シャラポヴァのドーピングの真相に迫る

2016/10/07 6

Oct. 7, 2016 全豪オープンでドーピング違反が判明し、2年間の出場停止処分を受けていたシャラポヴァ(29歳)ですが、その処分を不服として異議申し立てを行った結果、停止期間が15ヶ月に軽減されて、2017年4月26日から復帰することになりました。

楽しい女子プロの絵文字チャレンジ

2015/05/13 0

May 13, 2015: 今家の模様替えをしていますので、人の出入りが激しく、トーナメントを観るのが精一杯の状態で、記事の更新が遅れてしまい申し訳なく思っています。ドラフトはいろいろあるのですが、なかなか完結できないでいます (´゚A゚`)  しかしナダルとイップスの関係についての記事を今晩書き上げるつもりでおりますので、まずは傑作ビデオをお楽しみください。 [private] 2日前にYouTubeにアップされた女子プロの絵文字チャレンジが最高です。撮影はマドリッドで行われました。 協力した選手は、セリーナ•ウィリアムズ(1位)、ハレプ(2位)、シャラポヴァ(3位)、クヴィトヴァ(4位)、ウォズニアッキ(5位)、ブシャール(6位)、イヴァノヴィッチ(7位)、マカロヴァ(8位)、そして注目のスペインの星ムグルサ(21位)。トップ8が勢ぞろいとは、WTAの団結は固し!

Coming out of the closet 自己に忠実に生きるテニス選手たち(続)

2015/04/15 6

April 15, 2015: ゲイであることを公に認めることを、coming out of the closetと言いますが、ゲイであることを隠してストレートのように振る舞うのか、それとも公にゲイとして生きるのか・・・それは本人の問題で私たちが関与する問題ではありません。しかし社会は確実に変化しつつあり、ゲイであることを隠さず、堂々と生きるデミ・シュールズのような選手たちが増えてきたことは喜ばしい現象だと思います。 [private] 何事にもパイオニアであるビリージーン・キングは、最初にゲイであることを公表した女子プロですが、彼女については前編で説明しています。 マルティナ・ナヴァロティロヴァ(元チェコ、アメリカ人58歳) 1981年はキングがゲイであることが公表され、引き続いてナヴァロティロヴァもゲイであることわかり、女子テニス界にとっては、セクシャリティの嵐が吹き荒れる年となりました。 ナヴラティロヴァは1981年にアメリカの国籍をとってアメリカ人となり、New York Daily Newsのインタビューでゲイであることを告白したのですが、この告白はオフレコの約束であったにもかかわらず、記者が記事にしてしまい、また過去のガールフレンドたちが慰謝料を求めて訴訟を起こしたために、大騒ぎになってしまいました。 しかしそれ以降、マルティナはゲイであることに誇りをもち、ゲイライトや動物保護のアクティヴィストとして活発な活動を行ってきました。 昨年の12月にマルティナは長年の愛人であった元ミスロシアと結婚。二人とも乳ガンを乗り越えた人生のファイターで、苦しい時期を励まし合って幸せを獲得しました。 アメリー・モレスモ(フランス人35歳 アンディ・マリーのコーチ) モレスモは有名選手の中で、最初に腕に刺青をした選手。ダイナミックなプレーで、彼女のことをヒンギスは「half a man」、ダヴェンポートは「play like a man」と表現したため、かなり波紋を起こしたことを覚えています。 モレスモは20歳のときに31歳のナイトクラブのガールフレンドがいることが分かり、ゲイであることが公になりました。しかしゲイであることが知られてしまったキングとナヴラティロヴァが、すべてのスポンサーを失ってしまったのとは違い、約20年近くが経ったミレミアムでは、ゲイへの反応がかなり柔軟で、モレスモはスポンサーをひとつも失わなかったとか。保守的なアメリカとプログレッシヴなフランスの背景の違いもあると思いますが。 やはり彼女はドレスよりもショーツが似合っています。 ダブルスチャンピオンのルネー・スタッブや彼女のダブルスのパートナーだったリサ・レイモンドなどもゲイであることをオープンにしている元選手です。 最近ゲイの人たちを多く見かけます。これは急に多くなったのではなく、社会が許容するようになったため、セクシャリティを隠す必要がなくなってきたせいだと思いますが、2013年のNHISの調査によると、LBGTに属する人は人口の約4%だとか。しかしこれは公の調査ですので実態をつかめているかどうか疑問ですが、約1割がノンストレートだと言われています。 十人に一人。多いですね。セクシャリティの複雑さを物語っています。 最もドレスが似合わないストーサー 私はゲイでもバイでもなく、ストレートですが、セクシーな洋服は好きですが、かわいい服装は身につけたことがありません。昔息子の幼稚園の親子インタビューで、「やさしいお母さん」のイメージつくりのために、フリルのついたブラウスをわざわざ買って着て行ったことがありますが、その違和感といったら! 一日中演技しているようで、ぐったりと疲れてしまいました。自分自身に正直でないということは実にしんどいこと。 サミー・ストーサーがゲイであることは、テニス界では公然の秘密ですが、彼女はいつもドレスのテニスウェアを着ています。ドレスから盛り上がった筋肉がはみ出ていて、体中から「これは私じゃない!」という悲鳴が聞こえてくるようで、無理矢理に着せられている不自然さを感じます。 私はドレスのテニスウェアは苦手で一つしかもっていませんが、ほとんど手を通しておりません。テニスは激しい運動が要求されるスポーツです。ドレスは機能的だとは言えず、暑いときはビーチバレーのようなビキニ姿でもよいのではと思っているのですが。 普段パンツ姿で過ごしているサミーだけに、ドレスでプレーするときは違和感が大きいと思います。ゲイであるなしにかかわらず、感覚的にピッタリと合うウェアで、伸び伸びとプレーできる選手が増えますように。しかし、これはスポンサーとの兼ね合いもあって簡単にはいかないでしょうが。

