アブダビはナダルが優勝

1月2日アブダビのエグジビションの決勝が終わりました。決勝戦はナダルとソダーリング。この二人は過去にちょっとしたクラッシュがありましたね。ウィンブルドンでソダーリングがナダルをからかったこと。そして不敵の全仏でナダルはソダーリングに敗れてしまったこと。またロンドンファイナルでもソダーリングに敗れてしまったナダルは、どうしても彼に勝たねばという意地があったと思います。

さて今年のアブダビはナダルが優勝しましたが、投票していただいた方々にお礼をもうしあげます。これからもいろんな投票をやっていきたいとおもいますので、ふるってご参加ください。

アブダビの優勝は誰?

フェデラー:41%(35票)

ナダル:31%(26票)

ダヴィデンコ:19%(16票)

ソダーリング:6%(5票)

ヴァヴリンカ:2%(2票)

フェレール:1%(1票)

Abu Dhabi’s Capitala World Tennis Championship

まず1月2日の今日は決勝の前に3位決定戦がおこなわれました。

3位決定戦

フェデラー def フェレール: 6−1、7−5

今日も昨日に続いてローレックスの時計をしてフェデラーが登場です。また$がどっさり? IMGマネージメントもビジネスには抜け目がありません。解説者もさかんにフェデラーの時計について冗談を交わしていましたが、次のドーハのトーナメントで時計をして試合をすれば、やはり話題になるでしょうね。

第1セット

フェレールはかなり緊張していました。世界No.1フェデラーとの対戦は、ちょっとプレッシャーが大きかったのかもしれません。もう少しでベークルになるところを辛うじてサーヴィスゲームをとってメンツを保ちました。

第2セット

しかし気をとりなおしたフェレールはサーヴがよくなり、調子を上げていきますが、それと同時にフェデラーの集中力が落ち始めました。このパターンはフェデラーによく見られるパターン。途中で気が緩んでしまうことがあり、その時に一気に攻められてしまうと回復できなくなるケースが過去に何度もありました。

フェデラーはせっかく第3ゲーム(1−1)でブレークしておきながら、第8ゲーム(4−3)では、ダブルフォルトとエラーで1ポイントもとることなく、ラヴでフェレールにブレークバックされてしまったのは、これもエグジビションだから? しかし意地になってあまり成功しない作戦でもやり続けるのはフェデラーの頑固なところ。0−40でブレークされてしまっても、ブレークバックする自信があったのでしょう。

その自信のほどを証明したのが11ゲーム(5−5)でした。フェレールは第7ゲームから3ゲーム12ポイントを連続してとるほど上昇気流にあったのですが、フェデラーがギアアップをして強烈な勢いでネットダッシュ攻撃を開始。プレッシャーが大きくなったフェレールは、ショットに乱れが出始めエラーが増えてブレークされてしまいました。肝心なポイントでモメンタムを自分の方にシフトさせ、勝ってしまうのはさすが世界No.1の貫禄でした。

Federer beat Ferrer – Abu Dhabi 2010 – Last 2 games.

決勝

ナダル def ソダーリング:7−6、7−5

ナダルのお母さんとガールフレンドのジスカとが仲よく並んで今日も観戦です。とてもいい感じ。いつもはコーチトニーとお父さんという組み合せなのですが、久しぶりのお母さんの応援でナダルも嬉しいのでしょうね。ナダルの両親の離婚が大きな痛手だっただけに、母娘(将来の?)がそろって応援する姿をみて私も嬉しくなってしまいました。

第1セット

コンピューターのストリーミングで観戦していましたが、英語放送のスカイスポーツが突然消えてしまいましたので、スポーツイタリアの放送で観戦しました。解説はイタリアらしく大袈裟な感嘆詞が多く、grande!  Primo!  Bene!  Perfetto! の連発。詳しい内容は分かりませんが、結構この感嘆詞だけでも雰囲気たっぷりで楽しめました。

ソダーリングのビッグサーヴは期待通りでしたが、ナダルのサーヴが昨日同様にとてもよい感じで入っていました。1stサーヴのプレースメントが以前にくらべてかなりきわどいコーナー狙いが増え、エースの数も倍増。第8ゲーム(3−4)などは、エース(ラケットに球が触れない)とサーヴィスウィナー(ラケットに球が触れるが返球不可能なサーヴ)で40−0をとり、ナダルのサーヴの著しい向上に感心してしまいました。多分膝が悪かったときにかなり練習したのでは?

