ナダルがブラウンに敗退「今のテニスはまるでサッカーのシュートアウトだ」とトニ・ナダル

2015/07/03 5

July 2, 2015 Wimbledon:(更新) 「早くからウィンブルドンに入って周到な準備をしていたのだが・・・相手(ダスティン・ブラウン)の方がベターなプレーヤーだった。」2ndサーヴもすべてサーヴ&ヴォレーというブラウンの超アグレッシヴな芝テニスに、ナダルは最後までリズムを得ることができずに2回戦でウィンブルドンを敗退してしまいました。どんどんパワーとスピードが増していく今日のテニスに、果たしてナダルのプレースタイルが対応していけるのか? コーチのトニが興味深い感想を述べていました。

フェデラーがタイトルをとるために何が必要なのか?

2014/07/09 2

July 8, 2014 Wimbledon: ウィンブルドン決勝でエドバークとベッカーがコーチとして同時に座っているのを見ると、とても不思議な気持ちにかられます。20年前のライヴァル選手だった二人が、今コーチとなって、再び激突するとは誰が想像したでしょう。ボリス・ベッカーはウィンブルドンで3度優勝。ステファン・エドバーグは2度優勝。二人のプレースタイルはいずれもサーヴ&ヴォレーですが、エドバーグのヴォレーはテニス史上でも最も美しいヴォレーと言われ、ベッカーは炸裂するサーヴが武器。35回も対戦してきた二人ですが、今回はベッカーメンタルを得たジョコヴィッチの勝利となり、フェデラーは惜しくもGSタイトル18を逃してしまいました。 [private] Edbergは日本ではエドベリとか呼ばれているようですが、一体どこからこの呼び名がついたのか分かりませんが、スウェーデン語ではエードバーグのように聞こえます。 国際的にエドバーグで通っていますので、私のブログではエドバークと書いています。 さてエドバーグとベッカーの過去の対戦成績はベッカーの25勝10敗で、ベッカーのパワー勝ち。昔のラケットで139マイル(223km)のサーヴを打っていたのですから驚きです。二人のプレーを見たことがない読者の方も多いと思いますので、1989年ウィンブルドン決勝のハイライトをアップします。ベッカーがエドバーグを6-0, 7-6, 6-4で破って優勝しました。 25年前のラケットで、よくこれだけの正確な素晴らしいショットが打てたものだと感心してしまいます。しかし最近サーヴ&ヴォレーが姿を消してしまったのは、パワーとスピンが増したラケットとストリングによってアグレッシヴなリターンが可能となり、下手にネットにやってくるとパッシングショットの嵐にあってしまうためですが、それにしてもジョコヴィッチのリターンがよすぎて、フェデラーはなかなかサーヴ&ヴォレーをさせてもらえませんでした。 ジョコヴィッチ def フェデラー: 6-7(7) 6-4 7-6(4) 5-7 6-4 4セット目で驚異的なファイティングスピリットをみせ、ブレークとブレークバックを繰り返しながら逆転ドラマでセットを勝ち取ったフェデラーでしたが、5セットで勝てなかったフェデラーに何が足りなかったのか? 5セットでモメンタムがシフト 第4セットではサーヴ率やあらゆるスタッツがジョコヴィッチより優り、フェデラーはアグレッシヴに攻めていましたが、第5セットではすべてのスタッツが下がってしまい、アグレッシヴさが落ちてしまいました。フェデラーのサーヴ率は59%で10%も落ちてしまい、アグレッシヴなサーヴィスゲームが展開できなかったことが原因の一つにあげられますが、その他に気がついた点をあげてみました。 BHのダウンザラインが足らない(アドコート) ダウンザラインをフルに生かしたプレーをするのはジョコヴィッチです。相手を左右に振ることができるだけでなく、相手から角度をつけたクロスのショットを防ぐことができます。アドコートでフェデラーはジョコヴィッチにBHクロスを多く打っていましたが、これはジョコヴィッチの最大の武器で、どんどん角度をつけられて、コートが広がっていきます。ここでひとまずフェデラーはBHでダウンザラインを打って、(ジョコヴィッチはFHでクロスで返してきますので)BHクロスのパターンからから、FHのパターンに変えるべきだったと思います。 第4セットではフェデラーはダウンザラインをより多く使い、アグレッシヴに攻めていましたが、第5セットでそのパターンがクロスに変わってしまいました。 BHのチップでネットラッシュはやめるべき(アドコート) エドバーグとフェデラーはプレースタイルも似て、流れるような美しさがあります。しかしエドバーグの時代と今の時代は全く違ってきています。当時主流だったチップ(スライスでカットするショット)は、今日では威力がなく、余程のショートボールか、アングルでなければ、アプローチショットに使うのは危険です。ジョコヴィッチのような精度の高いパッシングショットを打つ選手には、このチップ&チャージは通用しないのです。 チップの代わりにBHドライヴ&チャージ(これは現代テニス)でネットラッシュするべきだったと思います。威力のないチップは相手のウィナーの餌食になりますが、スピンを多くかけたパワフルなドライヴでディープに打ってネットラッシュしてくると、ジョコヴィッチはパッシングショットが難しくなります。 サンプラスがよい例です。彼は強烈なBHドライヴでネットラッシュしてくるために、相手はカウンターするのが精一杯となり、ネットプレーが行いやすくなります。チップは意表をつくショットのみに控えた方が効果があると思います。 FHのリヴァースFHでダウンザラインのウィナーを狙う(デュースコート) 相手のFHのコーナーにパワフルなディープクロスを打って、カウンターショットがあまくなって浮いてきたところを、ネットラッシュして叩く・・・これはウィニングパターンの一つですが、フェデラーはジョコヴィッチにこのコーナーショットを打たれると、FHのラニングショットがあまくなってしまい、チャンスを与えてしまっていました。 このラニングFHがうまいのがナダルとサンプラス。リヴァースFHでサイドスピンを効かせて、ライン外側からコートの内側に入れるダウンザラインは、相手のウィナーを自身のウィナーに変えてしまう非常にアグレッシヴなショットとなります。フェデラーにぜひリヴァースFHを振られた時に使ってほしいと願っています。 ナダルのリヴァースFHです(バギーウィップとも呼ばれています) 2ndサーヴィスリターンをアグレッシヴに エドバーグのリターンはアグレッシヴですが、パワーよりも相手のパターンを破るプレースメント重視のリターン。このパターンはよいのですが、今日の選手がアスレチックでどんなよい場所に打っても、ペースがなければ打ち返されてしまいます。最近はフェデラーのリターンがアグレッシヴになってきましたが、まだまだ向上の余地があります。2ndサーヴで、パワー+プレースメントのリスクの多いリターンを打ち、相手にプレッシャーを与えるべきだと思います。 […]

