マッチポイントです。FHのダウンザラインのウィナーを見事に決め、錦織のストレート勝ちとなりました。

この試合はロディックの調子が悪かったとはいえ、錦織の今までの中でもベストのプレーでした。特に注目したいのはサーヴです。今までは2ndサーヴで叩かれていましたが、ディープに入ってしかもスピンが効いています。

感心したのはポイントの取り方がうまくなりました。肝心のポイントは落としていません。冷静に対応できる大人のテニスです。

FHの武器の他にBHのダウンザラインが武器となりました。BHを有効に使えるとジョコヴィッチのようにゲームにヴァリエーションができ、レベルアップさせることができます。

オーストラリアンオープンの活躍が楽しみですね。以下がドローです。

1回戦:ロベール
2回戦:ソウザまたはエボデン
3回戦:シモン
4回戦:ツォンガ
QF:マリー
SF:ジョコヴィッチ
F:フェデラーまたはナダル

恐ろしいドローですが、もしシモンを破ることができれば、ツォンガに2連勝していますし勝てるかもしれません。そうするとQFでマリーと対戦。今までのベストは2008年のUSオープンの4回戦(デルポトロ)ですので、今回はぜひQFまで進出してほしいと願っています。

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