January 31, 2012 Australian Open(更新)
オーストラリアンオープンにはWilson Stringing Roomと呼ばれるストリンギングをする部屋が設けられています。いろんなストリンギングの情報が入りましたので紹介したいと思います。まずは錦織圭のストリングを担当した日本人のストリンガーのビデオからどうぞ。
部屋がうるさいのでなかなかストリンガーの説明が聞き取れませんが、以下のような説明をされていました。
錦織は新しいラケット、ウィルソンスティーム Wilson Steam Pro に変えました。彼はこのラケットが気に入っているようで、ストリングも変えました。
錦織の使っているのは、Luxilon4G MainsとWilson Natural Gut Crossesです。テンションは52/53ポンド (23.6kg/24kg)
ステンシルのインクは少しにしてほしいという特別なリクエストを受けました。
錦織は今年から新しいラケットと新しいストリングで挑戦。ストリングはハイブリッドのコンビネーションがすごくうまくいっているようで、ルキシロンのTwitterでは4Gよかったみたいだと息の荒いつぶやきを残しています。
Here’s a secret… @keinishikori is playing with our new string called 4G….. clearly it’s working pretty well….. more to come soon…
Luxilon 4Gは新しい製品でオーストラリアンオープンではベルディフと錦織圭が使いました。錦織はMains (縦)をルキシロン 4G 、Crosses(横)をウィルソンのナチュラルガットを使っています。
52/53というのは、縦が52ポンド、横が53ポンドという意味です。天候の具合によっては50/50まで落として使ってましたね。こんな緩いテンションでよくストリングが動いてしまわないのかと不思議です。私はパワーアップのためにテンションを60から57に下げましたが、今使っているのはVolklのサイクロン。安くてスピンがよくかかってベストセラーです。
ストリンガーの資格
いろんなストリンギングの経験が豊かであること。限られた時間に正確にストリンギングできる技術が必要。
毎日のストリンギングするラケット本数
いそがしい日で30本。
トーナメントでストリンギングするラケット本数
12〜14人のチームで3500本
選手のストリンギングの回数
使用しなくても毎日新しいストリングに替えるのが普通。
ストリンギングに要する時間
いそがしくない時で30分。緊急に場合は15分。
ストリンギングに対して選手が最もうるさいのは
ちょっとした気候の変化にも敏感で、テンションにうるさい。
もっともゆるいテンションの選手
Matteo Violaは31ポンド(14kg)(彼はイタリアの選手でランキングは148位)
最も頻繁にストリンギングするウィルソン使用の選手
セリーナ・ウィリアムズ、ナダルなど数人
なかなか興味深い情報でした。かなりゆるいテンションの選手が多いみたいで、私も55ポンドくらいに下げて試してみようかと思っています。テンションを下げるとパワーがアップして、ボールの距離が伸びますね。60から57に下げただけでかなり効果がありました。しかしコントロールの点ではテンションが高い方が精度が高いのですが、最近はシングルスに凝っていますので、今はひたすらパワフルなショットのトレーニングを行っています。
昔はいろんなコンビネーションでハイブリッドを試しましたが、それほど効果が上がったわけでもなく(まだ使いきれないというのが原因)、今は縦横サイクロン17で通しています。値段は8ドル(610円)という安価。数ヶ月前に馴染みのテニスウェアハウスのケヴンに勧められて買ったのですが、こんな値段でいいのか?と最初は半信半疑でしたが、ボールバイトBall Biteがよく、安価の割には高性能で大人気を呼んでいるストリングです。でも日本では1890円で売っているようですね。これじゃ高すぎますね。
私はテニスウェアハウスが誕生したときからの古い客ですが、この夏ウィルソンのBlade 98 BLXを注文したときは、サイクロンを張ってもらって、送料込みで200ドル(1万5千円)を割りました。日本ではラケットだけで3万5千円。ストリングや送料を入れると4万円近くになりますね。何でこんなに日本は高いのでしょうね。
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(更新)
ビデオのストリンガーは細谷理(ほそやただし)さんでした。彼の興味深いインタビュー記事がありますのでご覧ください。
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