新鮮!男子ショーツでシュールズが女子ダブルス優勝

2015/04/15 3

April 13, 2015 WTA: WTA(女子)のトーナメントはあまり興味がないので、時々しか観ないのですが、先週のポーランドのKatowiceカトヴィチェの大会で、ダブルス優勝の21歳のデミ・シュールズがとても印象に残りました。男子のショーツを履き、メンズヘアカット、しかも骨っぽい体型はどこから見ても男性。ゲイであることを隠さず、堂々と男らしい彼女は新時代を象徴しているようで、とても新鮮でした。そこで今日はテニスのゲイ選手たちについて語ってみたいと思います。 [private] デミ・シュールズ(オランダ人21歳) ダブルスではすでにジュニア時代から才能を発揮して、2011年は全豪オープンと全米オープンのジュニアで優勝。ウィンブルドンと全仏オープンは準決勝という輝かしい記録を持つ選手。ダイナミックなストロークと絶妙なタッチでカトヴィチェを優勝して、173位から113位にアップしました。しかしプロとは言え、とても自立して生活できる状態ではなく、母親と同居中。 写真:男子の格子のショーツを履いたシュールズ 2010年のコスタリカ大会でサーヴをするシュールズ セクシャリティについて話す場合、よくLBGTという言葉が使われます。L(レスビアン)B(バイセクシャル)G(ゲイ)T(トランスジェンダー)という意味ですが、ストレートでない人たちを総括したもので、最近はレスビアン(女性)やホモセクシャル(男性)の言葉は使わず、彼らを称してゲイと呼ばれることが多くなりました。 欧米では一昔前まではゲイであることはタブーでした。特にキリスト教国では「ゲイ行為は罪悪行為」となり、法律でも禁止されていましたので、犯罪行為とみなされ、ゲイであることを必死で隠さなければなりませんでした。 ビリージーン・キング(アメリカ人71歳) ゲイの代表的なテニス選手として知られるのがビリージーン・キングです。しかし彼女自身ゲイだということに気がつかず、22歳で大学の同級生と結婚。13歳までにゲイであることを自覚するのが5割、大人になってからゲイであることを自覚するのが残りの5割だそうで、キング自身は残りの5割に属し、ゲイであることを初めて知ったのは、結婚した3年後、秘書のマリリン・バーネットとの関係をもった25歳の時でした。 キングは結婚生活を続けながら、バーネットとの極秘の恋愛関係が13年間続きました。しかし1981年に破綻をきたし、バーネットが慰謝料請求の訴訟を起こしたことによって、キングがゲイであることが発覚。当時私はすでにニューヨークで暮らしていましたので、この事件はよく覚えていますが、結婚しながら不謹慎な関係をもったキングの評判は一夜にして凋落してしまいました。 キングはニュースが流れた24時間後には、スポンサーすべてがおりてしまい、当時の額で2百万ドル(約2億円)の損失をこうむってしまいました。ゴシップと非難の渦の中で、テニスを辞めてしまいたかったとキングは語っていましたが、弁護士の費用や慰謝料を払わなくてはならず、選手生活を続けなければなりませんでした。しかしこのような試練が彼女を強くし、偉大な選手に育ちあげたことは言うまでもありません。 写真:キング(左)とナヴァロティロヴァ(右) ゲイであることを隠さず、堂々と自分に忠実に生きる素晴らしい元選手たち・・・マルティナ・ナヴァロティロヴァ、アメリー・モレスモ、レネ・スタッブなど、まだいろいろ選手がおりますので、明日更新したいと思います。 いよいよナダルとフェデラーがモンテカルロでプレーをしますね。プレーを観ながら更新します。

引退したクライスターズが優勝者ペトコヴィッチに勝ってしまったのですが・・・

2015/02/18 0

Feb. 16, 2015 Antwerp: 2012年の全米オープンを最後に引退したキム・クライスターズが、今年のベルギーのアントワープでトーナメントディレクターとしてデビューしました。初めての経験だけに、スター選手のブシャールが2回戦ですでに敗退してしまうなど、冷や汗事態がいろいろありましたが、決定打は決勝日で選手の一人が急遽棄権してしまったのです。さあ大変! [private] スペインのカーラ・スワレナバロとドイツのアンドレア・ペトコヴィッチが決勝で戦う予定だったのですが、当日の朝、突然スワレナバロが首の痛みが激しくプレーできなくなってしまったのです。 ここで慌てたのがクライスターズ。このような緊急事態では、普通はエグジビションをやって、何とかお客さんに納得してもらうのですが、周りにプレーできるような選手はいない!”Oh! Shxx!” ディレクター自らラケットを握るしかない!前代未聞(たぶん)のトーナメントになったわけですが、それにしてもクライスターズが優勝選手に勝ってしまうなんて! 出場選手たちは、劇でいえばディレクターにとっては大切な役者たち。役者たちを引き立てなければならないのがディレクターの役目。急遽代役で舞台に出なくてはならなかったにせよ、ディレクターが主演者をさしのけて拍手喝采を受けはならないのです。ディレクターはあくまでも陰の演出者なのですから。アントワープの主役はペトコヴィッチでなのですから。 そういえば、福島が津波の悲惨な状況にある時に、クライスターズが「放射能が恐くて、これからは日本には行けないわ。」その時の彼女のスポンサーがシチズンだったにもかかわらず、この無神経なコメントに驚いてしまいました。心の中で思っていても口に出すのはどうかと・・・他の選手は必死に大災害と戦っている日本に対して「ガンバレ、ニッポン!」と応援してくれていた中で、彼女のコメントだけが浮いていました。 クライスターズのファンには申し訳ないのですが、そういう事情もあって、彼女に対しては「思慮が足りない」というイメージを持ってしまった私ですが、このエグジビションの結果を聞いてやっぱり・・・しかし軽卒に決めつけるのはよくありません。エグジビションの様子を知りたくてテニスTVの録画を観てみました。 最初はエグジビションなのだからという感じで、二人はにこやかにプレーをしていましたが、GSチャンピオンのプライドもあり、クライスターズがガンガンと攻めてきました。真剣そのもの。全くブランクを感じさせないパワフルなプレー。 クライスターズは2−2でブレークされたものの、すぐにブレークバックして3−3へ。FHもBHも健在。しかもシグネチャーのスプリットスライディングでワイドに振られた球をカヴァーするなど、現役時代と変わらないダイナミックなプレーに驚きました。特にワイドに角度をつけて打つショートクロスが見事にサイドラインに決まります。 話はそれますが、リオのナダルの初戦を観ましたが、第1セットの前半はもう信じられないほどのエラーとショートボールの連発。「エッ!」「まさか!」口があんぐりと開いてしまうほどのpoorなプレーでしたので、ブランクがあるとあのナダルでも仕方がないのかと思ってしまったのですが、それにくらべてクライスターズは最初からハイピッチで、果てしなく現役に近いプレーをしていました。 優勝者のペトコヴィッチは疲れもあったのでしょうが、ブレークバックされてから、エラーが増え出し、二人は今までの笑顔が消えていました。 クライスターズのリターンが深く入り、ペトコヴィッチのプレッシャーが高まってきました。簡単なショットをペトコヴィッチがネットにかけるエラーでまたブレークされてしまい、クライスターズが5−3とリード。 さあ、これからペトコヴィッチがどのように挽回してくれるか、と期待していたところ、二人がネットで握手してしまったのです。エッ? 普通は第1セットまでプレーして終るのですが、ペトコヴィッチが「もう疲れているし、こんな真剣勝負はやってられないわ」と思ったのかどうか分かりませんが、彼女自身の希望で終ってしまいました。 録画を観たあとでも、何かすっきりとしない気持ちが残ってしまいました。 ペトコヴィッチは棄権で優勝してしまい、素直に喜べない気持ちだった上に、いくらエグジビションとは言え、敗れてしまえば優勝者の顔が立ちません。ドロップやロブなどで、ゲームを盛り上げることは簡単で、難しいショットの選択をすれば結構エラーとなってしまうもの。エグジビションなのですから、こういう気の効いた心遣いがクライスターズにあってもよかったかな、とも思ってしまったのでした。 いつも面白いペトコヴィッチ 怪我が絶えないペトコヴィッチで、今年はどのトーナメントも1回戦で敗退して調子が悪かったのですが、やっと優勝してくれて嬉しく思います。ユーモアたっぷりの彼女はトーナメントには欠かせません。 授賞スピーチで「初めてのアントワープでとてもエンジョイしています。」「でも長くいると太ってしまいそう。美味しいチョコレート。美味しいフレンチフライ。美味しいワッフルなどで、ヘルシーな食べ物がないんだもの。」 司会者が「Sorry。そうなんです。それが私たちの問題なんですよ。」と答えると、「許してあげるわ」とペトコヴィッチ。文字にすると生意気に聞こえますが、楽しいキャラクターで、しかも美しい彼女の口から出てくると、全く憎めず会場は笑いの渦に。 Well done!

