アナコンがスローン・スティーヴンスのコーチに

November 20, 2013:

テニス史上ベストと言われるGOAT (Greatest Of All Time)の選手二人もコーチしたポール・アナコンがオフシーズンの間、未来のセリーナと期待される12位のスローン・スティーヴンス(20歳)のコーチを担当することになりました。テニスチャンネルで解説をしてくれてとても楽しかったのですが、このトライアルが成功すればフルタイムのコーチを引き受けることになりそうで、女子テニスにとっては明るいニュース。しかし今の男子選手の中ではコーチングに値する選手がいないのでしょうか、ちょっと寂しい気もします。

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ポール・アナコン Paul Annacone は現役時代はサーヴ&ヴォレーとチップ&チャージ(サーヴィスリターンをチップしてネットラッシュ)で12位にあがった選手。これからのテニスはベースラインからだけでなく、ネットラッシュしなければ勝てなくなってきているだけに、彼の知識と経験は貴重で、フェデラーのコーチを辞めて以来、最もホットなコーチとして注目されてきました。

スローン・スティーヴンス Sloane Stephens は『19歳のアメリカンガールがセリーナを撃沈して準決勝へ』など、何回かこのブログでとりあげましたが、今年の全豪オープンでは準々決勝でセリーナを破りセンセーションを呼んだ選手です。準決勝ではアザレンカのメディカルタイムアウトでリズムを崩してしまって惜敗してしまい残念でした。彼女を全米オープンを生観戦しましたが、武器はFHのクロス。コーナーにパワーフルなウィナーをきっちり決めてスケールの大きなプレーが印象的でした。

スティーヴンスは女子にしては稀なオールコート選手で、サーヴ&ヴォレーではありませんが、あまいショットを打たせてネットでポイントを決めるのが得意です。ヴォレーがうまいので、アナコンにとっては教えがいのある選手。

選手のレベルが上がり技術の差が少なくなってきている今日、最後の決め手はメンタル。スティーヴンスはセリーナやアザレンカのような激情家ではなく、若年にもかかわらず落ち着いたプレーでビッグポイントのとれる成熟したメンタルの持ち主です。ルックスも性格も明るく、将来は彼女の黄金時代がやってくると私が最も期待する女子選手です。

Stephens-press-conference

その点男子は若い選手がベテランに勝てないのは、男性ホルモンのテスタステロンの影響が大きいと思うのですが、劣勢になるとカッと血が頭にのぼって冷静な判断ができずに、肝心のビッグポイントでオーヴァープレーでエラーをおかしてしまう選手が多いですね。その典型がヤノヴィッチです。

メンタルトレーニングがいかに重要か。マリーの成功はレンドルが彼のサイコロジストをマリーに紹介したことが大きいとされています。

スティーヴンスはまたフィッシュのフィジカルトレーナーのロカシオを雇いました。12月末にオーストラリアに飛び、ホップマンカップに出場するスティーヴンスですが、彼女の活躍を期待したいと思います。

珍しいアナコンの家族の写真を見つけました。2008年ニューヨークで撮影。左はギメルストム(テニスチャンネル解説者)

Annacone's family

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