強かったヴァヴリンカ!USオープン決勝の試合を再現

2016/09/12 29

Sep.11, 2016 準決勝で錦織を破ったスタン・ヴァヴリンカが見事No.1のジョコヴィッチを撃破して、3度目のグランドスラムのタイトルを獲得しました。スタンはメンタルとフィジカルの面で不安定な要素が多かったのですが、フォーカスが崩れず、パワーとコントロールでGSチャンピオンにふさわしい風格が出てきました。

現地レポート:ヴァヴリンカは崩れず錦織を撃破

2016/09/11 6

Sep. 10, 2016 「第1セットの錦織は動きが良く、終始主導権を握るアグレッシヴなプレーで、どう対応して良いのか分からなかった。」とヴァヴリンカが語っていましたが、錦織のプレーは彼の言うように全く隙を見せない完璧なものでした。しかし2セット目の後半あたりから疲れが出始め、エラーが増えてきました。会場の雰囲気とともに試合の様子を現地からツイートしましたが、のちにTVでも観戦し直しましたので、私の印象を加えながら、準決勝を振り返ってみたいと思います。

錦織圭が語る敗因:「疲れとヴァヴリンカのパワーアップ」

2016/09/10 8

Sep. 10, 2016 錦織圭は全力を尽くして戦いましたが、マリー戦の5セットの激闘で体が最後までついていきませんでした。ヴァヴリンカは錦織のレベルが落ち始めた第2セットの後半から、ギアアップして、コントロールとパワーのアップで強さを増し、錦織の追随を許しませんでした。ポストマッチの記者会見で錦織が試合について以下のように語っていました。

2014年の懐かしいUSオープンのヴァヴリンカ戦を再訪

2016/09/09 4

Sep 9, 2016 2014年で錦織圭が決勝まで進んだときの興奮がよみがえってきました。ヴァヴリンカとの準々決勝では『錦織圭を応援する海外の熱烈な応援に涙』でも書いたように、錦織の応援が印象に残っています。明日のヴァヴリンカとの試合は6時頃から始まると思いますので、また深夜まで続きそうです。夜のUSオープンはいつもお祭り騒ぎになるので楽しみ。ではあの興奮をもう一度!

現地観戦:錦織圭5セットのドラマでマリーを破り準決勝へ!

2016/09/08 10

準決勝の切符が手に入りましたので観戦に行きます! 錦織vsマリーがデイタイムと発表されて即、USオープンのTicket Exchangeのオンラインで翌日の切符を入手。夜のセッションがデルポトロvsヴァヴリンカですが、これはスキップです。(財布がもたない)たいていの切符は2枚ごとのセットで売っていますので、一枚のみを探すのは難しいのですが、結構良い席が見つかりました。昨日試合の様子を刻々とTwitterでお伝えしましたが、今日は幸せ感を味わいながら、振り返ってみたいと思います。

ジョコヴィッチの対戦相手は呪われている?3人目のリタイアで準々決勝

2016/09/07 2

Sep. 7, 2016 不思議なことが起こるものですね。ジョコヴィッチの対戦相手が次々と倒れて試合を断念してしまいました。2回戦のヴェセリーが左腕の痛みでWalkover(不戦勝)。3回戦のユーズニーは左腿の故障で第1セットでリタイア。3人目の犠牲者は昨夜のツォンガで左ひざを痛め、第2セットでリタイア。偶然とも思われない不思議な力が働いているような・・・準決勝のモンフィスに何も起こりませんように。

あなたも真似のできる話題沸騰のフェデラー新戦法 “SABR”(セイバー)紹介

2015/09/04 14

Sep.4, 2015 シンシナティで突然ネットに向かって前進して、ハーフヴォレーでサーヴィスリターンをするフェデラーのアタックテニスが話題を呼びましたが、私も全米オープンで目の当たりに見ました。一か八かの突撃で、成功するとスリル満点の楽しいプレーで、SABR(セイバー)と名付けられました。その由来は? フェデラーはこれからも戦法の一つとして使っていくとか。私たちも真似のできるSABRのやり方をビデオで紹介します。