奈良くるみが決勝で惜敗:アビューズされるトイレットブレーク

2014/08/04 4

Aug. 4, 2014 Washintgon D.C.: 奈良くるみがあの小柄の体格でワシントンD.C.の大会で決勝まで進出。重量級のクズネツォヴァにフルセットで惜敗してしまいましたが、小柄な選手がお手本にしたい魂をこめた素晴らしい内容のプレーでした。この試合で解説者たちが声を大にして取り上げていたのが、トイレットブレークのアビューズです。第2セットを落としてしまったクズネツォヴァはロッカールームへ。やっと5分後に現れましたが、最近目立ってきたのが、作戦上のトイレットブレークです。 [private] ITF(グランドスラム)やATPのルールブックで使われている公式用語がToiltet Breakですが、メディアなどがカジュアルに「バスルームブレーク」と呼んでいますが、同じルールです。 アビューズされるトイレットブレーク ワールドカップのすざましいコンタクトスポーツを観て、今さらながらテニスのクリーンなスポーツの存在価値を再発見された方も多いと思います。しかしサッカーやバスケットボールのコンタクトスポーツと比べて、タイムアウトのルールが曖昧で、その盲点をついたタイムアウトのアビューズが目立ってきている傾向があるのは残念なことです。テニスが今後スポーツエンターテイメントで生き残っていくには、独自なクリーンなイメージを守っていかなければならないと思っています。 タイムアウトにはインジャリータイムアウトとトイレットブレークの2種類があります。選手の名前は忘れましたが、最近の記者会見で、インジャリータイムアウトを気分転換をするために取ったと語っていた選手がおりましたが、ショッキングな発言でした。 最近は特にトイレットブレークが公然とアビューズされているように思います。あのスポーツマンシップで知られるフェデラー自身も、「気分を一新するために」と言ってトイレットブレークをとることがあります。フェデラーの行動はテニス選手の模範だけに、「フェデラーもとっているのだし・・・」ということになり、ほとんどの選手がリードされてくると必ずトイレットブレークをとるようになってしまいました。フェデラーのせいにはしませんが、一昔前には考えられなかった現象です。 タイムアウトをとることで、リードしている相手のリズムを崩すことができます。メンタルが強ければ、「どんなことにも影響されないはず」と言うのは、トップレベルのトーナメントを経験しない素人の発言です。 錦織圭も最近の試合で、リードされてしまったときに、「トイレですべて着替え、顔を洗って気分を変えた」と語っていました。このように選手たちにルール違反をおかしている罪悪感がないのは、ルール自体に問題があるのだと思います。 セットを落としてしまった選手に対して、「ここでトイレに行くべきだ」とサジェストするギルバートなどのような解説者もおりますので、このトイレットブレークは完全に形骸化されてしまったルールになってしまっています。 問題の解決法として 意味のないルールなら、トイレットブレークを取りやめてしまうべきだと思います。 下痢や嘔吐の緊急な場合はメディカルタイムアウトをとればよいのです。着替えが目的でタイムアウトがとれるスポーツは他にありません。もしどうしても着替えたいのなら、ベンチでやればよいのです。ショーツの履き替えも、大きなタオルを使えば問題ありません。 新しいタイムアウトのルールをつくってもよいと思います。 試合の流れを変え、一方的に負けてしまった選手が第2セットで盛り返す試合はエキサイティングなものです。気分転換が必要なら、タイムアウトを1回とれるようにしてはどうでしょう。どんな理由にせよ、チェンジオーヴァーでタイムアウトを1回とることができるようにするのです。しかしタイム制限を設け、超過するとペナルティを与えます。トイレが遠い会場もありますので、タイムアウトの時間は審判の判断に任せます。試合が始る前に、審判はサーヴは25秒、2分のチェンジオーヴァー(コートチェンジ)などと選手にルールを説明しますが、その時にタイムアウトは何分、と付け加えるのです。これで明確なルールとなります。 クズネツォヴァ def 奈良:6-3 4-6 6-4 奈良くるみは155cm53kg。クズネツォヴァは174cm73kg。奈良よりも20cmも高く、20kgも重く、そして2個のGSタイトルの保持者のクズネツォヴァでは、誰の目にも勝ち目のない試合でした。そのせいか、男子決勝の後、会場はほとんどの人が帰ってしまってかわいそうなほどガラガラでした。 クズネツォヴァの武器はパワーです。奈良は小柄な体格のハンディもあって、これといった武器はありませんが、クズネツォヴァに優っている点は、フィットネス、足の速さ、最後まで諦めない粘りのメンタルです。 前半はお客様の接待で見逃してしまいましたが、第1セットは予想したように、クズネツォヴァのパワーに圧されてしまった一方的なセットだったようです。 第2セットで奈良はクズネツォヴァのリズムを崩さなければならないのですが、最初のサーヴィスゲームですでにブレークされてしまい、0−3とリードされてしまいました。このままいけばクズネツォヴァはますます勢いを増して、逆転は不可能となります。奈良は作戦の練り直しと気分を一新するためにコーチをベンチに呼びました。このタイミングはとてもよかったと思います。 クズネツォヴァの弱点はフィットネスレベルがそれほど高くないために、疲れてくるとインテンシティを失ってエラーが多くなること。奈良はギリギリを狙うのではなく、安全圏に打って、ともかくクズネツォヴァのショットをカウンターして、ラリーを続けました。疲れてきたクズネツォヴァは早くポイントを決めようとエラーが増え、第5ゲーム(1Nー3K)で奈良が見事にクズネツォヴァをブレークバックしました。 第6ゲーム(2Nー3K)で奈良は3度のBPに瀕しましたが、何とかゲームをキープ。3度もブレークチャンスを逃してしまったクズネツォヴァは、メンタル的にも疲れが目立ち、エラーで自滅のブレークを許してしまいました。クズネツォヴァの弱みをうまく攻めた奈良のプレーは見事でした。 このブレークで自信を深めた奈良は、アグレッシヴなショットでクズネツォヴァを攻め、Serving for the […]