メンタルの厚い壁を破りジョコヴィッチがウィンブルドン優勝

2014/07/07 3

July 6, 2014 Wimbledon: ウィンブルドンの決勝は悲喜の涙とともに、感動的な5セットスリラーで幕を閉じました。ジョコヴィッチは3度連続決勝に破れたメンタルの厚い壁をやぶり優勝。フェデラーは惜しくも優勝を逃したものの、5セットの激戦を対等に戦える実力と体力を証明し、GSタイトル18への現実性が増してきました。女子の決勝があっけなくクヴィトヴァの一方的な勝利に終ってしまっただけに、一瞬の隙をも許さない死闘の男子決勝は、史上ベストに入る素晴らしい決勝だったとマッケンローを唸らせました。まずは二人の感想をどうぞ。 [private] 勝利の喜びで思わず芝を食べてしまったジョコヴィッチ。味は最上だったとか。 私の予想(フェデラーがジョコヴィッチに勝つ)は見事に外れてしまいましたが、どちらに転んでも不思議ではないハイレベルな決勝を堪能することができ幸せでした。ジョコヴィッチは「ナダルとの全豪オープンのエピック決勝よりも、内容としてはこの決勝の方が上回っていた」と語るだけに、今までに観ることのないクウォリティの高さを長時間持続させるハイレベルな試合でした。 ジョコヴィッチとフェデラーの想いは? 彼らの感想をお伝えします。 ウィンブルドン決勝 ジョコヴィッチ def フェデラー:6-7(7), 6-4, 7-6(4), 5-7, 6-4 ジョコヴィッチ 正直言って私が経験したグランドスラムの決勝の中でこの試合はベストでした。ナダルとの最長時間の全豪オープンの決勝を2012年に行いましたが、クウォリティの点では、この試合がベストでした。 ロジャーはとても素晴らしいハイレベルのプレーをしました。彼は真のチャンピオンであることを示しました。ブレークダウンされても揺るがず、闘志を燃やして戦い続けました。長年チャンピオンでありつづけた彼のような偉大な選手に勝つことができ、今回の優勝はスペシャルなものとなりました。 第5セットでは集中力を失ってしまい、ロジャーに勝利を譲ってしまうこともあり得ました。しかし今試合で勝利を得ることができたのは、最後まで自身を信じ、強いメンタルを持ち続けることができたからです。私は今年の全仏オープンの決勝のように、感情に支配されることを許しませんでした。対戦相手に勝つだけでなく、自身にも打ち勝つ強い心に支えられトロフィーを勝ち得ることができたのです。 フェデラー 素晴らしい決勝でした。5セットまで持ち越すことができたなんて自分でも信じられない思いです。ノヴァクとの試合はいつもタフなものです。彼は勝利を勝ち得るにふさわしいプレーをしました。 自身を信じて、あくまでもオフェンシヴなテニスをプレーすることに努めました。それが効果をなしたこともありました。接戦となり優勝できなくて、どれだけがっかりしているかご想像していただけると思いますが、本当に勝利が手のとどくところにあったのです。 この決勝がさらに思い出深いものになったのは、妻と子供たち、そして自分をサポートしてくれる人達の姿を会場でみることができたことです。それが最も感激的なことでした。もちろん敗北したことに落胆しましたが、悲しみはすぐに消え去ってしまいます。それよりも家族や総立ちで拍手を送ってくれる観客をみることができて幸せでした。でもやっぱりトロフィーを持って会場を去ることができなかったのは、とても悲しいことでした。 この2週間でよいプレーができたことは、今後の成功への踏み台となったと信じています。 ジョコヴィッチが1位へ 「簡単にはネクストジェネレーションにはトロフィーを渡せない」とビッグ3は頑張ってくれて、ますますテニスが面白くなってきました。ナダルは残念でしたが2位へ。しかしヴァヴリンカを飛び越してフェデラーは3位へ。やはりこの3人はGSに強いですね。 準決勝進出でラオニッチが6位、ディミトロフが9位に上がってきました。錦織はマリーのすぐ後ろで11位。マリーはビッグ4とはとてもいえない10位に転落で心配されます。ジョコヴィッチのようにメンタルの壁にぶち当たっているようですが、一日も早くカムバックしてくれることを祈っています。 トップ100に20歳未満選手が3人に増えました。ランキングの順位からいくと、20歳のティームが57位。19歳のキリオスは144位から一挙に66位へジャンプ。20歳のヴェセリーが67位。21歳のソックは71位はダブルスの神様のブライアン兄弟を破り優勝しました。 今年のウィンブルドンはキリオスのセンセーションもあって、スリルのあるエキサイティングなGSとなりました。やっぱりウィンブルドンはひと味違いますね。Thank you, Wimby! (追記) *ジュニアの決勝ではアメリカ男子の激突となり、アメリカの未来に希望の光が。 […]

やはり経験とメンタルの勝利:フェデラーとジョコヴィッチが決勝へ

2014/07/05 6

July 4, 2014 Wimbledon: >フェデラーは決勝に進める可能性があります。ジョコヴィッチと決勝となれば、フェデラーが勝つかもしれません。<  と6月21日に予想の記事を書きましたが、ナダル優勝は大きく外れてしまいましたが、ジョコヴィッチが対戦相手ならフェデラーが勝つ可能性は大きいという予想は変わっていません。キリオスはフェデラーに恩返しをしました。 [private] 準決勝:フェデラー vs ラオニッチ:6-4 6-4 6-4 なぜキリオスはフェデラーに恩返しをしたかと言いますと、全仏オープンが始る前にフェデラーはキリオスをスイスに招待しました。毎日練習試合を行ってフェデラーから学ぶところは山ほどあり、とてもプラスになったとキリオスは語っていました。 もしキリオスがナダルを破っていなければ、ナダルは調子を上げてきて、ナダルとの決勝になっていたと思います。ナダルはウィンブルドンでもフェデラーを破って優勝していますし、フェデラーに昨年から5連勝しています。どうしても苦手意識が抜けないのがフェデラー。5セットにもつれてしまったら・・・ナダルが勝つ可能性が高いと思います。 キリオスはどんどん強くなり、ウィンブルドンでナダルを破りましたが、残念ながらラオニッチに敗れてしまいました。キリオスの仇を打ってくれたのがフェデラーです。 キリオスが全く手がでなかったラオニッチのサーヴをフェデラーはいとも簡単にリターンしていました。決してラオニッチのサーヴが落ちた訳ではなく、フェデラーの読みがすばらしくよかったのです。ラオニッチには4連勝しており、お得意のブロックリターンでそれは見事でした。 いろんなポジティヴな要素が相乗効果をなして(新しいラケットのパワー+健康体+エドバーク+自信+経験+モチベーション)、フェデラーは近年にない素晴らしい芝テニスを堪能させてくれました。しかも最初から最後までインテンシティを失うことがありませんでした。 ラオニッチは初めてのGS準決勝ということもあってか、最初のサーヴィスゲームですでにダブルフォルトをおかしてBPになってしまいました。今までの17セットでダブルフォルトはわずかの6回でしたが、この準決勝で4度もダブルフォルトを犯してしまったのですから、いかにラオニッチが固くなっていたかがわかります。やはり経験がものをいうのが大舞台の準決勝。 サーヴが命のラオニッチはサーヴが入らなければ長いラリーを続けられる選手ではありませんので、それで終わりです。ウィンブルドンの今までの1stサーヴ平均が68%でしたので、フェデラー相手ですと70%は上げなくてはならないところを、55%と今までの最低率で、なおさらラオニッチは焦ってしまいました。 フェデラーは楽しそうにプレーしていましたね。“You’ve got to love the game, because if you don’t love it, then it’s just going […]

ウィンブルドン準決勝をスタッツから分析

2014/07/03 2

July 3, 2014 Wimbledon: いよいよ明日6月4日はウィンブルドンの準決勝。ジョコヴィッチ vs ディミトロフ、フェデラー vs ラオニッチの順で午後1時から開始されます。まさにネクストジェネレーションとの対決となり面白くなってきました。芝はビッグサーヴ、パワーショット、スライスが特に有効で、ネットラッシュも加わったヴァラエティに富んだ試合が楽しめそうです。そこで4選手の成績表を作成してみました。 [private] 1回戦から準々決勝までの5試合を集計しました。選手によってプレーしたセット数が違いますので、セット数が多い選手は、エースやウィナーなどが多くなってしまいますので、合計数を比較しても参考になりません。そこでセット平均で比較することにしました。 ジョコヴィッチ vs ディミトロフ(3−1) ジョコヴィチ ディミトロフ セット数 18セット (lost 3) 17セット (lost 2) エース 3.1本 (計56) 2.9本(計49) 1stサーヴ% 67% 64.7% ネットラッシュ 7.7回(計139) 8.5回(計145) ウィナー 10.8本(計195) […]

Oh, No! マリーが負けてしまった!

