
Sep. 16, 2016
「本当にこのような試合ができて嬉しい。この日のために、長い間リハビリに努めてきましたので。」マリーを5セットで破ったデルポトロは、目に涙を浮かべながら感慨深げに語りました。両手首の手術を3回。カムバックをしてはまた手術。デルポトロも辛かったでしょうが、ひたすら回復を待つしかなかったファンも辛い7年間でした。
マリーの地元のスコットランドでデルポのFHの嵐が吹き荒れます。熱狂的なイギリスの応援にもめげず、2009年USオープン決勝でフェデラーを破ったあの強いデルポが戻ってきました。
5時間以上もの激戦を簡単にまとめてしまうと、やはり強烈な武器を持った選手は強い。オフェンステニスの勝利です。マリーは何度も信じられないディフェンスでデルポのFHを拾ってカウンターしますが、最後はやはりパワフルで信じられないスピードのデルポのFHについていけませんでした。
BHはまだ手首が完治せず、スライスでつないでいくデルポ。BHに集中して攻めるマリー。しかしマリーのBHはウィナーを取れるBHではなく、ラリーが長引くばかり。チャンスを見てはワイドに振ってネットラッシュするマリー。ネットプレーが随分上手くなりました。デルポをワイドに左右に、そしてドロップショットとロブで前後にと、デルポを振り回します。スタミナなら誰にも負けないマリーはデルポを疲れさす作戦に終始したのですが・・・
久しぶりにみるハイレベルな互角の試合内容。最後はやはり「よりハングリーな選手が勝利」に終わったように思います。
ここでまたあの感動のデ杯をツイターレポートをもとに再現してみたいと思います。
デ杯準決勝
デルポトロ(アルゼンチン)def マリー(イギリス):6-4 5-7 6-7(5) 6-3 6-4
明日から始まるデ杯のハイライトはなんといってもマリー(イギリス)vsデルポトロ(アルゼンチン)の準決勝。マリーがチャンピオンになることを小さいときから信じ応援してきたおじいさんが亡くなり、お葬式が明日行われますが、マリーは葬式を欠席してデ杯に出場。おじいさんのためにも頑張らねば。
先週亡くなったゴードン・マリー(マリーのおじいさん)のお葬式にアンディはデルポトロとシングルスの試合があり出席できませんが、兄のジェイミーはダブルスが土曜なので日帰りで出席できそう。マリー兄弟の心中を察します。 pic.twitter.com/8PSTX6Vg0H
— tennisnakama (@tennisnakama) September 16, 2016
日本のデ杯はニューヨークでは放送しませんでしたので観戦できませんでしたが、錦織を休ませ、太郎くんと西岡くんが2勝を挙げましたね。若手が伸びてきて素晴らしいです!さて今からデ杯のハイライト、マリーvsデルポトロが始まります。会場はマリーの地元だけに、試合前からすでにすざましい応援!
デルポは金メダルのリヴェンジができるかどうか?
第1セット
0−0(マリーのサーヴ):デルポはFHでウィナーを打ってマリーのエラーを誘いBPへ。長いラリー。マリーがデルポを左右に振って疲れさす作戦に出ました。デルポの弱点のBHに集中攻撃するマリー。デルポがFHダウンザラインに華麗なウィナー!またデュース。マリーがドロップでロブ。ベースラインに下がったデルポにドロップは有効。
1−0(デルポのサーヴ):ドロップショットを打ってはロブでポイントを取っていくマリー。3度目のロブが決まりました!ちょっとかわいそうなくらい効き目のあるドロップ・ロブ戦略。すでに0−40のBPへ。サーヴが武器のデルポだが、まだ本調子でなく、リターンされてしまう。出ました!デルポの豪快なFHのウィナー。しかし30−40のBPでマリーのFHがリターン出来ずブレークされてしまった。
2−0(マリーのサーヴ):会場はマリー応援一色!独立運動がまだ止まないスコットランドですが、今日はイギリスの旗がなびいています。マリーはダブルフォルトで30−30。今日の試合はサーヴのコントロールが鍵。マリーはBHのスライスをネットにかけてBPへ。しかしワイドサーヴでデルポを外に出しネットで処理。うまくなったマリーのネットプレー。しかしエラーでBPへ。デルポがチャレンジコールでブレークバックしました。ラインズマンは公平なのだろうか?