大坂なおみ「私はブラジアン」

2014/07/31 12

July 31, 2014: 私がサンフランシスコで5kmレースに参加している間に、16歳の大坂なおみがスタンフォードでストーサーを破り話題になったそうですね。ニューヨークに戻ってさっそくその試合を観ようといろいろ探しましたが、残念ながら録画がみつかりませんでしたが、2回戦の対ペトコヴィッチを観ることができました。しかし2-6 2-6の完敗。メディアが騒ぎましたので、プレッシャーを感じて十分に実力が発揮できなかったのかもしれませんね。しかし日本人ばなれした体格と度胸で、今後の彼女の活躍が楽しみです。ではWho is Naomi Osaka? そしてブラジアンとは・・・ [private] Black Asianを短くしたものでBlasianと書きます。いわゆる黒人とアジア人の混血児をさします。正式にはAfro-Asianと言いますが、長いのでBlasianとなったようです。 Wapaneseワパニーズもそうですが、いろんな新語が出回っています。Japanese(日本文化)にかぶれているWhite(白人)をワパニーズと呼びますが、別の機会にでも、この手の新語を紹介したいと思います。 ペトコヴィッチ def 大坂:6-2 6-2 ペトコヴィッチ戦では、サーヴが第1セットでは33%と低く、しかも武器のFHもエラーが多くて、実力を発揮させてもらえなかったようです。しかし第2セットではペトコヴィッチのパワフルなショットに慣れてきて、サーヴとFHが入り出して盛り返してきました。スコアでは両セットとも同じ6-2 6-2 ですが、内容的にはかなり違っていました。 ストーサーとの試合では大坂は時速120マイル(193km)のサーヴを打って注目を浴びましたが、ペトコヴィッチ戦ではリズムが出せずに、2ndサーヴが狙われてアタックされていました。しかしブレークされてもブレークバックするしぶとさがあり、時々みせたFHのパワフルなウィナーは目を見張る威力がありました。 しかし16歳の年は隠せず、勝ち急ぎをしてエラーを続出。しっかりとショットを組み立てていく、building pointsに欠けていたのは経験の浅さからくるもので仕方がないと思いますが、一か八かのウィナーショットも含めて今後の課題はあるとしても、先天的な選手としての勝ち気、ガッツ、根性、運動神経、コートセンスなど、トレーニングでは得られない才能に恵まれている大型新人という印象を受けました。 ソーサーとのビッグな試合に勝った後、「最も嬉しかった勝利は姉に勝った時で、この勝利は2番目」とケロッと言ってみせるあたりは、生意気ととられがちですが、今から思えばヒンギスもセリーナもシャラポヴァも才能に溢れた選手は、皆若い頃は同じような大せりふを吐いていましたので、この態度の大きさも未来のチャンピオンの器といえそうです。 ハイチ生まれの父親の方針は「ジュニアのトーナメントを避け、プロのサーキットで実力を蓄えていく」というもので、セリーナとヴィーナスの父親のリチャード・ウィリアムズの方針を見習っているようにみえます。この方針は当時は画期的なもので、突然プロで活躍し始めた姉妹のセンセーションは今でも鮮明に思い出されます。 しかしあまりに早くからプローサーキットに出場するのは、実力が違いすぎて才能がつぶされてしまう危険性がありますので、ベストかどうか分かりませんが、傑出した才能のある選手には突破口を早く開くのに適しているかもしれません。 彼女はボリテリのような有名なテニスアカデミーでトレーニングを受けたのではなく、ウィリアムズ姉妹のように公営のテニスコートで父親がコーチングを担当。和製セリーナと呼ばれる由縁は、テニス環境がとてもウィリアムズ姉妹に似ているというか、父親がリチャード・ウィリアムズからインスパイアされたように思います。 アメリカのスポーツイラストレイティッドのオンラインマガジンが彼女を特集していました。タイトルは『Watch: 16-year-old standout Naomi Osaka hits a massive […]

パワーテニスでセリーナを破ったスペインの新星 ムグルサ(20歳)

2014/05/29 2

May 29, 2014 French Open: セリーナ・ウィリアムズがまるで普通の選手に見えてしまうほど、20歳のガルビニェ・ムグルサ Garbine Muguruza は圧倒的なパワーで6-2 6-2で完勝しました。ヴィーナスが19歳のシュミドロヴァに敗れてしまい、これで歴史的なウィリアムズ姉妹の対戦は消えてしまったのは残念ですが、32歳のリ・ナとセリーナのトップ2の早期敗退で、ジェネレーションの交替期がやってきたようです。 [private] 私はあまり女子テニスには関心がなかったのですが、層が厚くなかなか新人がトップ100に進出できない男子テニスにくらべて、女子は若い選手たちがどんどんブレークスルーをし始め、ダイナミックで面白くなってきました。 その中でも22歳のハレップ(4位:クロアチア)、20歳のブシャール(16位:カナダ)、21歳のスティーヴンス(19位:アメリカ)、19歳のスヴィトリナ(33位:ウクライナ)、そして20歳のムグルサ(35位:スペイン)の活躍が目立ちます。ひょっとしてこの中から全仏オープンに優勝する選手が現れるかもしれません。 まずムグルサがセリーナを破った2回戦のハイライトをご覧ください。 身長182cm。足がスラッと長く美形です。サーヴ、FH、BHのすべてがパワフルでアグレッシヴ。そしてオンザライズで攻めてきますので、セリーナに時間を与えません。最も感心するのは、とても冷静な態度です。センターコートで、しかもセリーナと対戦というプレッシャーに萎縮してしまうことなく、彼女を倒す作戦を貫き通したメンタルの強さは、チャンピオンのみに与えられた天賦の才能を感じます。 以下は記者会見の内容です。 セリーナは握手する時にどんなことを貴女に言ったのですか? 「もしこのようなプレーを続ければ貴女は優勝するわよ」と彼女は言ってくれたので、「頑張ります!」と答えました。 クレーはあなたのベストなサーフェスではないと理解していますが、そのサーフェスでセリーナを破ったことについて? 私はスペインで育ちクレーでトレーニングをしてきましたので、慣れたサーフェスで違和感はありません。「セリーナを破るには何をすればよいのか?」について、今日はすべてのことがクリアに分かっていました。 勝ちそうになってきた時に固くなってしまいませんでしたか? そういう瞬間は第2セットの最後のゲームの時にやってきました。「勝つかもしれない」と思って緊張しそうになったのですが、「セリーナも緊張しているし、勝つチャンスは私にあるのだから落ち着かなければ!」と自分に言い聞かせたのです。 貴女がコートに入った時、彼女に勝てるという想いはありましたか? 勝つチャンスはあると思っていました。しかし昨年の全豪オープンでセリーナと対戦した時は、カチカチに固くなってしまってひどい負け方をしたのですが(6-2 6-0)、「今回はどうしたら勝てるか?」のみに終始専念したのがよかったと思います。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

