クロアチアの17歳のチョリッチがATPの「明日のスター賞」受賞

Nov. 5, 2014:

毎年11月になるとATP World Tour Awardsが発表され、選手たちの投票で決まりる賞もあって、とても興味深いものがあります。テニスファンだけでなく選手からも慕われ尊敬されているフェデラーは「スポーツマンシップ」と「人気投票」で二冠王となりました。Star of Tomorrowに最年少のボルナ・チョリッチが決まりましたね。全米オープンでは予選から彼を追って観戦しましたので、彼の受賞は嬉しく思います。

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フェデラーのFans’ Favorite受賞は2003年から12連続受賞となり、いかに彼の人気が絶大であるかを物語っています。これでは引退は数年できませんね。(⌒-⌒)

昨年からNewcomer of The Year(新人賞)がStar of Tomorrow(明日のスター賞)に変更なりました。

一昨年までは選手の投票で決まっていた新人賞でしたので、人気投票となりがちで客観性を失う可能性がありましたが、昨年から選手の投票ではなく、トップ100の最年少選手に与えられることになりました。

今年は17歳が大活躍の年となりました。有名なテニスファミリーで育ったドイツのテニスの王子様、アレクザンダー・ツヴェレフは残念ながらランキングが130番台で受賞枠から外れてしまいましたが、ボルナ・チョリッチ(92位)は10月にトップ100入りを果たし、滑り込みセーフで受賞が決まりました。

チョリッチはバーゼルの準々決勝でナダルを破った選手で、記憶に新しいかと思いますが、彼にはかなり以前から注目していましたので、今年の全米オープンでは生観戦で彼の成熟したテニスを観ることができました。粘り強く、エラーが少なく、しかもサーヴもよく、きちんとビッグポイントをおさえることができる実力肌の選手で、ロソルを破ってしまいました。

彼は17歳にしては感情をうまくコントロールすることができ、ジュニアにありがちなバカ打ちや、キーポイントをダブルフォルトやミスヒットで落としてしまうルーキーエラーがありません。テニスはメンタルと言われるスポーツだけに、ヤノヴィッチやフォニーニのように才能に恵まれながらも、プッツンになってしまって結果が出せない選手に終ってしまうことはなさそうで、今後の活躍が期待されます。

Coric-17yrs

さてライヴァルの17歳のツヴェレフですが、身長がすでに2m近くもあり、ビッグサーヴとビッグゲームを得意とする選手。身長の割には足がはやく、将来チャンピオンになる素質と環境に恵まれた選手ですが、まだ感情をうまくコントロールできないのが難点。

一方あと3ヶ月余で17歳になるアメリカの星、コズロフはとてもコートセンスがありうまい選手なのですが、身長が178cmでまだまだパワーとスケールの大きさに欠ける選手。しかしまだ16歳ですし、これからどんどん身長もプレーも伸びていく選手で要マークです。

チョリッチがバーゼルでナダルに勝利

チョリッチのトレーニング。私はハロウィーンで張り切りすぎて、また風邪がぶり返してしまいましたが、このビデオをみてかなり刺激されました。この記事を書き終えたら、さっそくジムで少しトライしてみたいと思います。ゴホンゴホン(´・_・`)

1990年から新人賞が設けられましたが、その中でGSのタイトルをとったのは、ラフター(1993)、サフィン(1998)、フェレーロ(1999)、ロディック(2001)、ナダル(2003)の5人です。意外と少ないですね。

錦織は2008年に受賞しましたが、その後はセバジョス(2009)、カムケ(2010)、ラオニッチ(2011)、クリザン(2012)で、ラオニッチ以外は成績も今ひとつ・・・

昨年から新しくStar of Tomorrow賞となり、ヴェセリ(当時20歳)がトップ100に入り受賞しました。同年齢のティームは昨年はまだトップ150の選手で受賞はできませんでしたが、今年は一挙に30番台へジャンプしてヴェセリを軽く追い越してしまいました。しかしオーストリアには皆兵制度があり、ティームは6ヶ月間ブーツキャンプの送られてしまうそうです。(涙)

スイスも男子は皆兵制度で、毎年ある一定の期間兵役をつとめなければなりませんが、エリートアスリートはお金を払えば免役になるのですが・・・ティームはこれから!という時に本当にもったいない話です。

ついていないのはナダルを破ってセンセーションを起こしたニック・キリオスです。昨年は18歳という若さでしたが、トップ200で対象外で賞を逸し、今年は一挙に51位にジャンプしたものの、最年少ではないために、またもや賞を逸してしまいました。それにしても、最も向上した選手の候補に上がりながら、選ばれなかったのは残念。

さて今年の受賞は以下の候補選手の中から赤文字選手が選ばれました。

ステファン・エドバーグ スポーツマンシップ賞
フェデラー
チリッチ
ディミトロフ
錦織

最も向上した選手
バウティスタアグト(64位から16位)
チリッチ(50位から8位)
キリオス(186位から55位)
錦織(23位から6位)

カムバック選手
ゴファン(95位から28位)
ボレリ(244位から77位)
クエバス(221位から33位)
ムラー(182位から53位)

3 Comments

  1. どの国でも大人気のフェデラーなので2冠は当然の結果でしょうね。

    最も向上した選手賞、圭くん取れるかも・・・と思っていたので少し残念ですが、裏を返せば、圭くんがTOP10に入ることって、他の選手たちに、なんら不思議なことじゃなく当然と思われてるってことなのかもしれません。

  2. 受賞後のロジャーのtweetが素敵でした。

    この気持ちを持っているからこそ、ファンからも選手からも信頼せれ愛されるんだなぁと再確認。

    もっとも向上した選手には圭くんが良かったと思うんですけどね~
    なぜって、トップ10の壁を乗り越えるのって大変ですもの。
    まぁそういう意味ではチリチリでもいいってことになちゃいますかね。

    カムバックも若いゴファン君ではなくボレリに取って欲しかったなぁ。

    ロジャーの投票率が65%。
    残りの35%の内訳が気になったり(笑)
    2位ラファ。3位グリ。4位ジョコ。5位圭くん。
    圭くんすごいですね。
    実力・人気ともトップ選手ですもの。

  3. クロアチアあたりは、チリッチがいたりチョリッチがいたりアンチッチがいたりして、名前を覚えるのが大変ですね。

    次々に強力な新顔が現れるので、トップ選手も大変です。

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