ソダーリングの強さはやはりサーヴです。第11ゲーム(5−5)では、15−40とブレークされそうになりましたが、2本連続サーヴィスウィナーでブレークを免れました。

お互いにサーヴィスゲームがよくてブレークされることなくタイブレークへ。タイブレークはサーヴとメンタルで勝負が決まるようなものですから、ナダルはやはり強かったです。3本のサーヴィスウィナーを入れて第1セットをとりました。

第2セット

昨年のアブダビの決勝(マリーvsナダル)の録画を試合が始まる前に放送していましたが、あの一年前のナダルはかなりヘヴィー級でした。あれで走りまわればやはりかなり膝の負担が大きかったと思います。今のナダルはかなり減量してすっきりしていますので、フットワークも軽やかにみえます。

ソダーリングにあの炸裂するフォアを打たせないためには、ベースラインから下がってしまわないことが必須条件となりますが、今日のナダルは無理なくそれができていたように思います。

まず第1ゲームからギアアップしたナダルは、フォアのインサイドアウトのウィナーをガンガンと打ちまくり、ソダーリングにプレッシャーをかけ始めました。

ナダルはアグレッシヴでほとんどポイントを落とさずサーヴィスゲームをとっていきます。ソダーリングはフォアのショットに狂いが生じ始め、辛うじてゲームをホールド。いつソダーリングがブレークされてもおかしくない状況で第6ゲーム(2−3)を迎えます。

ナダルのファオは好調でほとんどミスすることなく、しかもディープに打ってますので、なおさらソダーリングは彼の武器が使えない。ナダルの得点のパターンで効果的だったのは、まずソダーリングのバックハンドに深く1本打ち、甘くなったソダーリングのカウンターショットを、ネットダッシュしてヴォレーで決めるパターンです。これが功を奏してナダルがブレークしました。

ここで気をよくしたナダルはネットダッシュをいろいろ試みます。しかしソダーリングのパッシングショットに合って、あっという間に0−40のピンチ。結局ソダーリングにブレークバックされてしまいましたが、とにかく彼がネットプレーを増やそうと努力していることは確かで、ポイントを落としても何度もトライしてみることが肝心。ネットプレーが増えれば、ナダルはもっと強くなること間違いなしで、今年の活躍が楽しみになってきました。

今回のナダルのテニスで印象的だったのは、走りまくるテニスから仕掛けていくマチュアなテニスに進化していること。派手にウィナーを打ちまくるテニスではありませんが、左右に相手を振り、スライスをまぜ、ときにはルーピーボールも加えて相手のリズムを狂わせ、コンスタントにプレッシャーを与えつづけながら、最後には相手の牙を抜いてしまう。第2セットでは、ソダーリングのリズムがくずれて武器のフォアが入らず、パワフルな攻撃テニスができなくなってしまったのは、まさにナダルテニスの本領が発揮されたゲーム展開でした。

Rafa Nadal vs. Robin Soderling, 7-6(3) y 7-5 en la final de Abu Dhabi

フェデラー健在。ナダル復活。ますますテニスが熱くなってきました。

(追記)試合の記事にはできるだけビデオを貼付するようにしていますので更新していくかたちになります。ですから後日にビデオが見つかればアップしていきますのでご覧になってください。アブダビの準決勝、ナダルvsフェレール、ソダーリングvsフェデラーのビデオも貼付して更新しました。

2 responses to “アブダビはナダルが優勝”

  1. ricca

    新年あけましておめでとうございます!
    はじめまして。
    tennisnakamaさんの記事のファンの一人です。
    ご多忙&お疲れの中
    いつもステキな記事をありがとうございます。

    私はRafa君のファンですが
    アブダビは忙しくて見られなかったので
    tennisnakamaさんから「マチュアなテニス」との
    お言葉をいただけてウキウキです♪
    ママとxiscaちゃんの応援は嬉しかっただろうな〜〜
    なんて母のような気分です。
    今年は、昨年の苦難を経て進化した
    ファンタジックなテニスを期待しています。

    ダビデンコやフェレールのような
    小柄で小気味よく、スピードのある選手も好きです。
    大型なパワーテニスプレーヤーに
    果敢に立ち向かって行く姿は、清々しい!

    tennisnakamaさんとご家族の
    ご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。
    今年もどうぞよろしくお願いいたします!

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