ティーン選手が大活躍:2回戦進出は西岡とチュンのアジア選手二人

2015/09/02 2

Aug. 2, 2015 US Open: 2日連続で炎天下の観戦に出かけましたので、今日は涼しく自宅観戦をすることにしました。湿気がものすごく、立っているだけで汗が出てきます。話によると全米オープン記録の17選手がリタイアしてしまったとか。さて今年は歴史的に最多のティーン選手が予選を通過して本線入りを果たしました。その中でも2回戦にへ進出を決めたのは、西岡良仁とチュンの選手で、アジアの意気と気概を見せてくれました。

全米オープンの予想とみどころ

2015/08/30 2

Aug. 29, 2015 US Open: さて例年通りにドローからみる予想を行ってみたいと思います。明日は錦織vsペアーの試合がありますので、思い切って前列の席をオンラインで確保しました。これでiPhoneからストリーミングができます。みなさんはTVの生放送をご覧になっていると思いますが(日本の火曜午前0時から)、観客の反応など、ちょっと違った角度で実況放送を時々やってみたいと思います。

錦織圭の記者会見を携帯ストリーミングで実況放送

2015/08/29 13

Aug. 28, 2015: 今日は最高に楽しい1日となりました。錦織圭の記者会見に息子をアシスタント役として連れていき、ビデオを撮ってもらうつもりでした。しかし息子が会見の途中で「ストリーミングで実況中継をやればどう?」「なぬ? そんなことができるの?」最前列の席で彼と私は大慌てでアプリをダウンロードして、iPhoneを使ってTwitter実況に挑戦!キリオスや動物の質問も圭くんはしっかり答えてくれました。日本時間の30日の朝6時までの24時間以内ならみれますので、リンクをクリックしてみてください。

ナダルがブラウンに敗退「今のテニスはまるでサッカーのシュートアウトだ」とトニ・ナダル

2015/07/03 5

July 2, 2015 Wimbledon:(更新) 「早くからウィンブルドンに入って周到な準備をしていたのだが・・・相手(ダスティン・ブラウン)の方がベターなプレーヤーだった。」2ndサーヴもすべてサーヴ&ヴォレーというブラウンの超アグレッシヴな芝テニスに、ナダルは最後までリズムを得ることができずに2回戦でウィンブルドンを敗退してしまいました。どんどんパワーとスピードが増していく今日のテニスに、果たしてナダルのプレースタイルが対応していけるのか? コーチのトニが興味深い感想を述べていました。

事故のサスペンションで2セットダウンから立ち直った錦織でしたが・・・

2015/06/03 9

June 2, 2015 French Open: 錦織vsツォンガの試合の前半は、フェデラーvsワウリンカの試合とかちあって放送されず(涙)、スコアボードで想像するしかなかったのですが、錦織は全く何をやってもダメな状態が続いたようで、このままストレートに完敗してしまうかと思われたのですが・・・メタルのパネル落下事件が起こり、このハプニングで錦織は頭の切り替えができ、2セットダウンから5セット目まで粘ったのですが、惜敗となってしまいました。それにしても恐ろしいパネル落下事件でした。事件の詳細をお知らせします。