2014/07/02 4

July 2, 2014 Wimbledon: 私のナダル優勝の予想は外れてしまいましたが、ディミトロフがマリーを準々決勝で破る予想は当たりました。しかしこんなにあっさりと負けてしまうとは・・・モレスモのコーチングの効果はすぐに現れるとは思いませんでしたが、完敗はちょっとショックでした。マリーの心の傷は予想以上に深いようです。それにしても、プリンス・ウィリアムとケイト・ミドルトンの反応があまりにも正直で笑ってしまいました。 [private] マリーのドローは比較的イージードローでしたので(1回戦はゴファン、2回戦はロラ、3回戦はバウティスタアグト、第4回戦のアンダーソンはフォニーニとの5セットで疲労)、レベルを上げることなく勝ってきたのが裏目に出てしまったと思います。 GSは長期戦です。省エネで楽勝するのはよいのですが、徐々に調子を上げてベストまでもって行かなければなりません。ウィンブルドンの前哨戦のクウィーンズクラブの2回戦で敗退してしまったマリーは、芝での試合数が少なく、ウィンブルドンへの準備が足りませんでした。 逆にディミトロフはクウィーンズクラブで、ヴァヴリンカとFロペスの強豪を破り優勝して自信満々。いくらマリーがウィンブルドンで快勝をしてきても、真に試された試合をしてこなかったために、自信につながらなかったと言えます。 マリーはタイトルをディフェンドしなくてはならず、しかも皇室をむかえ、プレッシャーはディミトロフに比べて比較にならないほど大きかったにせよ、エラーに続くエラーを重ね、自滅してしまったマリーの傷は思ったよりも深いようにみえます。 腰の手術の身体的な傷よりも、レンドルに突然去られてしまった心の傷がまだ癒えない・・・ 独裁者的なレンドルとは正反対の、穏やかで自身を理解してもらえるお姉さん的なモレスモを選択したのは「話し合えるコーチ」が理由。 この数週間はとても楽しいものでした。心が和みました。話し合えるということはとてもよいことです。これからの方向などについて座っておしゃべりするつもりです。(マリー) sit and chatという言葉を読んで正直言ってびっくりしました。 コミュニケーションが大切なことは十分理解できます。しかし、ディミトロフとの試合を観ていると、ポキッ、ポキッと小枝が折れていき、最後は茎まで折れてしまった弱さを感じます。どうしてもFHが入らない。しかもディミトロフはまるでフェデラーのような豊富なショットと、軽やかなフットワークでマリーを攻めてきます。解決口が見つからず、頭が真っ白になってしまい、第3セットは惨敗で終ってしまいました。 コートの戦場では誰も助けてはくれません。マリーが必要なのは「おしゃべりができるコーチ」ではなく、戦場で一人で死闘を続けていく戦士の魂です。コーチングボックスを見上げてイライラを発散させる癖は、レンドルのおかげで少なくなってきたものの、まだまだネガティヴな感情を引きずっています。 マリーは内向的な性格でうまくストレスを解消できないように思います。ガールフレンドのキムに一時捨てられたのも、ストレスをビデオゲームをプレーすることで発散させすぎたのが原因。 ナダルがキリオスにノックアウトされてしまった後、これからの予定は?という質問に「ビーチ!」と一言。思いっきり友人たちとビーチで遊んで過去のことは忘れる。これがナダルのカムバックの秘訣です。マリーの発散方法は、座っておしゃべり? すべての選手がどんどん向上しています。特に若い選手は精神的にも成熟して強くなってきています。試合に勝つには、今よりもベターでなければなりません。そのためにはジムに通ってトレーニングを積み、フィジカル的にも強くならなければ。(マリー) フィジカルに強くなるのはよいのですが、メンタルの強さがもっと求められるマリーには、よき相談相手の姉さん的コーチがよいのか、それともレンドルの独裁者的な父親的コーチがよいのか・・・ マリーは準々決勝で敗退してしまいましたので、失うポイントは1640にもなります。ディミトロフとラオニッチが追い上げてきていますので、トップ10から脱落してしまうかもしれない危ない状況にあります。才能豊かな選手だけに、一日も早く自信回復をして、ビッグ4の名にふさわしいプレーをしてほしいと願っています。 ところで、プリンス・ウィリアムとケイト・ミドルトン(プリンセスとは呼ばないのだそうです)の反応が傑作でした。「もう観てられない!」と頭を抱えるプリンス。「きゃ〜!やめてえ〜!」の悲鳴が聞こえてきそうです。 それにしても・・・こんなに表情が豊かだったんですね。 脱線しますが、赤ちゃんのプリンス・ジョージの出生証明って手書きなんですね。職業欄にはお父さんが英国プリンス、お母さんが英国プリンセスとありますが、正式にはケイトはキャサリンで、Duches of Cambridgeで、プリンセスではないのです。しかし職業はプリンセス。相変わらずイギリスは複雑な国ですね。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡  

ニック・キリオス特集:ちびデブのボールボーイがナダルを破った!

2014/07/02 8

July 1, 2014 Wimbledon: 大変な選手が出現して今テニス界は大騒ぎです。何度もしつこく未来のスターだと紹介してきたニック・キリオスですが、まさか19歳でNo.1選手を破ってしまうとは!マッケンローはキリオスの態度は勝利を信じて疑わないオーラがあり、このような選手はベッカー以来だと絶賛。17歳でウィンブルドンのチャンピオンとなったベッカーはキリオスをみて”Here I am!”(私がそこにいる!)と叫んだとか。まだ日本には知られていないキリオスの楽しいエピソードを紹介します。 [private] ナダルにとってパワーヒッターでビッグサーヴァーの苦手な選手と当たってしまったことは不運でした。しかしビッグ4があまりにも長期にわたってGSタイトルを独占してきましたので、新鮮味に欠けていたテニス界に、センセーションを呼ぶ若者の出現は嬉しいニュースです。しかも144位のWC選手がNo.1選手を破ったのですから、歴史的なアップセットとなり、マッケンローが言うように、まさにベッカーの再来を彷彿させるビッグ選手の登場です。 ウィンブルドンのビッグアップセットを列記しますと: 2013年2回戦 スタコフスキー(116位)def フェデラー(3位) 2013年1回戦 ダルシス(135位)def ナダル(5位) 2012年2回戦 ロソル(100位)def ナダル(2位) 2003年1回戦 カーロヴィッチ(202位)def ヒューイット(1位) 2002年2回戦 バストル(148位)def サンプラス(6位) 2002年2回戦 スリチャパン(67位)def アガシ(3位) キリオスはチャレンジャーで優勝してWCを獲得し、本戦入りを果たしましたが、WCで優勝してしまった選手は2001年のイヴァニセヴィッチ(WC125位)です。モヤ、ロディック、サフィン、ラフターなどの元チャンピオンを破った快進撃は今でも忘れることができません。 ウィンブルドン4回戦:キリオス def ナダル:7-6(5) 5-7 7-6(5) 6-3 キリオスは舞台が大きければ大きいほどハッスルして実力を発揮する選手。センターコートでしかもNo.1のナダルと対戦という、夢のような(本人曰く)試合で全くあがった様子がありません。身長が193cmもあり、ナダルが小さくみえます。普通ならナダルに威圧されてしまうのですが、まったく気後れしない堂々とした態度にマッケンローやクーリエが感心していました。 試合中継はマッケンローとヘンマンが解説をしていましたが、キリオスのプレーに「信じられない!」という言葉を連発。スタジオではクーリエとアナコンが解説して、一年半前は800番台だった選手がNo.1を倒すなんて「考えられないショッキングなことだ」と驚きを隠せない様子でした。 キリオスの武器については『ウィンブルドン Day 4: 最年少のキリオスが 9つのマッチPointをセーヴしてガスケを打倒』で詳しく述べていますが、簡単に言ってしまうと、武器が多すぎるのが武器。 ビッグサーヴ 193cmから打ち込まれるサーヴはラオニッチのサーヴのようにすざましく、しかも長時間の試合でもレベルが落ちないません。ガスケとの試合で、9回もマッチポイントに瀕しながら、エースで救うサーヴ力は圧倒的な武器です。ナダル戦でも37本エースを打ち放ち、最後のマッチポイントもエースで決めました。 固くならずあくまでもポジティヴなメンタル ガスケ戦で有名になったタフなメンタルはナダル戦でも発揮しました。 特に第2セットを失ったにもかかわらず、リバウンドできる頑強なメンタルと、ビッグポイントで固くならずアグレッシヴ攻めることのできるメンタルは例をみません。 […]

