February10, 2012 Davis Cup: (全文公開)
添田 def ドディック:6-7(3) 3-6 6-4 6-3 7-5
添田豪の魂を込めたすばらしい試合でした。サーヴのドディックにコンシスタントなショット力とメンタルで最後までがんばり通した見事な勝利。
おめでとう添田豪!おめでとうニッポン!
今ヴァヴリンカ vs フィッシュ(スイス vs アメリカ)とモナコvsペッツシュナー(アルゼンチン vs ドイツ)の試合を観ながら書いています・・・ほとんどがヨーロッパが会場ですので、カナダvsフランスを除く試合がこれでほぼ同時中継となり、ストリーミング観戦も大変。しかも日本vsクロアチアはNY時間の夜11時から始まり、ついに夜を徹してしまいました。
あと数時間でシングルスの試合に出かけなくてはなりませんが、ちょっと簡単にラバー1について感想を述べてみたいと思います。
(敬称は省略します)
第1セット:添田ードディック(6−7)
マックでストリーミングを観るのは大変です。プラグインをダウンロードしなければ観れないリンクがほとんどで、やっと探し当てたと思えば、すでに第1ゲームで添田はブレークされてしまっていました。
第3ゲーム(0−2:添田ードディック))の添田のサーヴィスゲームからの観戦となりましたが、またもやブレークポイント。しかしドディックのエラーでブレークを免れてホッ。しかしチェンジオーヴァー(コートチェンジのこと)で添田はすでにシャツを着替えています。会場はかなり寒いはず(?)
第4ゲーム(1−2)ドディックのサーヴがいいですね。エースとサーヴィスウィナーが決まり40−15で危ない感じがありません。
第5ゲーム(1−3)ストリーミングが急に消えたり現れたりで、気がつけばまた30−40のBP(ブレークポイント)です。添田のダブルブレークか? しかしネットラッシュをしてヴォレーで決めてくれてまたホッ!
第8ゲーム(3−4)添田がアグレッシヴにリターンゲームを展開。あっという間にドディックが0−40のBPとなってしまいました。ドディックがロングに出してしまって添田のブレークバック成功!やりました!
第9ゲーム(4−4)ブレークバックで力を得たのか、添田の攻撃がますますアグレッシヴに。サーヴもよく決まり、40−15でドディックのショートボールを叩いてゲームをホールド。
第10ゲーム(5−4)相変わらずドディックのサーヴは冴えていますが、添田もガッツのあるプレーでドディックのエラーを誘っています。ネットラッシュしたドディックに添田の美しいパッシングショットが決まりました。デュースです。添田がドディックの2ndサーヴをアタックするなど、アグレッシヴなリターンゲームで3度のデュースに迫りましたが、残念ながらドディックをブレークすることはできませんでした。
第11ゲーム(5−5)添田のFH(フォアハンド)のインサイドアウトのウィナーが決まりました。BH(バックハンド)のクロスもコーナーへ。きわどいガッツのあるショットでドディックがエラーを犯して40−15でゲームをホールド。なかなかいい感じの添田のサーヴィスゲームです。
第12ゲーム(6−5)ドディックが40−30でダブルフォルトをしてデュース。ブレークするチャンスです。しかしドディックのサーヴ力でウィナーとエースをとってゲームをホールド。クロアチアの選手はゴラン・イヴァニセヴィッチの伝統を引き継いでいるのか、カーロヴィッチといい、サーヴの猛者がそろっていてなかなかブレークさせてもらえません。
タイブレーク(6−6)添田が固くなったのかエラー。ドディックのサーヴもさえリターンもできず、あっという間に0−4のピンチ。エースがとれる選手はタイブレークに強い。ドディックは3−6のセットポイントでエースをとって第1セットを勝ち取りました。
あともう一歩というところでした。1stサーヴはドディックが71% エースが7本とサーヴに負けてしまいました。添田が60%で悪くはなかったのですが・・・
第2セット:添田ードディック(3−6)
第1ゲーム(0−0)添田がアグレッシヴにドディックのサーヴをアタックしてデュースに持ち込みました。しかしドディックがまたエース。そして惜しいことに添田のBHのダウンザラインのウィナーがわずかに外れてブレークチャンスを逃しましたが、添田のアグレッシヴなリターンゲームが印象的です。
第3ゲーム(1−1)長いラリーが続くようになり、添田のフットワークが軽やかになってきました。エラーを恐れずアグレッシヴにリターンゲームを展開する添田。ドディックのショートボールを叩いて30−40のBPです。しかし添田はリターンウィナーを狙ったBHのダウンザラインがわずかに外れてブレークチャンスを逃してしまいました。しかし、彼の一連のアグレッシヴなリターンアタックはドディックにプレッシャーを与えて彼のサーヴィスゲームをもろくするはず。
添田は約3割をコート内から打っており、ドディックの17%に比べてかなりアグレッシヴなプレーをしています。
第5ゲーム(2−2)ホークアイが機能せずに、チャレンジができなくなってしまいました。こんなことあり?
