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フェデラーがデルポトロを破り1000試合記録

January 24, 2012 Australian Open: (更新)

『オーストラリアンオープンのドロー発表:予想はジョコヴィッチ優勝』で、フェデラー vs デルポトロ、ナダル vs ベルディフ、ジョコヴィッチ vs フェレール、そしてマリー vs 錦織の準々決勝を予想をしましたが、全部的中しましたよ〜♪♫ 特に錦織のQF進出の大胆な予想が当たって本当に嬉しく思います。

さて、フェデラーはシングルス1000試合目となったデルポトロとの試合をストレート勝ちして、近年ベストのパーフォーマンスをみせてくれました。

フェデラー def デルポトロ:6-4 6-3 6-2

まずはビデオはここをクリックしてください。

フェデラーは準決勝でナダルと対決

ナダルがベルディフに苦戦して第1セットを落としましたが、後半からギアアップして4セットで勝利 6-7(5) 7-6(6) 6-4 6-3。フェデラーが2時間で勝負を決めたのに対して、ナダルは4時間以上で2倍もプレーをしていますので、ナダルの疲労度と膝が問題。1日の中休みでどれだけ回復できるかが鍵。

私は準決勝はナダルの勝利と予想しましたが、あのフェデラーの調子をみると、ウ〜ン・・・

しかしサーフェスがスローなハードコートであること、夜の試合(球のバウンスがスローになる)であることを考慮に入れると、予想が当たる可能性もあり。いずれにしてもフェダルの試合が準決勝とはもったいない話ですが、オーストラリアンオープン2012のハイライトとなることは確実です。

日本時間では1月26日(木)の午後5時半です。世紀のフェダル戦をお楽しみください。

ここから更新

フェデラーはデルポトロよりも7歳年上にもかかわらず、フットワークの軽やかさとスタミナの点でデルポをはるかに上回っていました。テニスは総合点で決まります。一つのことに優れていても勝てません。デルポは経験、技術、戦略の総合点で、フェデラーにかなり差を開けられてしまっていました。

ここで二人を比較してみたいと思います。

サーヴ

フェデラーはパワーサーヴというよりもプレースメントが抜群にうまい選手です。アナコーンがコーチになって以来、ワイドサーヴの成功率が増えてきました。ショートにアングルをつけたサーヴでデルポをコートの外に出してオープンコートにウィナーを打っています。いくらワイドにくると分かっていても、角度がついていますのでデルポはポジションに戻れないのです。

デルポトロのサーヴはパワフルでフェデラーよりも速いですが、1stサーヴのポイント率はフェデラーよりも32%も劣っています。つまり質の問題。デルポくらいの身長があれば(198cm)もっと角度をつけたサーヴができるはず。フェデラーのように角度をつけたワイドを入れられるようになるとトップ5も夢でないと思います。

フォアハンド(FH)

デルポトロがフェデラーに優っているのは炸裂するFHです。まともに打たれると誰もカウンターできない恐ろしいショットですが、問題はデルポがリズムにのらない限り打てないショット。そしてヒッティングゾーンに入らなければ威力のない普通のショットとなってしまうこと。フェデラーはデルポに時間を与えず、コート中を走らせ、そしていろんなショットを混ぜながらデルポにリズムを与えませんでした。

フェデラーのFHは角度のつけ方が抜群にうまいこと。サーヴィスラインとサイドラインの交差する地点にFHインサイドアウトを打つことができ、選手はたとえ球を拾うことができても、コートから離れてしまっているのでカヴァーできません。フェデラーはウィナーを空いた広いコートに確実に入れることができます。つまり決めのショットが簡単になるのです。

バックハンド(BH)

フェデラーのBHのダウンザラインのウィナーがかなり決まりました。フェデラーはBHのクロスでパッシングショットのウィナーもとれますが、最も効果的なのはダウンザラインです。FHとBHのダウンザラインをミックスすることによって多角的に攻撃を加えることができます。ナダルはFHのダウンザラインが得意ですが、フェデラーのBHダウンザラインはもっと恐ろしい効果を発揮します。

デルポトロのBHはパワーからいけばフェデラーよりも威力はありますが、問題はパターン化してしまっていること。クロスが中心ですので、フェデラーに読まれてしまっています。錦織はBHでインサイドアウト(センターからBHで相手のデュースコートのサイドラインを狙う)でウィナーをとれますので、さらに攻撃がアップします。

ヴォレー

最近のフェデラーのヴォレーはドロップヴォレーに近い強烈なスピンがかかったものが多いですね。球がバウンドしないで死んでしまいますので、それほどの角度をつけてリスクをおかさなくともウィナーがとれます。いくら足の速いナダルでもこのヴォレーを打たれると間に合いません。

デルポトロはドロップショットやヴォレーをトライしていましたが、彼はやはり苦手意識が走ってかなり失敗していました。レベルは並ですが、失敗を恐れずトライしていくうちにうまくなっていくと思います。そうなるとベースラインだけからの攻撃ではなく、デルポのゲームに深さが生まれてきます。あともう一歩です。

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