Wimbjuggledonで優勝したナダルの見事なラケットさばき

2014/06/30 7

June 30, 2014 Wimbledon: ウィンブルドンでは予想したようにビッグ4が勝ち残って貫禄を示しています。マリーとフェデラーは一度もセットを落とすことなく快進撃。ジョコヴィッチはステパネックに1セットを取られたものの、後はストレート勝ちで順調。その中でナダルだけが毎試合第1セットを落として苦戦。しかし最後には勝ってしまうのですから、やはりナダルです。かなり息苦しいウィンブルドンでしたので、ここでちょっと息抜き。Wimbjuggledonに挑戦して軽く優勝してしまいました。明日はセンセーションを起こした危険な19歳のキリオスと対戦しますが、よい気分転換になったのでは。抜群のテクニックを披露するナダルのビデオを紹介します。 [private] Wimbjuggledon はWimb+juggle+don の造語です。バボラの選手たちが参加して楽しいジャグリングの競技がウィンブルドンで行われました。家で真似をしてみましたが、数回もつづきませんでした(^▽^;)  ナダルは驚異的なコントロールです。優勝したナダルの妙技をご覧ください。 何と回数は406!このコントロールでVamos! ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

錦織圭が二日間の激戦5セットのスリラーを経て4回戦へ

2014/06/29 9

June 29, 2014 Wimbledon: (タイトルを変更して記事を更新しました) 錦織圭の3回戦の相手はシモーネ・ボレリで、苦戦を強いられ5セットまで激戦が続きました。夜9時12分にBad Lightでサスペンディッドとなり、フルセットのスリラーは月曜日に延期となってしまいました。ボレリは予選最終戦で敗退しましたが、4名の棄権者が出て、ラッキールーザーで本戦入りを果たし、2回戦で強豪コールシュライバーをフルセットで破った選手です。WCでウィンブルドンに出場して優勝してしまったゴラン・イヴァニセヴィッチの例もありますので、予断を許しません。なぜ錦織はランキング134位の選手に手こずってしまったのか?ゲームを追いながら振り返ってみたいと思います。 [private] ボレリとは初対戦です。2回戦で快勝したクドラも初対戦で、ボレリと同じランキング130番台の選手です。しかし試合のレベルは大きな差がありました。 2回戦のクドラとの試合を終えた錦織はインタービューで以下のように述べていました。 より強い選手だと、フリーポイントがなかなかなくなってきます。ストローク戦でもミスが減るので、自然とラリーも長くなりますし、しっかり我慢できる気持ちも身体も必要だと思います。昔はトップの選手とやる時に少し無理をしないと勝てないところもあったんですけど、最近それはあまりなくなってきているので、普段の自分のプレーをすれば十分戦えるレベルになってきていると思うので、無理をしないというところが1つ課題ではあると思います。 「今日はほぼ100点に近い出来だったので、次もこの調子をキープしたいと思います。」とクルダ戦の後、自信に溢れていた錦織だったのですが・・・ボレリに対しては錦織は実力を発揮させてもらえませんでした。なぜ? ボレリは28歳のイタリア選手。シングルスよりもフォニーニと組んだダブルスで知られる選手ですが、元はベストランキングが36位の実力のある選手です。一時、腰、肩、手首などの数々の故障で今年の春は300番台にも落ちてしまいました。チャレンジャーを経て、どんどんランキングを上げ、現在は134位まで昇り、上昇気流にある危険な選手です。 錦織はハレの芝で準決勝まで進出してフェデラーに負けてしまいましたが、興味深いコメントを公式ブログで書いています。 フェデラーはやはり強かったです。 前回の戦いよりかなりリスクをおって攻めてきたような気がします。(今年のマイアミで錦織は3-6, 7-5, 6-4で勝利) バックハンドのスライスよりスピンを多用してきたり、セカンドサービスのスピードが速かったり、 これがフェデラーの芝での戦い方なのか、それとも自分対策なのかは分かりませんが強かったです。 錦織はボレリについてインタービューで「練習・試合している姿をあまりみたことがないので、あんまり情報はないですね。」と答えていましたが、反対にボレリは錦織研究を尽くして作戦が当たったようにみえました。 「相手の実力を発揮させない」これは試合で最も重要な作戦です。「相手の武器を弱め、プレッシャーを与え続けて行く。」錦織の武器はFHですので、集中的にBHを攻めていました。しかも深いショットで錦織はなかなか攻撃的なショットを打たせてもらえません。以下が特にボレリが錦織より優っていた点だと思います。 ボレリは体中にtatooをしていますが、左腕のは2009年のもの。 サーヴ サーヴの種類が豊富で錦織は読めませんでした。錦織の武器のリターンが弱まり、特に2ndサーヴがよく、ブレークするチャンスがほとんどありませんでした。 ショットメイキング ボレリのテニスで最も印象的だったのは、ショットメイキングです。さすがダブルスで磨いた腕だと感心しました。ダブルスは狭いスペースにショットを決めなくてはならず、ショットの正確さで勝負が決まります。錦織のBHコーナーへ打ち、上がった球をネットで決める巧みな作戦が的中。錦織はボレリのショットが読み辛くフットワークが落ちてしまいました。 ディープショット ボレリはパワーショットではありませんが、精度が高く、しかもディープに打ってきますので、錦織はオンザライズで打つのが難しく、ベースラインから下がってしまっていました。相手に時間を与えてしまうと錦織のテニスではなくなります。特にボレリはBHスライスが深く、錦織は苦戦してショートボールとなることが多く、ボレリに叩かれていました。 ネットプレー ボレリはネットプレーのうまいオールラウンダーです。以下の表でも分かるように、錦織とほとんどスタッツの上では違いはありませんが、ネットラッシュの回数が錦織の3倍、しかもネットポイントの確率が81%もあります。ベースラインから攻撃をかける錦織に対して、ボレリはオールラウンドの選手でアプローチが自然にでき、華麗なヴォレーでポイントを決めていました。まさに芝テニスです。  錦織 ボレリ エース 12 8 […]