2−1(デルポのサーヴ):マリーがまたドロップショットです。しかし今度はデルポに読まれてしまって成功せず。デルポがFHでコーナーへ打ってネットへ前進。ネットを支配する者が勝つ。フラットでスピードが増して威力が出てきたデルポのFH。しかしまだ本領とは言えない。
2−2(マリーのサーヴ):ネットでポイントを取る二人のお手本にしたいうまいテニス。デルポのFHクロスがラインをヒットして30−30。デルポの武器のFHが生きています。マリーの勝利のパターンはFHでアングルに打ち、デルポをコートの外に出してドロップショット。または空いたスペースにダウンザラインでポイントを。ポイントの取り方がうまいマリー。
3−2(デルポのサーヴ):しかしサーヴ力はデルポが上。やっと調子が出てきたデルポは40−0。簡単にサーヴィスゲームをキープ。
3−3(マリーのサーヴ):サーヴの向上で自信が出てきたデルポ。マリーも負けてはおらずサーヴのエースで対抗。しかしマリーは勝ち急いでBHを出してしまってBPへ。マリーはラインを突くワイドサーヴで死守するが、焦る感情のコントロールが下手なマリーはネットエラーを出してしまって自滅のブレーク。
3−4(デルポのサーヴ):44ショットのラリーの長期戦。延々とラリーを続けながら相手のエラーを誘う二人。デルポはスライスとトップスピンをミックスしながら、マリーのリズムを崩していく。エースで40−0。強いデルポ。
3−5(マリーのサーヴ):デルポのテンポが上がり、BHでリターン攻撃。両手でこれだけのBHを打てるようになったデルポが、またBHリターンエース。マリーは40%の低いサーヴ率を上げなければ勝てない。ワイドサーヴだけが頼りの綱。マリーはやっとワイドサーヴでGP(ゲームポイント)をキープ。
4−5(デルポのServing for the set): デルポもマリーをコートの外に出してポイントを取るワイドサーヴで勝負。デルポのアングルのFHウィナーが決まりました!華麗!セットポイントの40−0。エース!デルポが第1セットを勝ち取りました。見事!
観客の応援がいつまでたっても止まないので、主審がイギリスチームのキャプテンに注意しています。「マリーに観客席近くまで下がらないように言ってください。ベースラインに立つように。それでないといつまでたっても応援が続きますので。」(なるほど)
第2セット
1−0(デルポのサーヴ):デルポの2009年のUSオープンを思い起こす豪快なプレー!エースのサーヴを2本打って40−0。圧倒的に強いデルポ!
1−1(マリーのサーヴ):デルポがFHをわずかに出してしまいました。加熱してきた観客の応援。冷静さを取り戻したマリーが良いサーヴでゲームをキープ。
2−1(デルポのサーヴ):ここからTVはフランスvsクロアチアの放送に変わってしまいました(涙)仕方がないのでコンピューターのストリーミングで観戦。息子にもう一つのコンピューターを貸してしまっているので、夫のコンピューターを無断拝借。コンピューターとTVの2台で観戦。マリーが腕を上げてきました。デルポを破って金メダルを取っただけのことはあります。
2−2(マリーのサーヴ):マリーのサーヴが上がってきました。エースとウィナーで40−0。ギアが上がってきたマリー。
ストリーミングがぶっ切れて見れない!
3−3(マリーのサーヴ):やっとストリーミングの映像が動き出した。マリーのディフェンスでデルポはなかなかポイントが取れない。マリーは2本のサーヴィスエース!安定してきたマリーのサーヴィスゲーム。それにしてもよくエースが入ります。
4−3(デルポのサーヴ):スピードを緩めてプレースメントを重視したデルポ。デルポをワイドに振るマリー。しかしワイドに振っても攻めが甘いのでデルポにカウンターされてしまう。デルポはエースで40−0。マリーの弱点は2ndサーヴとサーヴィスリターン。デルポのサーヴがリターン出来ない。デルポにFHのダウンザラインを打たれてしまった。
4−4(マリーのサーヴ):マリーはデルポをワイドに振って、BHのダウンザラインで決めたいのだが、なかなか決まらない。焦ってネットにかけてしまってBPへ。スタミナではマリーに勝てないデルポはできるだけ短期戦で片付けたいところ。デュースを繰り返して苦戦しながら、マリーがやっとキープ。
5−4(デルポのサーヴ):デルポのネットラッシュが甘く、ロブで抜かれてしまう。マリーは後ろを向いたまま驚異のウィナーを!信じられないマリーのショットメイキング!観客が「アウト!」と叫んで試合を妨害。しかしデルポは動じずゲームをキープ。