全仏Day1: セルフィー乱入者にフェデラーが警備の不備を批判

2015/05/25 7

May 24, 2015 French Open:(更新) 初日の今日は錦織、フェデラー、ヴァヴリンカのトップ10選手、およびカーロヴィッチとガルシアロペスを除くシード選手全員がストレートで勝ち2回戦に進出しました。順調な開幕を切った全仏オープン…と書きたいのですが、フェデラーがシャトリエ会場を退場する途中で、会場に飛び降りた若い男性にセルフィーを強要されるという事件があり、フェデラーは警備の不備に怒りの発言をしました。過去に起こった事件も含めてビデオで紹介します。 [private] テレビでも映ったこの若者の非常識な行動に本当にびっくりしてしまいました。解説者も唖然。しかしもっと驚いたのは警備員の反応が遅いことです。たとえ目的が他愛のないセルフィー(自撮り)であっても、乱入は許されるべきではありません。もし彼がセルフィーとみせかけてナイフで襲いかかったら…おぞましいセレス事件が思い出されぞっとしてしまいました。 昨日もフェデラーは練習中に子供たちがコートに割り込んできたばかりで、いくら子供だと言っても、オフリミットのコートへ侵入は警備の問題。フェデラーは警備の問題は、私個人だけの問題ではなく、選手全員にかかわる問題なので早急な対応をしてほしいと要求しました。 上のビデオでも紹介されているように、全仏オープンにおいて過去にも不愉快な事件がありましたね。フェデラーは2009年全仏オープン決勝(vsソダリン)で、乱入者がフェデラーに帽子をかぶせようとした事件を経験しています。 また同じく全仏オープンで2013年のナダルvsフェレール決勝で、ゲイの結婚に反対する男性がプロテストを目的にトーチをかかげてコートに乱入した事件もありました。 今年は全豪オープン決勝(ジョコヴィッチvsマリー)で、移民を強制キャンプに反対する数人の活動家が前列に席を占め、メッセージを伝えるために二人がコートへ飛び降りる事件が起こっています。 しかし警備員のトレーニングは抜群で、すぐに選手(マリー)を取り囲み万全の警備態勢をとりました。しかし全仏ではたった一人のスタッフが10秒後にコートにやってきただけ!これにはちょっと驚きました。 テニスではありませんが、フットボールやサッカーでもクレージーなフィールド侵入者が結構いるんですね。ビデオで特集していますが、罪はないものの、素敵な裸体ならまだしも、贅肉のついた裸は見せられる方はたまったもんじゃありませんね。 (更新) 錦織 def マチュー:6-3 7-5 6-1  錦織は自信に溢れるショットメイキングが印象的でした。相手のマチューは33歳のベテラン選手。長期間故障で休場してなかなかカムバックがままになりませんが、それでも元12位を誇る実力の持ち主で、特にBHがすばらしく、錦織とスリルのあるBHラリーを展開していました。 マチューはブレークされてもディフェンシヴになることなく、アグレッシヴなプレーで、錦織にプレッシャーを与え続ける作戦は的中しました。錦織は第2セットでダブルブレークされてしまい、マチューに押され気味になりましたが、6−5のセットポイントでネットコードがインとなり、セットポイントを手にいれることができラッキーでした。 しかしマチューの勢いもここまで。実力では勝てないマチューはどうしもリスクの高いショットで無理をしなければ錦織に勝つことができず、第3セットではエラーを連発。欲をいえば錦織は1stサーヴ率を上げること。今日のような4割台ではこれからが苦しくなります。 錦織の華麗なBHに解説者が「Kidding me! (ウッソー!)ジョコヴィッチに劣らない!」と叫んでいました。フランス選手のマチューを応援するはずの会場も、錦織の炸裂するウィナーに拍手を惜しみませんでした。 フェデラー def ファジャ:6-3 6-3 6-4  左利きファジャFallaはFHでバンバンとフェデラーのBHを攻めていました。これは正しい作戦で、深いショットがよく決まり、フェデラーを苦しめていました。スコアではフェデラーの快勝に見えますが、第2セットの第3ゲーム(1−1)などは、やっと5度目のBPをとってブレークするなど、かなり手こずっていました。 フェデラーの最近の傾向に、ビッグポイントがなかなかとれない点が挙げられますが、はやりファジャ戦でも15BPのうち取ったのはわずかの3つという少なさが気になります。サーヴではビッグポイントをエースでとることができても、リターンゲームでなかなかブレークできない。フットワークもラリーがつづくとリカヴァリーが遅れてしまう。ラリーをつづけないためにも、もっとネットラッシュしてもよいのではと思っていますが、ファジャはフェデラーよりも5度も多い25のネットラッシュでした。 フェデラーに最後まで残ってほしいと願っていますので、どうしても辛い点数になってしまいます。2回戦はクレーで今年モンフィスやツォンガに勝っているグラノエールズ。単複いける選手ですので、ネットラッシュもタイミングがよく油断できません。試合ごとにどんどん調子を上げていくフェデラーですので、心配はないと思いますが。 しかしなんでこれほどうまい選手(ファジャ)が100番台をウロウロしているのか、理解に苦しみます。フェデラーよりもさらに早めのオンザライズでアグレッシヴに打っていました。マチューといい、ファジャといい、オンザライズで早く打ち、アグレッシヴに攻めてくる選手が増えてきました。決勝までまだ6試合が残っています。本当に大変ですね。