ウィンブルドンDay 5: ジョコヴィッチがベッカーダイヴに失敗

2014/06/27 3

June 27, 2014 Wimbledon: 一瞬ドキッとしました。3回戦のジョコヴィッチvsシモンの試合の時です。ジョコヴィッチが2セットをとり、第3セットに入りました。第6ゲーム、シモンのサーヴィスゲームの時でした。スコアは40−30のシモンのゲームポイントです。シモンがBHのダウンザラインをコーナーへ打ち放しました。読み違いをして逆方向に走ろうとしたジョコヴィッチが足を滑らせ、取れそうにもないシモンのウィナーをダイヴィングをしたのです。その時のランディングの仕方が悪く左肩を打撲。激痛が走りメディカルタイムを取るという騒ぎが起こりました。まずはダイヴィングのビデオをどうぞ。 [private] ウィンブルドンの公式サイトでジョコヴィッチのダイヴィングのビデオが掲載されました。 http://clips.wimbledon.com/g/v/rnMPGeblPdV?_=1403877976332 ジョコヴィッチは右肩を守るために、不自然な姿勢で転倒してしまいました。「肩が外れてしまったような音がしたので心配でしたが、超音波の検査で支障のないことが分かりました。」検査の結果、故障のないことが分かったジョコヴィッチは「ダイヴィングヴォレーの仕方をボリスから学ばなければ」と冗談ぽく語っていましたが、「ベッカーダイヴ」で知られるダイヴィングは、やっぱり止めておいたほうが・・・ ベッカーは4年前のエグジションで「ベッカーダイヴ」について述べています 当時は今まで見たことのないアクロバティックのテニスでセンセーションを呼び起こしました。ウィンブルドンだけでなく、ハードコートでもダイヴィングを行ったベッカーは、ダイヴィングの効果は大きく、対戦相手にプレッシャーを与えることができる利点を述べています。しかしダイヴィングは練習するものではなく、本能的に行うものだとか。 二日間の休みがありますので、痛みも薄れると思いますが、大事に至らないことを祈っています。 ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

ウィンブルドン Day 4: 最年少のキリオスが 9つのマッチPointをセーヴしてガスケを打倒

2014/06/27 0

June 26, 2014 Wimbledon: (更新) 今年のウィンブルドンは若い選手の大活躍で興奮気味です。一作日のセンセーションはフェレールを破ったクズネツォヴァ。作日は19歳のオーストラリアのニック・キリオスがガスケを、そして20歳のヴェセリーがモンフィスを5セットのフルセットで破りネクストジェネレーションが話題をさらいました。錦織圭もスッキリとクルダにストレート勝ち。話題のナダルvsロソルの対決もナダルのリヴェンジがかなってビッグ4がそろって3回戦進出を決めました。 [private] 頑張るネクストジェネレーション 24歳の錦織までの年齢をネクストジェネレーションとするならば、128選手から3回戦(32選手)に生き残ったネクストジェネレーションは以下の7名となりました。 キリオス(WC:19歳 オーストラリア) ヴェセリー(WC:20歳 チェコ) ディミトロフ(23歳 ブルガリア) クズネツォヴ(23歳 ロシア) ラオニッチ(23歳 カナダ) ヤノヴィッチ(23歳 ポーランド) 錦織(24歳 日本) ネクストジェネレーションの中で実力で本戦入りを果たしたのは、上記以外に16名がおりますが、(WCのコックスとエドムンドを除く)、6名のアメリカと4名のオーストラリアが頑張っています。 ティーム(20歳 オーストリア) サヴィル(20歳 イギリス) クルダ(21歳 アメリカ) ソック(21歳 アメリカ) トミック(21歳 オーストラリア) ダックワース(22歳 オーストラリア) […]

ウィンブルドン Day 3:フェレールを破った予選選手クズネツォヴの未来テニス

2014/06/26 6

June 25, 2014 Wimbledon: 23歳のロシア選手がセンセーションを起こしました! ランキング118位。予選から上がってきたクズネツォヴが7位のフェレールを破ってしまったのです。その破り方がナダルを破ったダスティン・ブラウンに似て、全てがウィナーショットで、まさに未来のテニスです。ジョコヴィッチを翻弄したのはステパネックの芝テニス。昨年フェデラーを破ったスタコフスキーは、今年はグルビスを破って健在。今日もウィンブルドン三昧の一日となりました。 [private] アンドレイ・クズネツォヴ Andrey Kuznetsov の名前は、予選から上がって本戦入りを果たした時に時々目にするくらいで、別に気に留めるような選手ではなかったのですが、びっくりしてしまいました。身長185cmで体重が71kgですから、かなり細めの体格です。 1回戦でイギリスのエヴァンスを破って2回戦に進出。エヴァンスはサーヴ&ヴォレーの得意な選手で、昨年全米オープンの1回戦で錦織をストレートで破った選手です。フェレールとの2回戦は、まさかフェレールが敗れるとは誰も予想もしておりませんでしたので、多くの記者のレーダーから外れてしまっていたと思います。いかにクズネツォヴが素晴らしいプレーをしたか、特集を組んでもよいくらいのビッグアプセットでしたが、ほとんどの記事は小さな取り扱いだったのが残念です。 クズネツォヴは2009年にウィンブルドンジュニアで優勝した芝の実力者です。準決勝でトミックに勝っていますが、この時のビデオが見つかりました。野球帽を被っているのがクズネツォヴ。バンダナがトミックです。かわいいですね。 クズネツォヴ d フェレール(7):6-7(5) 6-0 3-6 6-3 6-2 第1週目は試合が多くて本当に大変です。DirectTVのサテライトで受信していますので、スクリーンを6つに分けて同時に観戦ができるのですが、これで特別な異変がないかをチェックしながら、2台のコンピューターでもストリーミング観戦。テニスチャンネル(マッケンロー、アナコン、クーリエ等の解説)とESPN(ギルバート、ケイヒル等の解説)の2局が放送してくれますので、彼らの解説を比較することもでき、テニスファンにとってはグランドスラムはヴァケーションをとって自宅観戦してもよいくらい。というわけで、今週はすべてテニスをキャンセルして自宅観戦です。 フェレールが苦戦しているのに気付いたのが、第1セットのタイブレークの時です。若い可愛らしい青年がガンガンと打ちまくっています。何か異常事態が起こりそうな予感がして、あわててチャンネルを彼らの試合に切り替えました。 第2セットは完全にクズネツォヴのペース。ものすごい速さのFHがラインに突き刺さり、フェレールは完全にお手上げ状態でベーグルとなってしまいました。しかもパワーだけでなく、ヴォレーもすばらしくうまいのです。ショットの種類が多く、テンポの速いテニスに解説者は興奮気味。どんなに振られても、どこからでもウィナーを打ってくる超アグレッシヴなテニス。何しろウィナーを77も打っているのですから想像がつくというもの。(フェレールは26)その割にはエラーが少なく38。(フェレールは22)これだけアグレッシヴなテニスだとエラーとウィナーの数は同数くらいになってしまうのですが、クズネツォヴは約40ポイントもウィナーが多いのですから、精度の高いショットに驚いてしまいます。 第3セットの前にクズネツォヴはトレーナーを呼んで、足のマメをテーピング。これでリズムが狂ってしまったのか、サーヴの率が40%台に落ちてしまい、3−6でセットを落としてしまいました。クズネツォヴの2セットダウンです。フェレールの体調はすっかり回復しているようで、普段のフェレールと変わりない素晴らしいプレーをしています。あと1セットに迫ったフェレールだったのですが・・・ 第4セットでクズネツォヴのサーヴが上がってきました。フェレールがリターンに苦しんでいます。クズネツォヴは疲れるどころか、どんどんギアをあげてきます。タフなフェレールですが息づかいが荒くなってきました。クズネツォヴのあの細い体から信じられないミサイル弾が放たれ、観客も解説者も私も興奮状態。 第5セット 3時間を超す大激戦となってきました。フェレールの叫び声のヴォリュームがどんどん上がってきます。しかしクズネツォヴは声を上げることもなく、エラーをしてもにこっと笑顔。いい感じです。こんな爽やかな青年がいたのですね。トップ10のフェレールを倒しても、派手にガッツポーズをするわけでもなく、「勝っちゃった」みたいな感じで新鮮でした。 3回戦はバグダティスを破ったアルゼンチンのマヤーと対戦となります。彼に勝つと4回戦はディミトロフです。今日は特別の日だった・・・に終らないように、ぜひディミトロフまで勝ち進んでほしいと思います。 ジョコヴィッチ(1) d ステパネック:6-4 6-3 6-7(5) 7-6(5) ジョコヴィッチとステパネックの試合について書きたかったのですが、明日錦織が早朝から始りますので、簡単に気付いたことを書きます。 35歳のステパネックは今年ベストのプレーをしました。ジョコヴィッチに劣らない体力とフットワークに驚愕です。マッケンローが「話にはきいていたがこれほどとは!」とステパネックのタフさに驚いていました。彼はボレテリで練習していますので、錦織がブログで「本当に疲れをしらないタフな選手」とびっくりしていました。 ステパネックのヴォレーはまるでマジシャンですね。しかもショットが豊富で、ジョコヴィッチを翻弄。リズムを与えず苦戦を強いていました。彼のショットメイキングはテニス界の宝石です。このような選手がもう出てこないかと思うと悲しいですね。 […]