奈良くるみ:コートサイドとオンコートのコーチングに思う

2014/02/27 31

February 25, 2014: 数日間、書こうか書くまいかと迷ってしまって更新が遅くなってしまいました。批判的な記事を書くと、「失礼じゃないか」というお叱りを恐れて、弱気の私は最近書けなくなってきているのです。しかしこのブログは個人の意見の発表の場であり、私の意見が一部の人の感情を害することがあっても、今後の奈良くるみの将来のためを考えて、あえて記事にすることにしました。 [private] 奈良くるみがリオで優勝しましたね!生放送をしていましたので観戦することができました。158cmの小柄でフィジカルの限界に挑戦する奈良のテニスは感動的でした。全豪オープンのときも印象的でしたが、ショットも深く、ガッツもあり、本当にすばらしいテニスをしていました。 しかし・・・ちょっと驚いたのはコーチ(名前を伏せますが)のコートサイドのコーチングです。一生懸命応援したい気持ちは分かりますが、試合中のコーチングは違反です。あの状況では、奈良はコートサイドのコーチングがなくても勝てたはず。 ニック・ボレテリが以前「多くのコーチがコートサイドからコーチングをやっているのだから、Coaching Violationのルールはあってないようなもの。このルールは無意味でなくしてしまうべきだ。」と語っていましたが、全く同感です。 ヤンコビッチなどはボックスに座っているコーチの兄と会話をすることがあり(コミュニケーションは禁じられています)、セルビアで語っていますので、どこまでコーチングを受けているのかわかりませんが、最近もウォーニングを受けていました。 ナダルの場合もしかり。コーチトニが思わず叫んでしまうのでしょうが、スペイン語を話す審判が多いので、ウォーニングを受けることがあります。このためにナダルは「フェアでない」という印象を与えてしまいます。せっかく優勝しても、テニスファンのコメントで「違反行為をしていたのだから・・・」と書かれてしまうことがあり、これではナダルがかわいそうです。 全米オープンの時に、錦織のコーチのダンテの近くに座って彼の様子を観察したことがありますが、錦織が苦境に陥ったときでも、一言も発していませんでした。さすがです。 フェデラーがテニスファンに敬愛され、プロ選手たちから尊敬されている理由の一つに「クリーン」であることがあげられます。メディカルタイムアウトもとりませんし、コーチング違反もありません。インディアンウェルズでアナコンの近くに座って彼の様子を観察したことがありましたが、無言で無表情。レンドルのように淡々としたものでした。 奈良くるみはこれからどんどんと成長していき、将来が楽しみな選手です。おおっぴらにコートサイドでのコーチングが行われているのを聞いていると心配になってきました。英語だと完全に違反です。コートサイドのコーチングはほとんどが他愛のない内容のものでしたが、試合の内容とともにお伝えして、オフコートとオンコートのコーチングについて考えてみたいと思います。 リオオープン決勝:奈良 def ザコパロヴァ:6-1 4-6 6-1 奈良の相手のザコパロヴァZakopalova はチェコの選手。32歳のクレーのベテラン選手です。ランキングも奈良よりははるかに高い35位。 奈良くるみは昨年の全米オープンと今年の全豪オープンでいずれも3回戦でヤンコヴィッチと当たってしまい、惜敗となりましたが善戦しました。いずれもヤンコヴィッチから1セットはとれそうな試合内容でしたが、経験不足からマッチポイントが近づいてくると固くなってしまい、エラーが増えてしまっていました。 日本選手は背丈がないので、パワーに欠け、とにかく拾いまくるカウンターパンチャーが多い中、奈良は得意のFH(フォアハンド)のクロスで深く攻め、BHのダウンザラインをミックスしながら、相手を翻弄することができるアグレッシヴなプレースタイル。ショットの種類も豊富で、ミックスしながらザコパロヴァにリズムを与えず、第2セットは落としたものの、第3セットでは6−1の完勝でトロフィーを勝ち得ました。 これだけ暑くてよかったと思いました。相手の方が体力が無いと予想していたので。今日はうまく予想通りに展開になったと思います。(奈良) 第1セット ザコパロヴァ が緊張しているためなのか、それとも調子が悪いのか、エラーの連続で奈良が勢いにのって5−0とリード。しかし絶対にベーグルだけは避けたいと必死に戦うザコパロヴァは、2度の奈良のセットポイントをセーヴ。GP(ゲームポイント)は奈良のFHのエラーでやっと1ゲームをとりました。 奈良の弱点はビッグポイントが近づくと固くなってしまいエラーを犯してしまうこと。これは今日のフェデラーでもマッチポイントを何度か落としてしまっていましたので、仕方がないのかもしれませんが、デュースでダブルフォルトをしてしまいBP(ブレークポイント)となってしまいました。 どんなにリードしていても、相手がリズムを得出すと挽回されてしまうのがテニスです。油断は禁物。ザコパロヴァのエラーに救われたかたちで第1セットは6−1で奈良が勝ち取りました。 ここで奈良のコーチがベンチにやってきました。オンコート・コーチングはセットごとに1回のみ許されています。 1)真ん中をうまく使うこと。 2)ストレートのミスをなくすること。ラケットを合わすだけでよい。 3)いける時は中に入ること。いけない時は後ろに下がること。 4)ラインを狙うな。 5)緊張していると思ったら、空をみて深呼吸しろ。 6)自分に負けるな。 […]

アザレンカ vs スティーヴンス: ボディブローの応酬

2014/01/21 2

January 20, 2013 Australian Open: 昨年の全豪オープンの準決勝アザレンカvsスティーヴンスの戦いを覚えていらっしゃいますか? 詳しくは『波紋を投げたアザレンカのメディカルタイムアウト』で説明していますが、アザレンカの問題のメディカルタイムアウトで新鋭のスローン・スティーヴンスの流れが変わってしまい敗退してしまいました。スティーヴンスのリヴェンジではありませんが、アザレンカの腹部にボディーブロー!そしてアザレンカも負けずににスティーヴンスめがけて・・・ [private] 今年の全豪オープンでは二人は4回戦で激突。最初スティーヴンスがアザレンカにパッシングショットを。しかしこれはわざとめがけて打ったのではなく、アザレンカがショットを予期して前進、球の方向に向かって走ったため当たってしまったもの。 しかしその後のアザレンカのヴォレーはスティーヴンスのボディめがけて打ったもので、これは「あのお返しよ」みたいな感じです。ま、この場合はスティーヴンスが前進してきてパッシングショットを打つスペースがなかったのでしょうが、テニスもこうなると危ないですね。 二人は後でわざと打ったのではないと否定し、It’s tennis. とアザレンカが一蹴。しかし危ないので気をつけてもらいたいものです。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

セックスはゲームにプラス:スキアヴォーネの傑作ビデオ

2013/11/21 7

November 21, 2013: オフシーズンの間はいろんな選手たちのエピソードで楽しみたいと思います。そこで今日はジューシーな話題「テニスとセックス」です。試合の前はセックスは禁物・・・とよく言われますが、異論を唱えるのはスキアヴォーネとレジェンドのナスターゼ。まずはスキアヴォーネのセックス論と傑作セックスジョークのビデオをどうぞ。 [private] 試合の前にセックスするのは禁じられているけれど、効果はファンタスティックよ。ホルモンが湧いて来てポイントがとれるわ。(スキアヴォーネ) 2010年全仏オープンで優勝したスキアヴォーネは気さくな明るい性格で多くのファンから愛されていますが、大胆な発言でもしられる選手。 彼女らしい楽しいビデオがみつかりました。チェンジオーヴァーで対戦相手がメディカルタイムをとっている間、観客席の魅力的な男性とセックストークを始めました。スキアヴォーネのジェスチャーは本物だとは思いますが、この男性との会話は? たぶん合成してジェスチャーで会話をしているように編集したものだと思いますが、それにしても何か意味ありそうなスキアヴォーネのジェスチャーですね。キャッ!大胆!でも楽しそ〜 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