2015 全仏オープンの予想: 有数な賭けサイトでは錦織の優勝は5番目、しかしドロー運でいけるかも

2015/05/23 9

May 22, 2015: 全仏オープンFrench Openのドローが発表になりましたね。ランキング6位のラオニッチの欠場で7位のナダルはシード6となり、残念ながらすでに準々決勝でジョコヴィッチと激突します。錦織は比較的イージードローでフェデラーまたはヴァヴリンカと準決勝で対決です。 世界で有数なギャンブルサイトでの優勝候補のオッズを調べてみました。ほとんどのサイトが同じ結果で、本命はジョコヴィッチ。5番目が錦織となっています。オッズによって世界がどのように選手たちを評価しているのが分かり、興味深いものがありますので紹介します。 [private] Betting Oddsは賭け率のことですが、日本ではオッズで通っているようですのでオッズとします。まずオッズの方法ですが、大きく分けてDecimal(少数点)、American、Fractional(分子)の3通りありますが、ここでは最もわかりやすいDecimalで表示されているオッズを紹介します。 世界で最大のインターネットの賭けサイトのbetfairの例をとってみますと、5月22日のオッズ(Odds)は以下のようになります。オッズの順から3つのグループに分けてみました。 優勝の可能性が高い選手 ジョコヴィッチ:1.97(100円賭けると197円戻る)(ランキング1位) ナダル:6(100円賭けると600円戻る)(ランキング7位) マリー:11.5(100円賭けると1150円戻る)(ランキング3位) フェデラー:16.5(100円賭けると1650円戻る)(ランキング2位) 錦織:17.5(100円賭けると1750円戻る)(ランキング5位) ひょっとして優勝するかもしれない選手 ヴァヴリンカ:44(ランキング9位) モンフィス:70(ランキング14位) ベルディヒ:75(ランキング4位) フェレール:110(ランキング8位) 不思議なのはモンフィスへの期待が大きいこと。会場の応援でノリノリになれば恐ろしいパワーを発揮する、と予想する人が結構いるんですね。 優勝の可能性無しに近い選手 フォニーニ:230(ランキング29位) ディミトロフ:420(ランキング11位) 昨年の全米オープンで優勝したチリッチは当時16位で、ほぼ不可能組に入っていましたので、どんなハプニングが起こるかもしれませんが、それにしてもフォニーニの予想が高いのに驚きました。技術は最高ですが、メンタルとフィットネスレベルが大疑問。意外なのがディミトロフへの期待が低いこと。いくら技術に長けていても、まだまだ5セットを勝ち抜いていくメンタルに欠けていると評価されているようです。 tennisnakamaの予想 いくらクレーに強い選手でも、不調だったり、どこかに故障を抱えていれば勝ち進んでいくのは難しくなります。例えばヴァヴリンカですが、今週のジュネーヴで74位のデルボニスに敗れてしまいました。エラーが多すぎます。オッズは40となっていますが、私は150くらいだと思うのですが。 では注目される試合を取り上げながら、予想を立ててみたいと思います。 トップハーフ ジョコヴィッチ、ナダル、マリーがいる激戦グループです。 ジョコヴィッチセクション 4回戦:ナダル vs ディミトロフ(ナダルの勝利) […]

