ほぼ毎日のペースでコラムを書いていますが、テニスを書いてもテニス以外のことを書いても、その記事は私の生き方、考え方が反映されているわけで、このHPは私自身と考えていただいてよいと思います。
このHPはニュースを伝えるメディアではなく、あくまでもtennisnakamaの個人コラムです。できるだけ公平な見方で冷静に書こうと努めていますが、ときには感情的になってしまうこともあります。
英語で「ボタンを押す」という表現があります。それは自分にある赤信号のボタンでそれを押されると感情が爆発してしまう、おそろしいボタンのことです。
例えば太っている人がクッキーを食べているのをみて、「体重のことがきにならないの?」とぶっしつけな質問をしたとします。その人はそれでなくても気にしていることを、ズバリと言われたのですから、感情が爆発してしまいますよね。
私のボタンは少し違うのですが、「女のくせに」とか「男らしくない」とか、人を型にはめてしまう言葉は、私にとっては赤ボタンなのです。母親は70才で政治家になったくらいですから、我が家では、「女だから」とか「いい年をして」とかという言葉は存在しませんでした。
「人間の幸福とは持って生まれた潜在能力を最大限に発揮できること。」これは我が家のモットーだったように思います。ですから型にはまった考え方で私の行動を批判されたことは一度もありませんでした。
私は田舎の子でしたし、子供の頃は(恐ろしく前の話ですが)、結婚して子供を生むことだけが女性の生きる道だったのです。子供は好きでないし、掃除洗濯は嫌いだし。料理はお手伝いさんがつくっていましたので家庭料理など知りませんし。家事が嫌いだった(今でもそうですが)私は、結婚して毎日このような苦痛なことをしなければならないのか、と思うと絶望的でした。
中学生の頃は、独身で35才まで生きてそれから自殺しよう。ぶっそうですがそんなことを考えていました。なぜ35才なのかはよく覚えておりませんが、その年齢くらいまでは、社会は人間として扱ってくれるかもしれない。でもオールドミスと侮られ、見下げられた生活。女性の尊厳など認められず、自殺をしなくても自分が殺されたような人生になるに違いない。
もし女医になっても(父が医者でしたので跡継ぎが必要だったのですが)、結婚しない女性は一人前の人間として扱ってもらえないだろうし。職業について自立したとしてもいつまでも半人前。
Conformity(型にいれようとすること)社会に反発するけれど、自分がやりたいことがわからない。まるで舵を失った船のようで大学時代は本当に辛かった。
このままでは自分は潰れてしまう。それから猛然と日本脱出の準備をし始めたのです。
「女性だから・・・」というconformitiveな言葉に異常に反応してしまう理由がこれで理解していただけたかと思います。これはまさに私の生き方のコアに触れる部分なのです。
私はスキニージーンズをはき、メタルっぽいブーツをはき、ベースボールキャップをかぶり、ファッションは20才。夫や息子はそんな妻/母をみてにこにこしています。
人に恥ずかしいから・・・人目があるから・・・人が何というかわからないから・・・
このような他人を自分の行動の規範にする言葉もまた赤ボタンです。こういう言葉を聞くとボタンを押された私は過剰に反応してしまうかもしれません。
以前2chで私を叩く目的で『賛否tennisnakama両論』がつくられ、嘘、デマに満ちたコメントでかなり盛り上がっておりました。
このときは読者の皆さんから、「無視するように」という助言をいただいたのですが、卑怯なやり方を見て見ぬ振りをするというのは、私のプリンシプルに反し、断固として戦うことを決意したのです。
「バカな連中の言ってることは誰も本気にしないのだから、相手にしていると疲れますよ。」ほっとけ。ほっとけ。でも私にはほっとけないのです。
相手が賢くあろうとバカであろうと、人間の尊厳を踏みにじる行為は頑固として許せない。そういう人間がのさばってしまう社会を私たちがつくってしまったら子供たちがかわいそう。これでは子供は無力になってしまう。
これも私のコアな部分です。
卑怯なやり方をみると私の赤ボタンが点滅します。できるだけ爆発しないようにコントロールしますが、ウォーニングです。
(追記)今回はボタンを押されて過剰反応となってしまいました。自分のボタンのことはのべましたが、皆さんもそれぞれボタンはもっていると思います。 このボタンを押すというのは、機械を操作するときの用語で、ボタンをおしてマシーンをアクティヴェイトするという意味です。比喩的な表現ですがDon’t push my buttonsという風に使われています。
プッツンになってしまう感情のボタン。自分のボタンは何なのか? 考えてみるのも面白いと思います。

ふふ、Tennisnakamaさん、こんにちは。
まさにTennisnakamaさんのコアに触れた気がして嬉しかったです。こんなにキチンと教えて下さって ありがとうございました。
やはり一本気ですねぇ。でもナイーブな方ですよね(馴れ馴れしくごめんなさい)。
私はTennisnakamaさんの仰っている事をどこまで理解できたかは判りませんが、「女だから・・」「男だから・・・」は嫌いですね。私には娘がいますが、その言葉だけは使わないようにしています。その代わりに使うのは「人として・・」です。性別に関係なく自分の判断で生きて行って欲しいものです。私もそうありたいと思っています。
Tennisnakamaさんの「赤ボタン」があまり点滅しない事を祈ってます。
仰りたいこと、よくわかります。
断固闘う、という姿勢も、ほんとうにステキです。
でも、試合と同じで、強打ばかりが攻撃ではありませんよね?
