ナダルがリタイア

マリーが第2セットを取得。第3セットでナダルは右膝の痛みが激しくなりリタイアしてしまいました。6-3 7-6(2) 3-0 Ret.

まるで決勝のようなすざましい試合でした。二人ともディフェンスプレーヤーだけに、どちらがよりオフェンスで攻めることができるか? 非常に興味深い試合でしたがナダルのリタイアで残念な結果となってしまいました。

ナダルは以前よりもディープなショットを打つことができ、しかも片手バックハンドのスライスをうまく使って、今までとは違った多角的なゲームを展開しました。両手バックハンドがフラットすぎてエラーが多かったのですが、ベースラインから下がらず、チャンスをみては前進してネットプレーでポイントを決めるなど、なかなか攻撃的でとてもよい感じだっただけに残念でした。

マリーの練習をみていた解説者が、「ウィナーで叩く練習を集中的に行っていた」と述べているように、マリーは今までのカウンターパンチャーのテニスから脱出したテニスをみせてくれました。

マリーのテニスで大きく向上したのはサーヴです。1stサーヴのエースを重要なポイントで決めることができるメンタルと技術が備わってきました。例えば第2セットの12ゲーム目(5−6)。絶対落とせないゲームで、マリーは3度のエースを放ちタイブレークに。ナダルのエースが1本なのにくらべてマリーは13本のエースです。この違いは大きい。

今までのマリーはフォアのクロスがほとんどでダウン·ザ·ラインは苦手だったのですが、今回はかなりこのダウン·ザ·ラインでウィナーをとっています。またバックハンドのダウン·ザ·ラインでもウィナーをとることができ、ショットを積極的にスクランブルすることができるようになりました。高い技術に裏付けされて、攻撃の仕掛けを無理なくスムーズに行っていました。まだまだ伸びる可能性を秘めた余裕のあるテニスをしていましたので、ひょっとして全豪は優勝してしまうかもしれません。

以下はナダルのライヴの記者会見から要約したものです:

「第2セットで昨年と似た右の膝の痛みを覚えた。今まではなかった痛みで今日が初めてだった。」

「アンディに申し訳なかったけれど5セットまでいける自信がなかった。」

「このレベルに戻るまで懸命なトレーニングを積んできたのでリタイアは残念だけれど、痛みを引きずりながら無理をして昨年と同じミスを犯したくなかった。」

「今の段階でははっきりしたことは分からないが膝の故障はそれほど長引かないと思う。」

「アンディはサーヴが肝心なときに決めることができすばらしいレベルのテニスをした。でも僕のレベルも高かったので勝てるチャンスはあったと思う。だから自分のレベルに満足している。」

「アンディはこのままいくと全豪に勝つチャンスが高いと思う。」

ナダルの膝が一日も早く回復することを祈っています。フェデラーとナダルにまだまだがんばってもらわなければ!

16 responses to “ナダルがリタイア”

  1. Mahiko

    インジュリータイムで既に無理そうな顔をしていたナダルでしたが
    良い試合だったので残念でしたね。
    ライブストリーミングもサクサク動いて、素晴らしいテニスを堪能できました。
    マリーは体力的にも余裕のある勝ち上がりで、チリッチも強敵ですが逆にフルセットが続いているので、やはりマリーが決勝かなという気がします。
    久しぶりに一日目から観戦しているので疲れてきましたが、楽しい大会ですね!

  2. はっぴい

    ラファは残念でした。今まではどんな状況でも途中でリタイアするなんてことがなかったので、実はちょとびっくり!そして心配でした。。が早速のtennisnakamaさんのアップ記事を見てちょっとホッとしました。大事をとって!ということなら・・。マレーも凄く良かったから余計に!ですね。どうもありがとうございます。
    PCと格闘していたんですね。しばらくお見かけしなかった(twitterでも)ので淋しかったです(笑)
    本当にラファにはまだまだ頑張ってもらいたいです。選手生命を脅かすような怪我にだけはならないようにと願うばかりです。やっぱり眉間にしわを寄せてばもってるラファが一番ステキ!!VAMOS!RAFA!