アナコンがスローン・スティーヴンスのコーチに

2013/11/20 0

November 20, 2013: テニス史上ベストと言われるGOAT (Greatest Of All Time)の選手二人もコーチしたポール・アナコンがオフシーズンの間、未来のセリーナと期待される12位のスローン・スティーヴンス(20歳)のコーチを担当することになりました。テニスチャンネルで解説をしてくれてとても楽しかったのですが、このトライアルが成功すればフルタイムのコーチを引き受けることになりそうで、女子テニスにとっては明るいニュース。しかし今の男子選手の中ではコーチングに値する選手がいないのでしょうか、ちょっと寂しい気もします。 [private] ポール・アナコン Paul Annacone は現役時代はサーヴ&ヴォレーとチップ&チャージ(サーヴィスリターンをチップしてネットラッシュ)で12位にあがった選手。これからのテニスはベースラインからだけでなく、ネットラッシュしなければ勝てなくなってきているだけに、彼の知識と経験は貴重で、フェデラーのコーチを辞めて以来、最もホットなコーチとして注目されてきました。 スローン・スティーヴンス Sloane Stephens は『19歳のアメリカンガールがセリーナを撃沈して準決勝へ』など、何回かこのブログでとりあげましたが、今年の全豪オープンでは準々決勝でセリーナを破りセンセーションを呼んだ選手です。準決勝ではアザレンカのメディカルタイムアウトでリズムを崩してしまって惜敗してしまい残念でした。彼女を全米オープンを生観戦しましたが、武器はFHのクロス。コーナーにパワーフルなウィナーをきっちり決めてスケールの大きなプレーが印象的でした。 スティーヴンスは女子にしては稀なオールコート選手で、サーヴ&ヴォレーではありませんが、あまいショットを打たせてネットでポイントを決めるのが得意です。ヴォレーがうまいので、アナコンにとっては教えがいのある選手。 選手のレベルが上がり技術の差が少なくなってきている今日、最後の決め手はメンタル。スティーヴンスはセリーナやアザレンカのような激情家ではなく、若年にもかかわらず落ち着いたプレーでビッグポイントのとれる成熟したメンタルの持ち主です。ルックスも性格も明るく、将来は彼女の黄金時代がやってくると私が最も期待する女子選手です。 その点男子は若い選手がベテランに勝てないのは、男性ホルモンのテスタステロンの影響が大きいと思うのですが、劣勢になるとカッと血が頭にのぼって冷静な判断ができずに、肝心のビッグポイントでオーヴァープレーでエラーをおかしてしまう選手が多いですね。その典型がヤノヴィッチです。 メンタルトレーニングがいかに重要か。マリーの成功はレンドルが彼のサイコロジストをマリーに紹介したことが大きいとされています。 スティーヴンスはまたフィッシュのフィジカルトレーナーのロカシオを雇いました。12月末にオーストラリアに飛び、ホップマンカップに出場するスティーヴンスですが、彼女の活躍を期待したいと思います。 珍しいアナコンの家族の写真を見つけました。2008年ニューヨークで撮影。左はギメルストム(テニスチャンネル解説者) ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

アザレンカがレッドフーのミュージックビデオに出演

2013/10/22 6

October 22, 2013: ここで息抜きの楽しい話題です。今イスタンブールで女子のチャンピオンシップが行われています。シード2のアザレンカは全米オープンで決勝進出したものの、アジアでは東京、上海で1回戦敗退が続き低調気味でしたが、今日エラニを倒して1勝をあげました。彼女が元気になった理由はどうやらボーイフレンドのレッドフーとの再会にあったような気がするのですが・・・ [private] レッドフーのことは何度もこのブログで紹介してきましたが、モータウンの創設者の息子であり、ダンスミュージックのスーパースターです。今まで自分の仕事をほったらかしてアザレンカにひっついてトーナメントを廻っていましたが、ガールフレンドの跡ばかりを追っかけていては男が腐る(?)と、オーストラリアの素人のど自慢の人気番組、X-Factorの審査員の仕事を引き受けました。 今までずっと一緒にいた二人が急に離れ離れになったことで、二人の間がギクシャクしてしまったことは確かで、レッドフーが「辛い関係にある」と告白してTVで泣いてしまったエピソードは『アザレンカの恋人レッドフーが告白の涙』で紹介しましたが、上海の後、アザレンカはオーストラリアに飛びレッドフーと再会。これはあくまでも私の想像ですが、この再会でアザレンカは心が安まったのかも知れません。 レッドフーの新曲 Let’s Get Ridiculous が発表されましたが、ミュージックビデオにアザレンカが出演しています。 本当はビデオに出演する気は全くなかったのよ。でも彼が何かにつけて私を出演させようとして、最初はマーメイドの役で、冷たい水に入るなんて冗談じゃないわ、とこれは勘弁してもらったの。最終的にフライトアテンダントに落ち着いたのだけど、今まで飲み物をサーヴしたことがないので、コップがスライドしてしまったり、かなり緊張してしまったわ。         (アザレンカ) このビデオはショートストーリーになっていて楽しいですね。アザレンカのセクシーなフライトアテンダントもみものです。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

全米オープン:元GSチャンピオンのストーサーを破った17歳のセンセーション

2013/08/29 3

August 28, 2013 US Open: シンデレラガールが誕生しました!ランキング296位。全米オープンの予選のWCをもらって予選を通過したヴィクトリア・デュヴァル Victoria Duvalはフロリダ生まれの17歳。まるで13歳くらいにしかみえない女の子ですがすばらしいガッツのあるプレーをして、2011年のチャンピオンのサマンサ・ストーサーを破ってしまいました。GSならではのアップセットに俄然全米オープンの女子が面白くなってきました。 [private] 昨年ヴィッキー(ヴィクトリア)はUSTAの18歳グループで16歳でチャレンジして優勝をして、そのご褒美に全米オープンのWCをもらった女の子です。初戦相手は元チャンピオンのキム・クライスターズで、残念ながら6-3 6-1で完敗してしまいました。無理もありません。巨大なスタジアムで相手が元No.1のチャンピオンなのですから。 今年は予選のWCをもらって今度は予選から再度のチャレンジです。予選を勝ち続け、また1回戦の相手がまたGSチャンピオンになってしまいました。今度はストーサーです。しかしヴィッキーは恵まれています。二度も大きな会場でチャンピオンたちと戦える機会などなかなかやってこないのですから。しかしまさか300位に近い彼女がストーサーを破ってしまうとは誰も思ってもいなかったのではないでしょうか。 ヴィッキーはマイアミ生まれですが、ハイチ育ち。子供の頃ハイチで強盗にあって殺されそうになったり、父親がハイチの地震で一時生き埋めの状態になったり、彼女のわずかな17年の人生は波乱に満ちたものでした。しかしフロリダに戻ってから、ボレテリにみそめられめきめきと腕を上げてきました。 アメリカは女子プロの未来は明るいですね。スローン・スティーヴンスについては『19歳のアメリカンガールがセリーナを撃沈して準決勝へ』でも詳しく書きましたが、つい最近では彼女はシンシナティでシャラポヴァを破ってしまいました。そして新たに登場したのは17歳のデュヴァル。日本女子はかつては数人もGS本戦に出場していたのにどうしてしまったのでしょう。しかし奈良くるみが頑張って2回戦に進出しますので、明日彼女を応援してきます。 デュヴァル def ストーサー:5-7 6-4 6-4  二人ともサングラスで現れました。サングラスをかけてプレーする選手は珍しく、二人もそろってということは今までに記憶がありません。ストーサーは近視ではありませんが、ジュニアの頃からかけていたので、いわば癖のようなもの。しかしデュヴァルは近視でオークリーのサングラスがなかなかユニークです。 ストーサーの弱点はメンタル。押されてくるとエラーが増えて、何でこんなミスを?というエラーを犯してしまいます。デュヴァル戦も、デュヴァルがギアアップしてくると焦りまくっていました。 逆に17歳は恐れを知らぬプレーで、どんどんピッチが上がり、アグレッシヴにストーサーを攻めます。サーヴはまだまだですが、FHのクロスが得意で何本もウィナーをとっていました。ガッツがあって、セットアップもうまく、これが17歳?と目を丸くしてしまうほど成熟したテニスです。 しかもネットラッシュがうまい。ベースラインから下がらずストーサーに時間を与えません。第3セットでは勝利を意識してマッチポイントがなかなかとれませんでしたが、4回目のマッチポイントで、デュヴァルはインサイドイン(センターからデュースコートのコーナーに打つショット)のウィナーで1回戦を勝ち取りました。 彼女のインタビューがまたかわいいのです。声がまるで10歳くらいの子供の声。勝利のカギは?という質問にHave funという答えが返ってきました。ビリージーンキングが彼女に「試合を楽しむこと」というアドヴァイスをもらったためか、本当に楽しそうにプレーしていました。 今は学生ですのでスポンサーもありません。Twitterもまだアカウントを持っていないとか。どうして?と聞くと「私は有名じゃないから」という答え。ふふふ。Twitterはセリーナのような有名スターがやっていると思っているようです。 ともかく、セリーナが引退してもアメリカの女子テニスは安泰ですね。おっと、今夜中の1時。スティーヴンスが1回戦を勝ちました。 フェデラーを観るために初日のチケットを買ったものの、雨でキャンセルになってがっかり(リファンドなしでもったいない)していましたが、明日のチケットを買って今度はフェデラーの2回戦を観てきます。 一日中観戦するかコンピューターに向かっているかで、体がなまってきていますので、今晩は国連ホテルでテニスをやってきました。観戦もいいですが、テニスはやっぱりプレーするのが一番。これで少し元気が出てきました。さあ、頑張るぞ! ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