ときにはロブやドロップボレーもすごく有効。
ご主人のお国のマエストロのごとく、持ち前の烈火の気性にうまく手綱をつけ、硬軟織り交ぜ、球種をどんどん変え、遥かに体格の勝った相手をきりきり舞いさせてみる、のもよくないですか?
p.composeさん
アメリカはなんでもありになってしまいましたので、今の母親、父親のあり方が宙ぶらりんで、子供たちが迷っている感じがします。
「何になってもかまわない。自分が幸せであれば」の合い言葉に、「やりたいようにやればよい」となってしまった昨今。しかし一人前の人間になるためには、しっかりと教育を受けさせ、子供に十分に巣だっていけるよう準備を整えてやるのが親の役目だと思うのですが・・・「型にはまらなくてもよい」社会に流されてしまった子育てはむずかしい。
asnokaoruさん
テニスの比喩は面白いですね。これが不思議なもので、私のようにまっすぐに走ってしまう性格は攻撃テニスのように見えますが、実はディフェンスが基本なんです。自分で好きでやっている訳ではないのですが、だからマリーの気持ちがよく分かります。またそこからなかなか抜け出せないのも。
人間には赤ボタンだけでなく、黄、オレンジなどいろんなボタンをもっていると思いますが、赤までいかない黄色やオレンジを押されたら身をかわします。自分にとってコアでなければ反応は冷静です。しかしこれだけは我慢ができない、という部分がありますよね。その赤ボタンを押されれば爆発します。
これは人間のディフェンスメカニズムだと思うのです。ここまでは我慢できるがこれ以上我慢できないという。そこで我慢をしてしまうと強烈なストレスになって病気になってしまうかもしれない。私の機械は普段は怠けて休んでいますので、どきどきボタンをおしてもらって燃えるのもいいかもしれません。
一見おっとりしているように見える夫は私以上に直行型で、牙をむくとすごいのですよ。ですから会社では恐れられている人間No.1です。どうやってこの激しい二人がこれだけ長く共存できるのか分からないのですが。激しい性格の人間はいつもいつも激しいわけではなく、普段はアイドリング状態なんです。でも夫の忍耐のたまものでもありますが。
さて、テニスではドロップショット、ロブ、アングルショットなど相手をきりきり舞いをさせることが大好きですが、どうも現実の生活ではとてもそんな器用な真似はできておりません。でも努力してみますね。
お邪魔します。ブログは、取り上げる話題、切り口にその人が表れていると思います。ブログに頻繁に伺うようになれば、人柄もわかってきますから、守備範囲やいわんとするところもわかってきますし、ここは、いわゆる赤ボタンだな、というのも察しがつきますが、つかないことも当然あります。すべての話題に共感するわけではないので、へーっというかんじでとうりすぎるときも、そうは思わないと思うときもあります。
私は何をどう取り上げるのかはブロガーの自由だと思っています。そういうテーマを取り上げること自体が、いががなものかというのであれば、何故それが一線を越えたものだと思われるのかだけをおっしゃったのであれば、議論にはなるでしょうが、その場合はsexyな話題についての見方、感じ方に限られた面白い議論になったのではないでしょうか。そこからそもそも・・・、と言い出すとこれはもう、私の言葉でいえば、ゴングが、鳴ってしまいますよね。夫婦喧嘩にありがちなことですが。
chachaさん
アハハ 「ゴングが鳴ってしまう」と言う感じは言い得てますね。もう私はリングに上がってますますからね。(笑)ホント、よく言い得てます。
以前にセクシャリティ・テスト(アダム・ランバート)をしたときに、この手の問題を公然とテーマにしました。私は結構楽しんだほうですが、これも嫌な想いをされた方が多かったかもしれませんね。
しかし刺激的なテーマでも、嫌われるのをおそれずに、自分が面白いと思ったセンシティヴィティで書いていきたいと思っています。(自分が面白くおもわなければブログは続かないのです)
皆さん!