ワウリンカのサーヴとBHに敗れてしまった錦織

2015/01/28 4

Jan. 28, 2015 Australian Open: 錦織圭がワウリンカにストレートで敗退してしまいました。試合の内容は、ベルディヒに完敗したナダルのプレーに似ていました。前半の2セットではディフェンシヴになってしまって完全に相手のペースになってしまっていました。錦織にとっては、フェデラーやナダルが経験したa bad dayだったと思いますが、それにしてもキーポイントでのエラーが多すぎました。 [private] ワウリンカ def 錦織:6-3 6-4 7-6(6)  前半はスタンのプレーがよかったせいもありますが、錦織の動きが重く、かなり固くなっていて、リズムが得られませんでした。こういう時は無理をしてエラーを重ねてしまいます。 ナダルのように錦織も第3セットでやっとギアアップした時はすでにtoo lateでした。ワウリンカもかなりエラーをおかしていましたが、違いはワウリンカはウィナーが多くアグレッシヴなプレーだったこと。錦織はプレッシャーを受けてしまって、ウィナーが少なくエラーが多すぎました。つまりワウリンカにプレッシャーをあたえることができませんでしたので、第1セットと2セットはヴァヴリンカの楽勝でした。 第3セットに入って、やっとスタンのサーヴに慣れてきたのか、リターンができるようになり、錦織のショットにもリズムが生まれてきました。しかし、武器のFHのエラーで肝心のキーポイントを落としてしまったり、得意だったドロップショットも失敗が多く、ほとんど失敗しているのに、最後のマッチポイントでもドロップをネットにかけて落としてしまいました。 ただ救われたのは、第3セットで錦織がサーヴ&ヴォレーで攻め始めたこと。かなり成功していました。もっとこのような変化のある作戦でせめてもよかかったのではないと思います。 スタンは3セットに入るとフットワークが落ち始め、エルボーを痛めているせいか、エラーも増えてきました。チャンスだったのですが、錦織のエラーで挽回のチャンスを逃がしてしまいました。 二人の違いはサーヴでした。やはりトップ5にはスタン並みの豪快なサーヴが必要だと痛感しました。エースやサーヴィスウィナーでフリーポイントをとることができるサーヴが今後の錦織の大きな課題でしょうね。 Twitterで敗因を簡単に列記しました。 全米で勝った錦織が全豪でスタンに敗退した主な敗因は? (1)スローなサーフェス(スタンがディフェンスする時間があり、ウィナーがとれず錦織はエラーを山積) (2)誤った作戦(スタンの武器のバックハンドに打ち続けた) (3)スタンの圧倒的なサーヴ(攻撃的なリターンゲームができない)などなど・・・残念でした!