頑張れバルトリ:「lookerになれない」侮辱ジョークを吹き飛ばせ

2013/08/16 8

August 16, 2013: テニスのラケットをあっさりと捨て去ったマリオン・バルトリが今日お世話になったジムに挨拶にでかけました。そこでパチリと記念写真。「これが私の最後のhalf squatです」とTwitterのコメントがついてました。ヒール姿で最高におかしい。ユニークで楽しい選手をテニス界は失ってしまいましたね。ところでBBCのアナウンサーがバルトリを侮辱した事件をご存知ですか? [private] 私は最近はハイヒールもはけなくなったというのに、こんな真似はとてもできません。(そういえばずいぶん長くジムに行っていない。) 体が柔らかいマリオンはこんな真似もできるのです。(えへん、私も彼女の歳ではできていました。) lookerにはなれないのだから・・・ ウィンブルドンの実況中継でBBCのアナウンサーのJohn Inverdaleは土曜の決勝戦で、とんでもない失言をして大批判されてしまいました。彼は仮定の話として、父親とマリオンの会話を想像して以下のようなことを言ったのです。 父親が12・13・14歳の頃のマリオンに次のようなことを言ったもしれないね。「おまえは絶対にlooker(美人)にはなれないのだから、シャラポヴァのようにはなれないのだから、それに見合うものを見つけなければならないよ。それは何かというと、女子プロで最も根性のある信念を貫くファイターになることだ。 バルトリは太目ですので、アナウンサーからこのようなアホなジョークをとばされたり、意地悪なファンから嘲笑的なジョークの対象になったり、ちょっとかわいそうな選手でした。今は引退表明をして殺到するTwitterのメッセージの返事に追われているマリオンですが、彼女のTwitterのアイコンがとても素敵です。コート上の彼女しか知らない私たちにとってはあのファイターのイメージしかなく、コート外の素顔の彼女はとても魅力的で新鮮です。 「lookerになれない」なんて言う失礼な人たちを見返してやってほしいと思います。おしゃれなセンスで素敵に変身したマリオンをトーナメントの客席で見る日も近いと思います。 たとえ永久的に引退してしまっても、エナンやクライスターズのようにカムバックしても、マリオンはいつまでも輝くlookerであることは間違いありません。Allez Marion! (追記) ジョコヴィッチがイズナーにマリーがベルディヒに敗れてしまいましたね。イズナーがあれほどすばらしいプレーができるとは驚きでした。自信のある選手は本当に恐いです。 ナダルはやはり強かったですが、フェデラーもスーパーショットを打ったりと見応えのあるプレーをしていました。ナダルが相手だとフェデラーも生き生きしてくるみたい。やはりフェダル戦は特別です。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

シャラポヴァが新コーチのコナーズを解任

2013/08/16 3

August 16, 2013: シャラポヴァがコナーズを解雇しました。『シャラポヴァがジミー・コナーズを新コーチに』の記事でニュースをお伝えしたのが7月13日ですので、コーチ歴はわずか1ヶ月というスピード離婚となってしまいました。コナーズがコーチングした試合は、シャラポヴァがスティーヴンスに敗退した1試合のみ。敗退後コナーズは「明日からさっそく練習開始」とTweetして張り切っていたのですが・・・ [private] 解雇の理由は、シャラポヴァのエージェントのMax Eisenbudいわく ”Not the right fit for this time in her career.” 。not the right fitというのは二人がうまく合わなかったということですが、要するに「今のキャリアの段階で彼女が必要としているコーチングが得られなかった」ということになります。 しかしスティーヴンスに負ける前日12日に、シャラポヴァはコナーズについて以下のように語っているのです。 彼はハードワークに代わるものはないと信じていますので、すべての練習はこの哲学が貫かれています。今のキャリアの時点で私を急に変えることはできませんが、彼の経験とwork ethic労働観は私にとって貴重で、うまくいっています。 (tennisnakama: it’s been nice.と言っているのは、「うまくいっています」という意味です、これが彼を解雇した数日前の言葉とは・・・?) 彼は今までの経験と豊な知識から、いろんなすばらしいことを言ってくれます。ですから彼と練習したり一緒に過ごす時間をエンジョイしています。 (tennisnakama:うん? エンジョイしている?) (マリーとレンドルの関係と比較して)私の場合はいくつかのスラムのタイトルをすでに取っていますので、彼の場合とはちょっと状況は違うと思います。私はどのようにすれば目的を達成できるのか知っていますが、私の求めているものは、彼のwork ethicと経験です。 コーチの役目は選手を単に褒めるのではなく、ハードな練習によって選手の潜在能力を最大限に発揮させることだと思います。彼がそのことをやってくれると期待しています。 コナーズがベストの自分を引き出してくれるのを期待していたシャラポヴァでしたが、初戦で20歳のスティーヴンスに負けてしまったことで、かなり感情的になり早急な決断だったような気もしないではありません。二人とも気の強い性格で今後のシャラポヴァの歩むべき方向で火花が散ったのかもしれませんね。 9年間セリーナに負け続けているシャラポヴァは一昼夜では今のセリーナに勝てないことは百も承知の上。どうすれば今のシャラポヴァはセリーナを倒すことができるのか? 技術を上げることも重要ですが、コナーズはシャラポヴァの単純なプレーに深みを与えようとしたのかもしれません。例えばネットプレーを増やすようなプレースタイルを変えることに、マリアは抵抗を示したのかも。スティーヴンスに敗れたことによって、二人の意見の違いが明らかとなり、コーチの意見を取り入れることができないシャラポヴァは、全米オープンを直前に解雇の手段を取らざるを得なかった・・・というシナリオはあくまでも私の想像ですが。 おかしいのはコナーズのTweetです。解雇されてすでにカルフォルニアのセントバーバラの人となった彼は自宅から以下のようにつぶやきました。 […]