ウィンブルドン Day 2: 錦織が2回戦へ、伊藤と杉田は1回戦惜敗

2014/06/25 6

June 24, 2014 Wimbledon: ワールドカップで日本がコロンビアに完敗してしまいましたね(涙)・・・日本、イギリス、スペインはW杯敗退国となり、その分ウィンブルドンへの関心が一層高まり、錦織圭、マリー、ナダルはプレッシャーで大変だと思います。3選手とも無事に2回戦進出を決めましたが、残念ながら伊藤竜馬と杉田祐一が1回戦で敗退してしまいました。フェデラー、ヴァヴリンカ、錦織が快勝。ナダルはまだまだ本調子からほど遠いプレーでしたが、興味深い試合内容でした。 [private] 錦織 (10) d ドゥシェペール:6-4 7-6(5) 7-5 ドゥシェペール De Schepper は身長203cm。これだけでも嫌〜な予感がしますが、グルビスを先週のクウィーンズクラブで破っただけあって、豪快なサーヴが嵐のように吹き荒れました。エース20本。2ndサーヴは錦織の1stサーヴよりも速いのです。 いかに嫌な相手であったかをリストアップしますと、左利き。片手BH。サーヴの達人。ショットが深くスライスもうまい。サーヴ&ヴォレーで攻めるオーソドックスな芝テニス。ドゥシェペールのグリップはイースタンで、フラットとスライスのショットの地面スレスレに入ってくる球は、ウェスタンのグリップの錦織にとっては苦手なショットです。 ドゥシェペールは昨年のウィンブルドンは4回戦まで進出していますので、ランキングは73位と錦織よりもかなり低いですが、全く予断を許さない相手でした。 しかし彼の最大の弱点は足がのろいこと。錦織のオンザライズ的なショットに間に合いません。第1セットは第3ゲーム(1−1)でエラーが続いて、自滅のブレークをしてくれて錦織は助けられました。錦織はサーヴ率が42%と低いにもかかわらず、ショット力とプレースメントのよさでBPになることもなく、落ち着いてプレーしていました。錦織はテンポの速いペースのあるショットのラリーを得意としますので、ドゥシェペールのようなゆっくりとしたテンポでは、イラっとして勝ち急いでしまってエラーを犯しがちなのですが、エラーはわずかに3つのみ。忍の精神はチャンの影響が大きいように思います。 サーヴが武器な選手は、いずれはサーヴが狂ってくる時がやってくるものですが、ドゥシェペールは崩れませんでした。第2セットでも、どんどんとサーヴがよくなり72%でエース7本。40−0でゲームをキープしてしまうのですから、ブレークチャンスは全くありません。 タイブレークです。エースから始ったドゥシェペールは3−0とリード。しかしフットコールで1stサーヴを落とし、集中力が落ちてダブルフォルトしてしまいました。錦織のチャンスです。とにかくネットラッシュしてくる相手ですから、錦織はパッシングショットでポイントを取らなくてはなりません。FHのダウンザラインのパッシングショットが華麗に決まります。錦織のセットポイントでドゥシェペールがドロップショット。錦織は猛烈な速さで球に追いつき、ネットのドゥシェペールにパッシングショットでセットポイントを勝ち取りました。 錦織の1stサーヴは72%とドゥシェペールと同じ%に上がってきました。しかしドゥシェペールも錦織のプレースタイルに慣れてきたせいか、プレーが向上してきました。手強い相手です。足が鈍い相手ですから、出来るだけ左右に振って相手のエラーを誘っています。ウィナーを打ち込むのではなく、エラーを誘うテニス。こういうプレーもできるようになったのは、技術だけではなく、精神的にも錦織は成長しましたね。 第3セットでドゥシェペールはペースを変え、スライスとトップスピンを混ぜ、Fロペスに似たプレーを始めました。錦織にリズムを与えない作戦です。しかし錦織のサーヴがどんどんよくなり、しかもエラーでポイントを落としてしまうことがありませんので、サーヴィスゲームが安定しています。今までウィナー狙いのショットを控えていた錦織ですが、余裕と自信が出てきてFHウィナーを打ち始めました。しかし勝ち急ぎをせず、かといってディフェンシヴすぎることのない、バランスのとれた大人のプレーです。 第13ゲーム(5Dー6N)ドゥシェペールのサーヴです。錦織がギアアップしてきました。驚異的なディフェンス。アグレッシヴなリターンウィナー。錦織の勢いに圧されてしまったドゥシェペールはダブルフォルトをしてしまいマッチポイントです。 この試合で最も印象的だったのは、錦織の落ち着きです。焦って固くなってしまったり、勝ち急ぎで今まで相手に与えていたフリーポイントがなくなりました。ドゥシェペールのエラーは31。錦織はわずかに9。この数字がすべてを語る試合でした。 Fロペス d 杉田:7-6(6) 7-6(6) 7-6(7) 杉田祐一は相手が大物であると異常に燃え上がる選手ですね。2011年のジャパンオープンで30位のラオニッチに 7-6(4), 3-6, 6-7(1)で危うく勝ちそうになったことがありました。これほどの実力があるのなら、なぜランキングがトップ100にならないのか不思議なのですが、とても175位とは思えない素晴らしいプレーで、26位のFロペスと全セットがタイブレークという接戦を繰り広げました。勝てた試合でした。ほんの2ポイントの差。この差で負けてしまうのは、ビッグモーメントに弱いからだと思います。ビッグポイントを逃がしてしまう・・・この問題はトップ選手でも抱く難しい問題です。経験で慣れていくしかないと思いますが、大きな可能性をみせてくれた試合でした。 ボレリ […]