Fly high, sing your own song!  シャラポヴァ名言、感動のマリーの発言

2015/01/27 13

Jan. 27, 2015 Australian Open: シャラポヴァは注目のカナダのスターのブシャールに4回戦で快勝して、カメラにサインをする時に名前を書かずにFly high, sing your own song!と書きました。なかなかいいですね。彼女らしい名言です。しかし名言はよいとしても、あとのコメントがきつかった。それに控え、マリーのコメントは感動的でした。 [private] 歴史的な豪雪で交通がシャットダウンになってしまったニューヨークですが、なんのことはない蓋をあけてみると積雪は30cmくらいで、また天気予報の空振りでした。ニューヨーカーたちはスーパーマーケットに殺到して食物の買い出しをしましたが、私は予報を信じていませんでしたので、パニックにならず、ゆっくり窓から雪景色を眺めながら、深夜の全豪オープンを楽しみました。 シャラポヴァ「Fly High, Sing Your Own Song! 」 スタイル抜群で美しいブシャールは未来のシャラポヴァと騒がれていますが、いつまでもティーンのイメージがありましたが、来月でもう21歳になるのですね。ランキング7位。オンザライズで不意打ちを狙ってアタックする超アグレッシヴなプレースタイルはエキサイティングですが、リスクが高く確率の低くテニスでエラー30本を打って、3-6 2-6でシャラポヴァに自滅してしまいました。 「ジーニー(ブシャール)に与えるアドヴァイスは?」との質問に、シャラポヴァは「彼女はすでに7位。私が与えるアドヴァイスなどないわ」と一蹴。 「自分らしく大きく羽ばたけ」の言葉は咄嗟に浮かんだ言葉だそうで、名前だけをサインするのは退屈だとしてディミトロフとデートをし始めた頃から、メッセージを書き始めたシャラポヴァですが、アイデアは面白いと思います。 記者が「ジーニーアーミーは彼女のトーナメントについてまわり、ソングを作って応援していますが、あなたもファンに歌ってほしいと思いますか?」との問いに、「私は歌ってくれるなら、人が作ったソングでなく自分の作ったソングを歌ってほしいわね。」とちょっとチクリ。せっかくファンが作ってくれたソングに対して、こういう台詞を言えるのは、選手の中でもシャラポヴァくらいでしょうか。Sing your own songはそういう意味もあったのか、とちょっと意地悪く考えてしまったのでした。 マリー「彼にあまりプレッシャーを与えないであげてください」 マリーは立派でした。オーストラリアの19歳のセンセーションのキリオスをストレートの6-3 7-6(5) 6-3で破った後、オンコートのインタビューで開口一番に会場に向かってお願いしたのです。「どうか皆さん、彼にプレッシャーを与えないであげてください」 会場は当然のことながらキリオス応援一色。国民の期待を一斉に背負って死闘を続けるキリオスの姿は、ウィンブルドン優勝への悲願のために、圧しつぶされそうなプレッシャーと戦ってきたマリー自身の姿を投影していたのだと思います。 「彼には成長していく時間が必要です。まだ若いのですから、まだまだミステークをしていくと思います。」 「スポットライトを浴びながら成長するのはたやすいことではありません。彼は今後も学びつづけ向上していくのです」 […]