バルトリ「体中が痛んでボロボロになってしまった」

2013/08/15 2

August 15, 2013: WTAが独自にインタビューを行ったビデオが掲載されましたので、ここで彼女の引退の言葉を翻訳してお伝えします。マリオン・バルトリはすべてがユニークでテニスファンを楽しませてくれましたが、引退の仕方も彼女らしいユニークなものでした。個性的な選手を失うのは寂しいものです。 [private] 以下が要約です: 体がもう続かなくなりました。引退する時がやってきたのです。体の限界に挑戦してきましたので、試合後は歩くこともままならず、先週は腹筋、今週は腰と肩、といったように痛みが次から次へと襲ってくるのです。私の体はボロボロに疲れていて、心の中で引退する時がきたことが分かっていました。 痛みがあまりにもひどいと、試合をしていてもフォーカスすることは難しくなります。試合をしていなくても体中の痛みがあるわけで、このような限界状態になるまで夢を実現するためにプッシュしてきました。 私を最もよく知っていてくれる父は、私が心身ともに疲れ果ててしまっていることに気付いていました。彼は私が小さい時から夢の実現にむけて全身全霊をこめてひたすら目標に走り続けてきた私をとても誇りに思ってくれました。しかしこれからも続けてプレーすることに対しては私個人の判断に任せてくれたのです。ゴールを達成するために体の限界をプッシュしてきましたが、もうここまででこれ以上続けることができなくなってしまいました。 名前を上げて多くの人達にお礼の言葉を述べたいのですが、大切な人達の名前が抜けてしまって傷つけることになってしまうかもしれませんので、この場では控えることにします。 私はいつも正直で尊敬に値する人間でありたいと願ってきました。私のテニスのキャリアの中で多くの方々のサポートを受けてきました。彼らの関わりがたとえ小さなものであっても大きなものであっても、ウィンブルドンのトロフィーの喜びを彼らと分ち合えることができたのは、私が人生で最も誇りとするところです。 いろんなアップダウンがあっても、私を絶えず励まし応援してくれた人達。彼らのことは一生忘れることができません。 16歳のマリオンも、ウィンブルドンで優勝したマリオンも同じマリオンです。タイトルをとっても、ハイランキングになっても、私は同じマリオンでありつづけたことを誇りに思っています。 今はゆっくりと今後のことについて考える余裕はありませんが、親しい友人たちや家族たちと一緒に楽しい一時を過ごしリラックスできればと願っています。もうすぐ29歳になりますし、できればファミリーをもつことができれば嬉しいですし、また甥などと一緒にいるすごせる時間を楽しみにしています。 We will miss you, Marion! ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

特報:マリオン・バルトリがシンシナティを最後に突然引退!

2013/08/14 11

August 14, 2013: 今TVの生放送でブレーキングニュースが入りました。今年のウィンブルドンで優勝したバルトリが記者会見で泣きながら引退表明をしました。もう彼女のダイナミックなテニスは観れなくなるのは寂しいですが、彼女のIQは天才並みの高IQなのだそうで、テニス以外の分野でも活躍してくれると思います。Bonne chance, Marion! (記者会見の内容を掲載) [private] 7月にバルトリとツォンガが年始のホップマンカップに出場することを発表したばかり。「ジョーとも親しいしとても楽しみにしています」のビデオメッセージを残したバルトリですが、ホップマンカップのことを忘れてしまったわけではないのでしょうが、「もう続けていけない!という悲痛な叫びは、体の痛みよりも心の叫びのような気がします。 ランキング7位のバルトリは14日のシンシナティ2回戦でシモナ・ハレップに6-3, 4-6, 1-6で敗退。試合後に父親に電話をして引退の決意を伝えました。 このことを告げるのはとてもむずかしいのですが、この試合が私のキャリアにおいて最後になりました。引退の時がやってきたのです。 45分や1時間のプレーで、すでに体中が痛むのです・・・もうテニスを続けていけないのです。皆さんは私のウィンブルドンの優勝を覚えてくれるでしょうが、たった今負けてしまった試合のことは覚えてはいないはず。  詳しい会見の内容は後ほど発表になるとおもいますので、少々お待ちください。 (更新) 13年間のキャリアで8のタイトルをとり、キャリアハイのランキングは7位のバルトリはウィンブルドンを優勝した直後だけに、引退表明はテニス界に大きなショックを与えました。 バルトリはウィンブルドン優勝後1ヶ月の休養をとり、先週トロントのトーナメントに出場しましたが、3回戦で腹筋を痛めてリタイアしてしまいました。 上記のコメント以外の内容は以下の通りとなります。 今年の始めから多くの怪我を負ってきました。ウィンブルドンでは極限までプッシュしてすべてのエネルギーを使い果たしてしまいました。優勝することで私は夢を実現できましたが、今はもう私の体は言うことを聞かなくなってきているのです。 夢を実現するのために本当に長い間ツアーに出てトレーニングを積んできました。いろいろアップダウンを繰り返してきましたが、特に今年に入ってから多くの怪我にみ見舞われてしまいました。私の体がバラバラに崩れていく中で、ウィンブルドンの期間中は大きな痛みをこらえて目標を達成することができました。 しかし100%発揮できない状態でプレーを続けていくことはチームや私をサポートしてくれる方々に不正直で不公平なことになります。 引退の決心は簡単なものではありませんでした。極限までプッシュすることによって夢を実現することができましたが、もうこれ以上私はできないのです。 今日の試合後、父に電話をしました。父は何となく感じていたらしく、これから私がやることが何であっても応援すると言ってくれました。ウィンブルドンに勝ったとき、父は誇らしげな目で私を見つめて言ったのです。「これからは試合に勝たなくてもよい。よい男性をみつけて幸せな結婚をしてほしい」 私のテニスの夢は実現しましたが、テニス外の夢の実現はこれからです。よい男性をみつけてナイスファミリーを持つ、これが私の次の夢なんです。 最もあなたが誇りに思うことは何ですか?という問いに、 正直であること、家族や友人たち、そして私をサポートしてくれた人たちに誠実であること。マリオンってどんな人?の質問に、彼らはいつも「彼女はナイスガールだよ」と言ってくれるのが私の最大の誇りです。 ウィンブルドンで優勝したアンディ・マリーはパーティなどでバルトリと一緒になる機会があり、彼女のことを「ハードトレーニングに耐え、アスリートとして自己のポテンシャルを最大限に発揮できた彼女はすばらしい。きさくでおしゃべり好きで癖があって他の女子プロとは毛色が違うけれど、とてもナイスガールだよ。」とベタ褒めしていました。 記者会見を読んで、もっと彼女のことを知りたかった・・・という想いがこみあげてきます。28歳のマリオンに素敵な男性が現れますように! 2013年ウィンブルドン女子決勝のハイライト ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

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