第8ゲーム(3−4)まだホークアイが機能しません。添田のショットがアウトになったのですが、添田はチャレンジできず。ドディックはBHのダウンザラインがうまく、2本ともウィナーをとって添田をブレークしてしまいました。ここで大きくガッツポーズをするドディック。せっかく添田がイーヴンで戦ってきたのですが、ここでモメンタムがドディックにシフトしてしまいそう・・・
第9ゲーム(3−5)ドディックのServing for the Setです。ブレークしたドディックに心のゆとりができたのか、40−15で簡単にゲームをホールドして第2セットも勝ち取ってしまいました。
ちょっと第8ゲームからあっけない感じで添田が負けてしまったのですが、ドディックのサーヴ率が53%と落ちてきました。エースもわずかの3本のみ。ここから添田が立ち上がれば挽回できる!
第3セット:添田ードディック(6−4)
2セットダウンからカムバックして5セットマッチにもってくるのはほぼ不可能な技。しかし添田もビーンドームの日本人も一丸となってこの不可能なtaskに挑戦です。
第1ゲーム(0−0)絶対落とせないセットだけに、さすがに添田も固くなりエラーが続き、デュースでダブルフォルトをしてしまいBPへ。しかもBHをネットにかけてしまい添田は早くもブレークされてしまいました。
第2ゲーム(0−1)しかし固いのはどうやら添田だけではないようで、ドディックもダブルフォルトで30−30 ここから添田のギアが上がりました。まずは俊敏なフットワークで球を取りまくりドディックのエラーで30−40のBPへ。添田はベースラインに近いディープボールを打ち続け、ついにドディックがボールを出してしまってブレークバック成功。添田のガッツのあるプレーがすばらしい!
第3ゲームからほとんどラリーのない二人の強いサーヴィスゲームが続きます。
第6ゲーム(3−2)それにしてもドディックのエースはすごい。3本のエースをとって14本目のエースでゲームをホールド。
第7ゲーム(3−3)添田がエースをとれないのが悔しい・・・と思っていたら、彼は3本目のエースを放って40−0でゲームをとってくれました。
第8ゲーム(4−3)ドディックも負けずに2本のエースで16本目を。
第9ゲーム(4−4)僕も負けるもんか!と添田もエースを放ってゲームをホールド。
第10ゲーム(5−4)ドディックは相変わらずエースを打っています。2本打って18本目で40−15。しかしストロークの方が怪しくなり2度のエラーで40−40。ドディックはプレッシャーのためか、致命的なダブルフォルトを犯して添田のセットポイントになりました!添田は大胆にネットラッシュ。そして見事ヴォレーでセットポイントを取り第3セットを勝ち取りました!
第4セット:添田ードディック(6−3)
添田がもう1セット勝てばイーヴンで第5セットに突入です。ドディックのサーヴ率が54%とかなり落ちてきているのが、添田にとっては幸い。
第1ゲーム(0−0)添田がちょっと疲れてきた(?)エラーで30−40のBPとなってしまいました。しかしエースで40−40と挽回。さすが!長いラリーがつづき最後は添田のドロップショットが決まりました!
第2ゲーム(1−0)ここからまたストリーミングがあやしくなり、40−40まで観れず。しかしBPでドディックが球をネットにかけて添田がブレークしました。
第3ゲーム(2−0)このブレークで添田にエラーがなくなりました。落ち着いたプレーでドディックを攻め、ドディックはすべてエラーで添田が40−0でゲームをホールド。なかなかいい線をいっています。このまま冷静にプレーすれば添田は勝てる。
第5ゲーム(3−1)しかしドディックはクロアチアのベスト選手です。ギアアップして添田に猛攻撃をかけ始め0−40で添田は大ピンチ。ドディックのBHのダウンザラインは武器。ウィナーが決まりブレークバックを許してしまいました。
第6ゲーム(3−2)しかしここで引き下がってしまわず、添田は逆襲に転じます。FHのダウンザラインにウィナー。テンポを崩してドディックがエラー。30−40のBPでドディックが球をコートの外に出してしまって添田がまたもやブレークしました!
第7ゲーム(4−2)それでなくとも焦ってきたドディック。ますます焦りが出てきてエラーが増えてきました。逆に自信が出てきた添田はリズムが出てきてFHのダウンザラインのウィナー。攻め方がうまくなってきました。ネットプレーもミスなく決め40−15の安心したサーヴィスゲームです。
第8ゲーム(5−2)おお!ドディックが焦りまくって2度ダブルフォルトです。ゲームをホールドしたものの、かなり固い。
第9ゲーム(5−3)添田のServing for the Matchとなりました。冷静にプレーすれば勝てるはず。ドディックはウィナーとエラーを繰り返して30−30まで迫ります。しかしドディックのFHがワイドに出て添田のセットポイントとなりました。しかし添田のBHのエラーでセットポイントを失ってしまいました。惜しい!