嫌だと思えばスルーするか、コメントのリングに上がってゴングをならしてくだい。(笑)
はじめまして。いつも興味深く読ませていただいてます。
Don’t push my buttonsっていう表現があるんですね。
アメリカの方々は、日常的にボタン押しまくってストレートに主張し合ってる(勝手な)イメージがありましたw
黄色までならいいけど赤で進入したらお互い事故るってことですかね。
前の記事にもありましたが、ベルダスコはとっても好きです。
少し前、紹介していただいた中に、ダスコの子供たちとスタジオでふれあっている姿がありましたが、あの温かそうな自然な笑顔に出会えて本当に幸せでした。ありがとうございました。
tennisnakamaさんのブログには、様々な情報がちりばめられているので色々な意味でドキドキしますw
ブログを読む側にも、ハートを無防備にしないというか、それなりの心構えは必要だと思います。
これからも自由奔放な記事、楽しみにしています。
今回のことで私自身なぜここのHPによくくるのかと考えさせられました。いつもはただ単にPCを開いては必ず訪れて、記事のアップがなければがっかりしたり今日はこんなにもたくさんアップされてると喜んだり。
このHPはtennisnakamaさんの思いがたくさん詰まっていて、安全策をとらない、考えが違う人にも向き合っていくというtennisnakamaさんの姿勢に惹かれているのだと気付きました。tennisnakamaさんのコメントに対してヒヤヒヤしたりこんな受け取り方をするんだなぁと思ったり様々です。受け流してしまえばいいのにと思ったこともあります。ですが器用にそつなくしているよりずっと人間味があってあたたかいです。そしてtennisnakamaさんのがんばってる姿を感じて自分自身ももっとがんばっていこうという気になれます。
きっと私はtennisnakamaさん自身のファンですね。(テニスではロジャーです。)今回の記事もtennisnakamaさんの生い立ちを垣間見たりでとても興味深いものでした。もっと伝えたいことはあったのですが思いを文にするのはなかなか難しいですね。ここにコメントを残される方たちは的確で読みやすく思いが伝わってきて、私の文では恥ずかしいのですが、これからもtennisnakamaさんのことを応援しています。
ダスコさん
今回はきれいごとを言っていないで、本音を言ってボタンを押されてみるのもときにはよいものだと思いました。読まれている方々はひやひやものだと思いますが。「自由奔放な記事を楽しみしています」と励ましていただいてこころ強く思います。
ベルダスコが身障の子供たちに囲まれて楽しそうでしたね。あの笑顔は演技ではつくれない笑顔だったと思います。やさしい彼の一面をみて嬉しく思いました。
コートでの選手のビデオは沢山ありますが、なかなかプライヴェイトなものがないので残念ですができるだけさがしてみます。
meiさん
コメントを書くというのは大変な作業だと思います。特にこのPHは筆達者な方のコメントが多いのでなおさらです。書きたくても躊躇されている方も多いと思います。ですからコメントをいただいて本当にうれしかったです。心というのは必ず伝わってくるものです。meiさんのお気持ちにジーンと熱くなりました。
そつなくたち回れない。まさにそうなのです。ストレートだから人を傷つけてしまうことがあります。でも私の心は真っ白です。なんの企みも言葉の裏にはありません。不器用だからそつなく立ち回れないのです。しかも自分が傷つきやすいので自分の防御に必死になって相手を思いやることがなかなかできない。ですからいくら歳をとっても未熟な人間で困ったものです。
でも私は絶対に人を裏切りません。それだけですね。私が誇りに思えるのは。
tennisnakamaさんの、このHPとブログにこんなに深い、強い思いをもって向かっていらっしゃるのを知って、私は日ごろこんなに色々真剣に思って生きているかな、と自分をみり返り、少し恥ずかしくなりました。
皆さんのコメントはとても素敵で、私は幼稚な文章しか書けないので、少し勇気が要りましたが、このHPやTwitterをよく拝見するのは、ただの記事ではない、テニスへの熱い思い、選手への暖かい視線、そして飾り気のないお人柄が表れるからだと思います。
受け取り方で、色々違う意見の方もいらっしゃると思いますが、私はこのままtennisnakamaさんの味を十分出していっていただきたいと思っています。大ファンの一人として、これからも応援しています!