ルーファスが大活躍のウィンブルドン

2014/06/24 8

June 23m 2014: 今日からウィンブルドンが始まりました。マリーもジョコヴィッチもストレートに勝ち越し、トップ20の選手たちも無事1回戦をクリア。ビッグアップセットもなく平穏に初日の幕を閉じました。残念だったのは伊達公子です。シード22のマカロヴァに勝てる試合でした。しかし奈良くるみも土居美咲もストレートで勝って2回戦に進出。明日はいよいよ錦織圭、伊藤竜馬、杉田祐一の日本男子全員が1回戦に挑戦です。早朝5時から鳩退治に飛び回るルーファスも大活躍をし、敵(鳩)からウィンブルドンを守ってくれました。 [private] 数年前までウィンブルドンの頭痛の種はセンターコートの上空を飛び交う鳩の一群でした。試合中にフンが空から降ってくることがあり、2008年にはこの問題を解決するために、ウィンブルドンは鳩の狙撃チームを雇い鳩を射殺する事件があったのです。不法行為とされ問題になりましたが、その後解決策として雇われたのが鷹のルーファスです。 ルーファスについては2012年6月『鳩退治のルーファスが無事ウィンブルドンに帰還』で詳しく説明していますのでご覧になってください。 マリー(4) d ゴファン:6-1 6-4 7-5 ゴファンは2年前のウィンブルドンでは3回戦まで進み、ランキングもトップ50だったのですが、不調が続いています。かなり緊張したせいか、第1セットはぼろ負け。しかしセンターコートやマリーのプレーに慣れてきたゴファンは第3セットは実によいプレーをしました。ゴファンは現在105位ですが、男子選手は本当に層が厚いですね。 マリーの応援席は女性チーム(お母さん、おばあさん、ガールフレンド、コーチのモレスモ)で盛り上がっていました。コーチングボックスは昨年とはかなり違った和気あいあいとした雰囲気。表情を全く変えないレンドルとは大違いの黄色い応援で、マリーも表情が柔らかかったですね。彼が必要としていたのは、こういうことだったのか・・・と何となく理解。しかし3セット目でスローダウンしてしまったマリーが険しい表情になりブツブツ。なかなか癖は治らないようです。 コーチ・モレスモと練習に励むマリー ジョコヴィッチ(1) d ゴルベフ:6-0 6-1 6-4 センターコートでプレーするだけでも緊張してしまうのに、シード1の選手と対戦しなければならない選手はカチカチになってしまうのでしょうね。ほとんどの低ランキングの選手は第1セットはまるでポイントを取れない場合が多いのですが、グルベフもしかり。しかも不得手の芝で、かわいそうなほどエラーが多く、やっと慣れてきたのが第3セットでした。 ランキングはトップ50ですので実力は十分のゴルベフ。第3セットでは5度もBPになりながらも4度セーヴするという粘りをみせ、じわじわとジョコヴィッチに迫ってきたのですが、さすがジョコヴィッチです。BPに一度もなることなく、自信にあふれた安定したプレーで快勝しました。しかし相変わらずよく転んでいましたが、怪我のないように。 バグダティス d ブラウン:6-4 7-5 2-6 7-6(4) ナダルに完勝したダスティン・ブラウンのプレーを楽しみにしていたのですが、やっぱりナダル戦は一生一度のキャリアベストの一勝だったのですね。あの日が異常だったのであって、今日は79位のランキングのプレーでした。バグダティスのリターンがよく、サーヴ&ヴォレーでは、足下を狙われてヴォレーをネットしてしまっていました。ストロークがフラットなので、不安定でエラーが多く、勝てる試合だったにもかかわらず、自滅的なプレーで敗退してしまいました。フェデラーを破ったスタコフスキーやナダルを破ったダルシスのように、一回こっきりで終ってしまうのかと思うと残念です。 ディミトロフ(11) d ハリソン:7-6(1) 6-3 6-2 マッケンローも含めて、すべての解説者が絶賛するのはディミトロフです。フットワークがやっぱりフェデラーにそっくりですね。バランスがとれていますので、エラーが少ない。ジョコヴィッチはよく転んでいますが、ディミトロフは芝のフットワークがうまいですね。ソフトハンドですので、ドロップショットもうまい。ギルバートもビッグ4の壁を破るのはディミトロフという結論に達していました。ふふふ、準決勝進出という私の予想が当たるかも。 […]

ドロー発表:ビッグ4の壁を破るのは?

2014/06/21 4

June 21, 2014 Wimbledon: ウィンブルドンは独自のシーディングのフォーミュラを使っていますので(説明は『ウィンブルドンのシード発表:ジョコヴィッチがシード1、ナダルがシード2の理由』)、昨年優勝したマリーがシード3、一昨年優勝したフェデラーがシード4となり、懐かしのビッグ4が再現しました。その中でネクストビッグ4(ラオニッチ、グルビス、錦織、ディミトロフ)とフューチャービッグ4のトミック(21歳)、ティーム(20歳)、ヴェセリー(20歳)、キリオス(19歳)がどこまで勝ち進んでいけるのか? 新旧交代のGSになりうるのか? 予想しなかったビッグアプセットが起こる可能性があり、エキサイティングなトーナメントとなりそうです。 [private] では独断的な予想を行ってみたいと思います。( )はシードです。 トップハーフ Section1: ジョコヴィッチ (1)  ジョコヴィッチはウィンブルドンのウォーミングアップのために、The Boodlesのエグジビションに出場するはずでしたが、手首を理由に棄権しました。ですから芝の試合無しのウィンブルドンとなります。芝はフットワークが違い、慣れるまでに時間がかかりますので、彼のパーフォーマンスは未知となり不安なスタートです。しかしジョコヴィッチのドローは前半は比較的イージードローですのでラッキーでした。 2回戦でステパネックと対戦。対戦成績はジョコヴィッチの10勝1敗ですが、油断できない相手です。 3回戦はアルマグロの棄権でシードがついたポスピシルが待っています。問題は4回戦のツォンガです。ハーリンガムのエグジビションで錦織を破ったばかりで、調子もよさそうです。ツォンガはネットラッシュを続けて、1stサーヴの率がよければ、ジョコヴィッチはかなり苦戦を強いられると思います。 Section2: ベルディヒ (6) ベルディヒのドローは最悪なドローです。芝はサーヴで決まってしまうサーフェスだけに、1回戦でハネスク(198cm)。2回戦でトミック(196cm)。3回戦でチリッチ(198cm)。4回戦でグルビス(190cm)。平均身長が195cmというビッグサーヴァーたちが待っていて気の毒になります。ベルディヒは2010年のウィンブルドンではフェデラーとジョコヴィッチを破って決勝まで進出しましたが、残念ながらナダルに優勝を奪われてしまいました。ベルディヒがGSのタイトルをとれるとすればウィンブルドン。そろそろタイトルを取っても不思議でない時期にきています。 4回戦:ベルディヒ def グルビス 二人ともエグジビションでは連勝しました。ベルディヒはハーリンガムで錦織とディミトロフを倒し、グルビスはブードルズでラオニッチとフォニーニを破りました。ウォームアップも十分。自信もたっぷり。火花を散らす激戦が予想され、ウィンブルドンのハイライトとなりそうです。 準々決勝:ジョコヴィッチ def ベルディヒ(15敗している苦手意識が邪魔) Section3: マリー (3) マリーはタイトルをディフェンドできるでしょうか? 新コーチのモレスモの元でどのようなプレーをするかが注目されるマリーですが、ラッキーなことにイージードローとなりました。1回戦のゴファンと2回戦のアンデュハーは芝の苦手な選手。3回戦のバウティスタアグトは今日オランダのセルトゲンボッシュで優勝したばかりですが、ウィンブルドンは今年初出場でマリーが苦戦する相手ではありません。4回戦のアンダーソンはビッグサーヴで、今週のエグジションでティームとソックの若手選手に勝っていますが、ディフェンディングチャンピオンのマリーを敗るのは未だ無理。しかし問題は準々決勝のディミトロフです。 Section4: フェレール (7) フェレールは腹の具合が回復しないので、わざわざスペインの侍医のもとまで飛んで検査を受けました。出場することを決意したものの、体調は完全ではなく、早期敗退をしてしまう可能性があります。フェレールのセクション4は最も波乱にみちたセクションになりそうです。 1回戦:ブラウン […]

ウィンブルドンの選手への対応は最悪だ!