しかしここでへこたれないところがすばらしい。添田は見事なドロップヴォレーでまたセットポイントに。ドディックがFHをコートに外に出してしまって添田が第4セットを勝ち取りました!
第4セットのドディックのサーヴ率は35%まで下がってきています。この調子でいけば第5セットは取れる!
ここで添田は新しいシャツに着替えました。さあ!いくぞ!という気構えが伝わってきます。モメンタムが添田にシフトして、このまま突っ切れるか?
ここで時間切れとなりました。これからシングルスの試合に出かけます。一睡もしていないので、コートでパタンかも。まあ無理をしない程度に頑張ってきます。帰宅後にまた更新します。
帰宅したところでフェデラーが第4セットで苦戦中。ついにイズナーに負けてしまいました! 何ということ! 後で録画を観ますが、イズナーにポンポンと簡単にリターンエースをとられて2−6の惨憺たるスコアで敗退。一体ロジャーはどうなってしまったのか・・・!?
(更新)
第5セット:添田ードディック(7−5)
第1ゲーム(0−0)このセットは絶対に勝ち取らねばならぬセット。添田がネットラッシュでドディックにプレッシャーを与えます。ドディックがFHでウィナーを打てば、添田もウィナーで。ドディックは相変わらずエースでゲームをホールドしました。
第2ゲーム(0−1)息のつまるようなラリーが続きます。添田のサーヴがよくなったのかドディックのリターンがネットしたりロングになったり。
第3ゲーム(1−1)添田はロブ、ネット、サイドラインとコート全面をつかったアグレッシヴな攻撃をしかけ15−40のBPとなりました。しかしエラーが2度つづき残念ながらドディックをブレークすることはできませんでした。ゲームは5分5分の様相を示し、どちらに転んでもおかしくない状態。
第4ゲーム(2−1)ドディックがアグレッシヴに攻めてきます。得意のBHのダウンザラインでウィナー。今度はBHのインサイドアウト。チャンスをみてはネットラッシュで添田のサーヴィスゲームに待ったをかけるドディック。
第5ゲーム(2−2)ドディックは40−0で簡単にサーヴィスゲームをホールド。
第6ゲーム(2−3)添田もドディックもウィナーとエラーを繰り返しながらアグレッシヴなプレーをしています。添田がFHのウィナーを決めたと思えば、ドディックがリターンエース。添田の2ndサーヴを狙って打ち込んできます。2度のデュースで冷やっとする場面がありましたが、添田はワイドサーヴでドディックをコートの外に出し、オープンスペースにウィナーを打ち放しました。
第7ゲーム(3−3)添田がサーヴィスゲームをホールドするのに手こずっているのに比べて、ドディックのサーヴにリズムが戻り、またもやエースでゲームをホールド。
第8ゲーム(3−4)添田のサーヴィスゲームはドディックのようにエースでチープポイントがとれないため、長いラリーが続きます。エラーが続いて添田は30−40のBPに。ブレークしなければ、という意識の強いドディックが無理なBHのダウンザラインでウィナーを狙い大きく外してしまいました。これは添田にとってラッキーなエラーでした。ブレークを免れた添田がFHのクロスでウィナー。どうもドディックのフットワークがついていかないようで、肝心なポイントでエラーを犯してしまいます。
第9ゲーム(4−4)添田のショットにリズムが出てきました。自信を持ってクリーンな当たりをしています。クロアチアの放送で観戦していますが、添田がミスすると喜んだ口調。ドディックがウィナーを打つとブラヴォーと褒めるのはやめてほしい。ドディックがネットにかけて15−40の2BPのチャンスが添田に訪れてきました。しかし・・・ドディックのガッツのあるウィナーでまたもやブレークチャンスを逃してしまった添田。
第10ゲーム(4−5)ブレークの無い緊張したゲームが続きます。添田のサーヴもよくなり、完全にドッグファイトになってきました。しかし落ち着いてエラーの少ない添田に比べて、ドディックは勝ち急いでウィナー狙いのエラーが目だちます。
第11ゲーム(5−5)15−30で添田が見事なBHリターンウィナーを決めました。自信にあふれた添田はウィナーを決めていきます。15−40でドディックがエラーおかし、添田がやっとブレークに成功しました。
第12ゲーム(6−5)いよいよ添田のServing for the Matchです。会場は最高に盛り上がりをみせ、添田のサーヴも82%にアップ。ドディックはパニック気味でエラーを犯して40−0のマッチポイントです。ドディックのリターンがアウトして添田の勝利です!
しぶとく、アグレッシヴに、冷静に、そして激しく戦った添田豪!デ杯にふさわしく感動的な試合でした!
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