  3. keikunn

    こんにちわ。あまりコメントは出来ていないのですが、とても楽しく(ほぼ随時)このサイトを見させていただいているものです^^

    ナダル戦の記事アップ早くてすぐさま読みました!笑
    いやーナダルの敗戦はすごくショック泣。やっと復活したって感じで一月からずっと調子がいいと思っていたのですが、やはり今日のようなマレーの超攻撃テニスにくらいつくだけで膝にはかなり負担がかかったのでしょうね;この先こういうプレーをされていったらナダルは勝っていけるのでしょうか。。
    今まではスピンボールとフットワークでなんとか(特に玉砕覚悟でウィナー狙いの選手なんかに)勝ってきましたが今回のマレーやデルポトロ、ジョコビッチ、ダビデンコ戦の最近の負け方を見ると少し不安になります。。

  4. ふぇでらるく

    こんばんわ。
    マレーのテニスは明らかに変化していましたね。
    ネットラッシュの回数も増えていて、サービスの精度や威力、技術の向上があったからそこに繋がったのかなとも思います。
    ラファのテニスは何か変化がないとかなりハードでは辛いですね。
    今までそのテニスを続けていたから仕方ないけど、ロジャーや今回のマレーのようにショートポイントで攻撃を仕掛けていくテニスをしないと中々フルシーズン戦えるようなプレーヤーにはなれないと思うのです。

    そういう意味ではロジャーのテニスは本当に負担が少ないのでしょうね、ケガは最近になってから、たまにしていますがグランドスラムに関してはほとんど完璧な状態で出場していますから。

    ラファは今後はさらにトレーニングを積んで来るでしょうが、このケガとは長い付き合いになりそうですね。

    さて、明日の対戦ですが、ロジャーが正念場です。
    これに勝っても次はジョコビッチかツォンガですから、安心はできないしなるべく長い試合は避けたいところでしょうか。
    ベルダスコ戦を見ていると、ダビデンコには明らかに体力が付いてきているので、5セットにおけるロジャーの利というものは少ないはずです。
    ここで今年のロジャーの仕上がりがわかるといってもいいと思います、注目しましょう。

    でわ、ロジャーの試合を楽しみにしつつ……笑

  5. ponsuke

    tennisnakamaさん
    お久しぶりです。っていうか、憶えていただいてるでしょうか?
    いつも拝見しています。このサイトもうれしいです。この前の試合後のインタビューは、ゲームの話題だったんですね。お客さんが楽しそうに笑ってたからなんて言ってんだろうって。納得。
    ラファファンとして、今日はコメントしたい気分になりました。でも、ただただ、「残念!」のひと言ですけど。
    トーナメントはまだまだこれから。いろんな思いを込めて、次を期待します。

    P.S. 私もimac使ってます。

  6. stefan-fan

    ナダルのリタイアは残念でしたね
    転んだ時心配そうなマレーに親指を立てていたので、まさかこんなことになるとは思ってもみなかったです。確かに最初からすごい戦えでしたからね。徐徐に膝に無理が来たのかしら。2セットダウンでもあったし、今後の事を考えれば正しい判断だったと思います。でもラファのガッツポーズが観れないのは寂しいです。ラファには華がありますからね。一方のマレーはすごかったですね。ラファのリタイアにショックを受けていたようですけど、この試合はマレーの方が勝っていたと思いました。
    いよいよ、フェデラーとダビデンコの対戦の日ですね。ロジャーもここを乗り越えなくては当然ながら優勝はないわけで、気合いを入れてきますよね。
    せて、私はその前に一仕事終わらせてしまわないと。
    tennisnakamaさんも膝には充分お気を付け下さいね。

  7. tadashi

    グランドスラム3セットは前にも提案しましたが、主催者に伝わる方法はないものでしょうか。tennisnakama さんの人脈とお力で何とかお願いしたいです。選手協会会長のスイス紳士はどう思っているのでしょうね。

    前日5セットマッチでかろうじて勝った選手:
    彼は疲労と興奮でなかなか寝付かれず、翌朝の食欲も思ったほどなく重たいカラダをひきずって試合会場へ。

    そこには二日前3セットをストレートで軽く相手を倒し、たっぷり夕食をたいらげ翌日の休養日はサーフィンで気分転換、おいしい寿司バーでガールフレンドと語らいながら更に十分なアリメント、爆睡したであろう軽快な動きの相手が待っている。

    自分よりランキングがはるかに低い相手に軽くいなされてコートを去らねばならない。昨日の死闘の5セットマッチは何だったんだろう???