ナダルをストレートで破ったベルディヒの陰の功労者

2015/01/27 7

Jan. 27, 2015 Australian Open QF: ナダルに17連敗をしていたベルディヒが圧倒的な強さでナダルを破り、テニス史上初の18連敗という最悪の汚名から逃れることができました。ナダルの調子がよくなかったにせよ、今まで実力がありながら発揮できない選手のトップリストにあったベルディヒが、弱点だったメンタルと単純だったプレースタイルから脱皮。生まれ変わったベルディヒの陰の功労者は? [private] ニューヨークは豪雪警報が出て、交通機関がすべてストップしてしまいました。外出禁止となり、緊急の用でないかぎり、車を運転すると3万円の罰金。今日と明日の連日でテニスの試合に出る予定でしたが、両日ともキャンセルとなってしまいました。朝早く起きる必要もなくなりましたので、横なぶりの雪を眺めながら、全豪オープンを徹夜でじっくり観戦です。 ベルディヒ def ナダル:6-2 6-0 7-6(5) そういえばもう一人17連敗をした選手がおりました。ジミー・コナーズです。彼はレンドルに17回も連敗したまま引退してしまいました。これだけ多くの試合に負けてしまうと、今までの苦い想いが忍び込んできて、2セットアップから逆転劇となって敗れてしまっても不思議でありません。今までのベルディヒでしたら、その可能性は十分にありました。 ベルディヒはサーヴとフットワークがとてもよくなりました。そして今までは予期されやすかったショットを打っていましたが、プレースタイルに変化が出てきました。 ベルディヒは美しいフォームで、最もクリーンでパワフルなショットを打てる選手で、ここ数年間コンスタントにトップ10を維持してきました。GSタイトルが取れる実力がありながら、気がついてみるとすでに29歳。このままではタイトルは取れない。初心に戻ってやり直したい・・・ そこでマリーのコーチを辞めてしまったレンドルに同胞(同じチェコ人)のよしみでコーチを依頼しましたが、完璧主義者のレンドルは、フルタイムのコーチは不可能ということで断られてしまったのです。 しかしレンドルはベルディヒに何が必要なのかを理解していましたので、コーチを探しているのなら、ベストな人材がいると推薦したのが、レンドルとともにマリーのコーチングを担当したダニ・バルベルデュ Dani Vallverdu(写真左)でした。 ダニはマリーがジュニアの時に同じスペインのテニスアカデミーで修行し、スペイン語ができないマリーに何かとやさしく気を使ってくれた選手で、それ以来マリーとは親友の仲。レンドルがマリーのコーチを引き受ける前は、マリーのコーチを引き受け、マリーの向上に欠かせない存在でした。 レンドルがコーチとなっても、マリーのためにレンドルの片腕となり、ウィンブルドン優勝、オリンピック金メダルという偉業に貢献しました。レンドルからチャンピオン育成を学び取った、まさにベルディヒに必要なコーチがダニだったのです。 マリーがモレズモをコーチに選んだとき、ダニはマリーのチームから独立する時がきたとして、去ったばかりで、タイミングもよかったと思います。ベルディヒは1月にモデルのガールフレンドと婚約を発表。新しいトレーナーを迎え、公私ともにゼロから再出発する態勢が整いました。 ベルディヒのテニスに効果がすぐ現れてきたのです。I love his practice.とベルディヒがべた褒めするプラクティスによってフットワークが俊敏になり、1stサーヴの率があがり、ヴァラエティに富んだ2ndサーヴが打てるようになりました。 今まで単純だったショットの組み立てに深みが増し、相手が予期しにくいパターンを取り入れることで、相手に絶えずゲスさせるテニスができるようになったのです。 最も大きな変化は「メンタルの弱い」の代表選手からの脱皮です。ナダルが第3セットからギアアップして、ベルディヒをアグレッシヴに攻め始め、勝敗がどちらに転んでも不思議でない拮抗したゲームが続きました。 今までは追い上げられると弱気になってしまい、ディフェンシヴになったり、エラーをおかしたり、足を踏ん張って最後のポイントを勝ち取ることがなかなかできなかったベルディヒでしたが、マッチポイントを3度失っても冷静さを失いませんでした。4度目のマッチポイントで強烈な2ndサーヴを打ち、ナダルはリターンをネットにかけてしまってベルディヒのストレート勝利が決定。 ナダルはクレーシーズンが始ると水を得たさかなのように生き返り、見事な復活をみせてくれると思いますので、心配はしていません。ただ気になるのは、サーヴィスリターンで下がりすぎてしまって、コートが空いてしまうこと。ベースラインから6mまで下がってしまって、フェンスに当たりそうな時もありました。あれは何とかしてほしいのですが・・・ 今マリーとキリオスが戦っている最中ですが、もしマリーが勝てばベルディヒと準決勝となります。ダニはマリーのプレーを知り尽くした元コーチ。どんなプレーをベルディヒがみせてくれるのか楽しみです。