2014/06/19 8

June 19, 2014 Wimbledon: カナダのフランク・ダンセヴィッチ(29歳:106位)は、今年の日本 vs カナダのデ杯で添田豪を破った選手で、かなりのイケメンで覚えていらっしゃる方も多いと思います。彼はウィンブルドンで予選から挑戦していますが、あまりのウィンブルドンの選手への対応がひどいので、昨日怒りをFacebookにぶちまけました。ウィンブルドンはGSの中でも最も権威のある大会。しかも賞金は今年はさらにアップして優勝者に3億円という途方もない金額を支払う割には、低ランキングの選手に対しては冷たいことが分かりました。今まで知らなかったウィンブルドンの一面をご紹介します。 [private] この写真は若い時のダンセヴィッチで私の好きな写真のひとつ。彼を数年前にニューポートの大会で観ましたが、かなりのハンサムボーイでした。それ以来毎年全米オープンで彼をみかけますが、ランキングが上がらず、トップ150をウロウロするジャーニーマン。 Frank Dancevic / Facebook 2014年6月18日 今年のウィンブルドンの予選にはとても失望してしまいました。世界で最大のトーナメントなのですから、選手を歓迎して、もっと居心地のよいトーナメントにするべきだと思います。 昨夜に起こった話をすることにしましょう。 予選2回戦は夕方の6時に始まりました。私はなんとか6-7, 7-6, 6-2で勝つことができたのですが、試合が長引き2時間半もかかってしまいました。私はクレーの大会からすぐウィンブルドンに移ってきたばかりで、体はとても疲れていますし、一刻も早く回復するために、リカヴァリードリンク、ストレッチ、アイスバス、マッサージ、そして夕食が必要だったのです。 試合が終わってシャワーを浴びたのが8時45分。プレーヤーレストランは9時に閉じてしまうのです。私は大急ぎでバッグをプレーヤーズラウンジに置いてレストランに走りました。しかし食べ物はタイのカレーとミートソースしか残っていません。長時間の試合の後に食べる食事ではないのです。でも選択の余地がないのですからミートソースをかきこみました。 急いで食べた後、私はストレッチをしてもらうためにフィジオのところに駆けつけました。何人か並んでいましたが、15分待ってストレッチをしてもらうことができました 次はアイスバスです。フィジオが「すみません。もうアイスはありません。」何だって!?  何億という大金持ちの組織がアイスも十分に用意できない!? 仕方がない。次はマッサージです。選手たちが列をつくって並んでいます。マッサージのセラピストに待ち時間を聞くと、最低1時間は待たなければいけないとか。セラピストがたったの二人。128人の選手のマッサージなんて、もう信じられない話です。これがかの由緒あるウィンブルドン? 最低2人は増やして、皆が8時半には終わる様にするべきです。本当に不公平な取り扱いです。 明日試合を控えている私にとっては、マッサージをスキップすることはできません。やっとマッサージ台に横になったと思ったら、コーチがパニック状態で「F++k! 運転手は待たないと言っている!」と駆け込んできました。10時が最終の車だとか。コーチに後30分待ってもらえるように運転手に言ってもらうように頼みましたが、コーチがまた駆け込んできて、「待たないと言っている!」。しかも運転手は「金持ちなんだからタクシーを使えばいいじゃないか」だって。hahaha もうここまでくると全くお話にならないほど信じられない話です。 テニスバックをラウンジに置いてきているので、取りに行こうとすると、ドアにカギがかかっていてラウンジに入れません! バッグの中にすべての貴重品が入っているのに!しかも車は行ってしまうし・・・皆帰ってしまって誰もいない・・・ 10時45分。同じ目にあったもう一人の選手と(彼もバッグを置いてきてしまっているのです)呆然と立ち尽くしてしまいしました。しかし立っていても拉致があきませんので、セキュリティを探し始めました。やっとラウンジのドアを開けてもらってバッグを、そしてタクシーを呼んだのが夜の11時。 世界で最も権威ある大会で起こった話でした。 tennisnakama: ウィンブルドンは昨年の10%アップの賞金で、優勝選手には約3億円が与えられることになりました。トップ選手は裕福な生活をしているのですから、賞金は据え置きにして、どうして金銭に困っている予選選手の待遇を改善しないのでしょう。彼らは未来のテニス界を背負う選手たちです。多くの才能のある選手たちがツアー生活を続けていくことができずに去っていきます。 ナダルを破ったダスティン・ブラウンは、ホテル代が払えないので、キャンピングカーでツアーを廻りました。今週エーゴンで準々決勝まで進んだカミラ・ジオルジのお父さんは、ツアーの資金を集めるために詐欺に近い行為を行い、借金の踏み倒してで何度か裁判沙汰に。苦労話はきりがありません。 彼らのような選手を心から応援したいと思います。がんばれ、トップ200! (更新)ただいまダンセヴィッチがラッキールーザーで本戦入りを果たしました。おめでとう! ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

ウィンブルドンのシード発表:ジョコヴィッチがシード1、ナダルがシード2の理由

2014/06/18 6

June 18, 2014 Wimbledon:(更新2) ウィンブルドンのシードが発表になりました。32選手にシードがつき、2回戦まではシード選手同士が対戦することがない優遇システムですが、ランキングとかなり違ったシード順となっています。2位のジョコヴィッチがシード1。1位のナダルがシード2。4位のフェデラーは変わらずにシード4。しかし3位のヴァヴリンカはシード5となってしまい、5位のマリーが上がってシード3となっています。準決勝はビッグ4になりそうですが、ウィンブルドン独自のシーディングのフォーミュラを説明しながら、シード32選手のランキングを比較してみました。 [private] ウィンブルドンは芝のサーフェスという今では特殊なサーフェスですので、ランキングだけでシードを決めるのではなく、芝に強い選手を優先する以下のフォーミュラが使われています。(1)+(2)+(3)の総ポイントで決まります。 (1)トーナメントの前週(今年は6月16日)ランキングのATPポイント (2)過去一年間の芝トーナメントで獲得したポイント (3)一昨年の芝トーナメントのポイントの75% ジョコヴィッチ ランキングポイント:12,330、ウィンブルドン・シーディングポイント:14,070 ナダル ランキングポイント:12,500、ウィンブルドン・シーディングポイント:12,614 マリー ランキングポイント:4,680、ウィンブルドン・シーディングポイント:7,830 フェデラー ランキングポイント:4,945、ウィンブルドン・シーディングポイント:6,740 (更新2) ヴァヴリンカ ランキングポイント:5,525、ウィンブルドン・シーディングポイント:5,693 今年はデルポトロ(ランキング8位)は欠場します。 フェレールもお腹の調子が回復せず、ひょっとしたら欠場する可能性があります。 赤文字はランキングよりも2つシード順位が上がった選手。 *は芝の成績がよく、ランキングよりもシードがはるかに上がった選手で注目したい選手。 ウィンブルドン2014年度シード選手 [1] ジョコヴィッチ Novak Djokovic (6月16日付けランキング2位) [2] ナダル Rafael Nadal (1位) [3] マリー Andy Murray (5位) […]

2013年ウィンブルドンの楽しいビデオ

2013/07/13 5

July 13, 2013 Wimbledon: フェデラーとナダルの早期敗退と多くの選手のリタイアで、ハプニング続きのウィンブルドンでしたが、それなりに何が起こるのかわからないスリルがあり、終ってしまった今となっては思い出深いGSとなりました。そこで楽しい思い出を振り返るためにビデオのショートクリップを紹介します。レゴで作ったマリーとジョコヴィッチの決勝はその中でもリアルで圧巻でした。 [private] レゴで振り返るウィンブルドン決勝 怒ったフォニーニ シャラポヴァvsロスのピンポン BBCで解説をしたジョン・マッケンローとハッカーザドッグ エクジビションと勘違い(?)ツォンガvsグルビス デルポトロvsジョコヴィッチの準決勝でデルポトロのおかしなネットプレー ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ✦ ブログランキングに参加しています。下のアイコンのクリックをお願いします♡

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