    ところでセリーナとアザレンカの3セットマッチは世界中のテニスファンを満喫させてくれましたね。アザレンカに息の根を止められる寸前まで追い込まれたセリーナが酸素吸入したかのごとく蘇り遂にマッチポイントを制して美しい白い歯で喜びを表してました。

    アザレンカも敗戦を素直に受け入れむしろ負けたことを楽しんでいるみたい。下を向かないで爽やかに観客に手を振りながら最後はやっぱり残念そうに、、きっと次は勝てると思ってるのか自信に溢れた姿勢が魅力的でした。

    彼女たちが3セットマッチの素晴らしさを見せてくれたと私は強調したい。長すぎず短すぎず、スタミナを気にせずに常に全力で相手コートに
    叩きこみ時には観客を楽しませる意表をついた意外性のあるインプロビゼーションを織り込む余裕すらある。角度のない逆転弾もしばしば。
    3セット限定だからできるテニス技の極致も見せてくれました。

    奇しくも試合終了がホンジュラス時間で夜の11時53分。私はカリブ海のお隣のドミニカ共和国のラム酒に当地のコーラを混ぜて(逆かな?コーラにラム酒?)ナイトキャップ。おつまみはセイジ オザワ指揮ボストン交響楽団による「ベルリオーズのローマの謝肉祭序曲」をヘッドセットでその日のうちに夢の世界へ。3セットマッチのお陰です。

    指揮者小沢征爾氏がガンを克服して再びテニスラケットを持ってコートに駆け足で現われる日がくることを祈ります。

  8. ライト

    伝統ですから変えるの難しいでしょうね。
    ツアーとしてはGS以外3セットに変更していますし。

    それに逆に5セットならではの面白さもありますからね。
    3セットだと好調な選手が一気に持っていっちゃいますけど、5セットだと反撃する機会が多くて拮抗して、シードダウンを防いでくれている面があると思います。

    現実的にはオフを長くするスケジュールを希望するように抗議した方がいいのでは??(サッカーだって2カ月ぐらいあるはずだし)

  9. カーネル

    GSを3セットマッチにするのは断固反対します。
    なぜなら、より運に左右されやすくなり、フェデラーが勝つ確率が減るからです(笑)
    もし3セットマッチにしてしまったら、これまで以上にシードダウンが多くなりますね。
    5セットマッチだからこそ、様々なドラマが生まれてきた面もあると思います。

  10. tadashi

    ライトさん、カーネルさへ、

    小学生みたいな老人みたいな現実肯定論ですぞ(笑い)、つまり主催者と同じく保守的で、スポーツにドラマだけを期待し煽り、選手のカラダや健康を無視して何とも思っていない主催者と同じレベルではありませんか?

    5セットが続きますといつも同じ顔ぶれのスターテニス選手ばかりをテレビ中継して個性的なテニスをするテニス選手や若くて新鮮なテニスをするプレーヤーがほとんど見れないのです。

    今日の場合、3セットマッチだったら白熱した準々決勝が2試合見れるし4人登場できるけど5セットマツチになったらいつものフェデラーとそのお相手のみということになりかねません。おまけにコマーシャルがフェデラーお気に入りの時計会社でスーツ姿の彼のファッションショー。飽きませんか?

    私は4時間近くも同じ顔ぶれのテニス選手を見るのが退屈なんです。2時間テニスを見てあとの2時間は日本語を磨いて多くの外国語を学んでフェデラーみたいに流暢に喋りたい、できたら書けるようになりたい、その勉強時間に当てたいですね。

    以前のtennisnakamaにはおもしろい意見や楽しい逸話、共感を覚える私的なこと、子育て苦労話などの話もありましたが、今のtennisnakama.comには軽快で味のある日本語の文章もなくテニスのみの話題それもトップシード選手だけ?

    日常的にラテンのひととそれもごくフツウの庶民、彼らと詩的で論理的な会話に揉まれジョークの応戦に参加、路上が劇場と化します。そんな雰囲気に鍛えられている私にはごくフツウの日本人のブログレベルが退屈に思われますので
    そろそろこのtennisnakama.comから退場したいと思います。

    オーナーのtennisnakamaさん、お元気で!!!

  11. RyoM

    ナダル、残念でしたが進化が見える感じで、膝のことや、長くトップ選手で続けるために色々考えているのだろうなと思います。
    こけ方的に、予測と違う方へ反応して無理に力が入ったとき、痛みを感じて、力を逃がすためにこけたのかも?と思いました。
    すごく深刻な事態にはなっていないようなのがよかった。

    そして、マレー!今年もまた守備的なプレイを見てきて、出してない展開があるのか不安でしたが、サーブ、サーブアンドボレー、早い仕掛けも増え、これは期待大ですよ。

    柔らかいボレーをする選手が少ない中、マレーやフェデラー、意外とタッチの柔らかいツォンガのプレイは好きです。バグダディスの復活も感じたしチリッチの予想外(?)の躍進と、今回の全豪は楽しいです。

    tennisnakamaさんの好きなフェリシアーノロペスも惜しかったんですけどねぇ。勝てそうな気がしたんですが。ロディックにあまり変化が感じられなかったのは残念なのです…

    長文になってしまって、すみません。

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