mamemamekoaraさん
コメントとても感謝しています。自分に正直に書くことをモットーにしていますので、建前のない本音ばかりのHPとなりますが、今後ともムカッとされることがあれば許しくださいね。
こんにちは。普段は読み逃げ(ごめんなさーい)、一年に一度位の頻度でコメントする私ですが・・・子供が熱を出していたので1週間くらいご無沙汰してました。誰かがtennisnakamaさんの赤ボタンを押してしまったのですか?ブログの難しいところは、個人的なものでありながら公になっていることでしょうか。tennisnakamaさん、嫌な思いをなさる事も多いかと存じますが、今まで同様、好きなトピックを取り上げ、思う存分ご自分の意見を書いてください。だからここは面白いのです。人の価値観はいろいろ、人生経験もいろいろ、みーんな同じ考えだったら、世の中つまらないですよね。
今回の記事は非常に面白く拝見しました。「いつもストレートじゃなくて、たまには変化球を投げてみな。」と、昔、私自身同僚に言われた事を思い出しましたが、これがやっぱり性格で、変化球は難しいんですよね~。できる事としたい事は違うし。あれから20年たった今でもできませんね、ははは・・・
ムーミンさん
お子さんの熱は下がりましたか?子供は待ったなしですから大変ですね。一日も早く全快されることを祈っています。
さて年一回のコメントはちょっとひどいんじゃな〜いといいたいところですが、一回でも書いていただいて嬉しいです。
変化球ねえ・・・できないことはありませんが、自分らしくなくてストレスがたまります。ムーミンさんもきっとそうだと思いますが、直球がスカッとして気持ちがいいですもんね。
だからアグレッシヴになれ、とやんやと言われているマリーやナダルの気持ちが痛いほどよくわかります。性格は変えられないのです。
tennisnakamaさんが言うような「赤ボタン」は、やっぱり誰しもあるんでしょうね。
とはいえ私の場合、ほとんどどんなことでも、「確かにそういう見方もあるか」という感じで済んでしまう(それどころか、時には納得すらしてしまう)ことが多いです。醒めているというわけではないのですが。
とはいえ、そう言う私もテニスはかなりオフェンシブだったり。
失礼なことを承知で書かせていただくのですが、つい「tennisnakamaさんが2人いて、口論になったら、最終的にどうなってしまうのだろう?」と思ってしまったりもします。
だびでさん、
今回はおかげさまで自分が過剰に反応してしまう「赤ボタン」について考える機会を与えられて感謝しています。
誰もがもつこの「赤ボタン」。押されてしまったらどのようにコントロールするか。いつも爆発していては困りますものね。
私にはボタンが多いので反応度が高いのでしょうね。私のセンサーの針がピリピリッと赤いところまで行ってしまわないよう気をつかいながら皆さんコメントされているのでしょうね。気苦労をおかけてして申し訳ありません。
もっと気軽にコメントしていただけるよう、センサーの感応度を落とさなければいけませんね。反省しています。
人にはそれぞれ押してはいけないボタンと言うのが存在しますね。そのボタンが人によって随分違うようで、これが難しいところです。私にはOKなのにそうでない人も居る。逆に私には許せない事が全然気にならない人も居る。
このボタンは自分が自分であるための証なわけで、全くなくすことは生きている限り無理ですよね。
確かに、感度を下げることはできそうですが、かえってそれがストレスになりませんように。
stefan-fanさん
まず自分のボタンが何であるのか知るということはよいことだと思います。ボタンは自分のコアの部分ですから。できるだけ皆さんのボタンを尊重したいと思いますが、そうなると全く何も書けなくなってしまいますね。
「~らしさ」を、他人が簡単に評価することは好ましくないと思います。その意味で、tennisnakamaさんが、書いたことはなんであれ、tennisnakamaさんの中から出てきたものでしょうし、そういう意見なのだな~と思い、違う考えならそれはそれで表明するのはありなのかなとは思いますけどね、文字では伝わらない部分もあるし、書き方には注意も必要でしょうね。
男女は、宗教や時代の中で格差をつけられ、20世紀あたりから、そこへの反発からか逆差別的なものも出てきたように思います。これからは、男女はやはり異なる性であることを認め、互いを尊重し合う本当の平等を考えるようになるのでは?
えと、蛇足の蛇足ですが…
女性記者によると、ベッカムの場合、どうやら何らかの割増をしていたようで、偽物だったと、いうことでしたねぇ(笑)すみません、下世話な話で。
RyoMさん
ベッカムの話題提供ありがとうございました。かなり言われることを覚悟して記事にしてしまいました。私も懲りない性分。