錦織圭が準々決勝へ:ダウンザラインで攻め続けフェレールに快勝

2015/01/26 6

Jan. 26, 2015 Australian Open 4th Round: 昨年だけでフェレールとの対戦は4度もあり、いずれも錦織は勝っていますが、どの試合も1セットを落としていました。しかし今回はストレート勝ち。錦織は強くなりましたね。フェレールが弱く見えます。錦織が語る勝因は何か? 試合の感想を加えながらお伝えします。 [private] 錦織 def フェレール:6-3 6-3 6-3 ダウンザラインの勝利 華麗なダウンザラインのウィナーの醍醐味をみせてくれたのが錦織圭。ダウンザラインのショットはウィナーを打たなければ危険なショットですが、それだけ相手に与えるダメージが大きいショットです。錦織の好不調のバロメーターはダウンザラインのウィナーの多少ではないかと思っています。 ダウンザラインはしっかりと足を踏込んで打つショットで、苦し紛れに打つショットではありません。クロスで確実にラリーをつづけ、どんどん相手をワイドに振って、やっとスペースの空いたコートにダウンザラインを打つ最後のショットです。特にBHでクロスラリーをつづけ、最後にBHでダウンザラインをウィナーで決めるのは絶大な効果があります。BHの得意なヴァヴリンカ、ジョコヴィッチの十八番で、錦織のBHも彼らに劣らず強力な武器となってきました。 興味がありましたので、フェレール戦の錦織のFHとBHのダウンザラインのウィナーをメモってみました。 第1セット ウィナー16本のうち、6本がダウンザラインのウィナー。(FHが2本、BHが4本) 第2セット ウィナー18本のうち、なんとダウンザラインのウィナーは11本。(FHが8本、BHが3本)錦織のFHの調子が出てきて、クロスとダウンザラインのウィナーがよく決まっていました。 第3セット ウィナーは10本。5本がダウンザラインのウィナー。(FHが3本。BHが2本) 錦織の記者会見から 質問:フェレールとは7度目の勝利となりますが、初めてストレートに勝ちましたね。勝利の感想は? 錦織:彼とは3セットや5セットに慣れているので、今日はちょっと変な感じでした。でも試合には自信がありましたし、コートの感じもよく、ほぼ100%の出来だったと思います。アグレッシヴに攻めることができたし、FHやサーヴもよかったと思っています。 (tennisnakama: 錦織は最初の数ゲームは試し打ちのようなショットが多く、エラーが増えてブレークされてしまうことがありますが、フェレールとの対戦成績がよいために、自信に満ちあふれ、たとえブレークされてもブレークバックできる自信があったと思います。 それにしても第1セットは錦織のエラーが多く、ちょっと冷や汗がでましたが、サーヴが53%と低いわりには、フェレールの73%を上回るサーヴィスゲームを展開していたのは、ウィナーが打てるまでチャンスを待つ辛抱強さが出てきたからだと思います。 第1セットはフェレールが錦織のペースになってしまわないように勝ち急ぎのエラーがあり、ディープなよいショットを打ってこないので、錦織の思うようにゲームが展開できたことはラッキーでした。 しかし第1セットを楽勝してしまったために、いつもの安堵感が出てしまったのか、第2セットではフォーカス度が落ちてしまった錦織にエラーが続出。FHを出してしまって自滅のブレークを招いてしまいました。しかしすぐ集中力をもどしてブレークバックできたのは、フェレールのサーヴが強くないこと。リターンが難しくないためにアグレッシヴなリターンゲームを展開することができたためだと思いますが、ヴァヴリンカとの試合はこのような訳にはいかないと思います。) 質問:準々決勝はヴァヴリンカと対戦となりますが、彼とプラクティスしていましたね。その感想は? 錦織:テレビで彼の試合を観ましたが、とてもよいプレーをしていましたので、タフな試合となると思います。練習でもFHとBHがよく、特にBHはどこからでも打てる素晴らしいショット力を持っています。準々決勝ですので、簡単にはいかないと思いますが、またよい試合ができればと願っています。 質問:全米オープンでヴァヴリンカに勝っていますが、あの時とくらべて調子はベターだと思いますか? 錦織:今日のフェレール戦ではベターだったと思います。自信がありましたから。彼との試合では失うものがありませんでしたので、ほぼ100%のプレーができました。今よいプレーができてますので、ヴァヴリンカ戦もエキサイティングな試合となると思います。 […]

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