5−5(マリーのサーヴ):What a beautiful Del Potro!とネットプレーを絶賛する解説のアナコン。「信じられない!」と解説者のギメルスタブ。デルポが目の覚めるようなFHをコーナーへ打ってウィナー。マリーは集中力をアップしてエースで対抗。
6−5(デルポのサーヴ):勝ち急いで気張りすぎたデルポがFHを大きく出してしまった。15−30。デルポのクロスのパターンを読んだマリーはネットでポイントを。15−40のマリーのセットポイントです。デルポが観客の大声で惑わされてしまいエラーでブレークされて、第2セットを落としてしまいました。サッカーファン? ルールを知らない(または無視した)観客は迷惑。
審判がイギリスチームのキャプテンに忠告。「邪魔をするような騒音が観客から起これば、イギリスチームが1ポイントを落としますからね。」観客もチームとみなすこのルールは実際適用するのは難しく、まずはウォーニングといったところ。
第3セット
次は観客に向かって「ラリー中は静かにしてください!」とマイクで注意。審判のルールブックを読むと「観客に静かにせよというアナウンスは、雰囲気を壊さない程度にほどほどに。やりすぎないように。」とあります。熱狂的な応援はデ杯の特色でもありバランスが難しいですね。行き過ぎる応援は決してマリーの有利にもなるわけではなく、やはりラリー中は静観して欲しいもの。
1−0(デルポのサーヴ):TVは二つの準決勝を交互に放送するために、ストリーミングの両方で観戦。しかしストリーミングが頻繁にフリーズしてしまって肝心なポイントを見損なってしまう。ネットラッシュしたマリーに、デルポがFHアングルクロスで見事なパッシングショット。サーヴィスゲームをキープ。
1−1(マリーのサーヴ):デルポはラリーを続けていては、ディフェンスのマリーに負けてしまう。マリーはデルポのBHに数本打ってワイドに出しポイントを取るパターン。デルポはマリーがワイドを打つ前に、早めにFHにまわってポイントを決めなければ。
2−1(デルポのサーヴ):どうしたデルポ?簡単に決められるヴォレーをいい加減に打ってしまって、マリーに追いつかれてしまった。マリーの足をあまく見てはならない。決めるポイントはしっかり決めなければ。マリーがリターンウィナーを狙って2度失敗。エラーで失敗しても、アグレッシヴなリターンゲームはグッド。
2−2(マリーのサーヴ):デルポがやっとアグレッシヴなリターンゲームを開始。デルポのFHウィナーのスピードは時速145km!今度はFHのダウンザラインのウィナー。ギアを上げてきたデルポ。0−40でマリーのピンチ。マリーは15度目のエースで対抗。デュースを繰り返して必死でBPをセーヴするが、デルポがマリーのドロップショットに追いつきウィナーを打ってブレークしてしまった。
2−3(デルポのサーヴ):ブレークされてこのまま引き下がってはおれないマリー。ネットにアグレッシヴにラッシュして15−40のBPへ。ネットラッシュしたデルポのボディを狙ったパッシングショットでブレークバックしてしまった。デルポのサーヴが落ちてきた・・・
3−3(マリーのサーヴ):デルポが盛んにネットラッシュするが、マリーの見事なBHのパッシングショットがラインに。おや?マリーが勝ち急ぎの簡単なエラー。30−30 出ました!デルポの「ウォ!」の掛け声。これが出てくるとFHがギアアップしてきた証拠。ベースラインから攻めマリーをブレーク。
3−4(デルポのサーヴ):デルポはどうしてここでドロップショットを?早く決めてしまいたい?足が重くなりエラー。マリーが見事なBHのインサイドアウトでウィナー。もっとも難しいショットで、読むのが難しいウィナーショット。疲れが出てきたデルポ。また観客の邪魔する掛け声。マリーが審判に会場の騒音を抗議するが認められず、デルポのウィナーがポイントに。デルポがサーヴをキープ。
4−5(デルポのServing for the set) :デルポはネットラッシュしたもののヴォレーをネットしてしまい15−40のBPへ。マリーが足を引きずっている? サーヴをリターン出来ない。しかしマリーの驚異的なロブとパッシングショットでブレークバックしてしまった!
5−5(マリーのサーヴ):マリーはブレークバックでエネルギーと自信が復活。エースとウィイナーで40−0。観客の熱い応援に応えて強いサーヴィスゲームを見せるマリー。デルポはサーヴ率を上げなければ苦しい。
6−5(デルポのサーヴ):マリーはショットメイカーの妙技を見せてBHのスマッシュ。デルポの足がついていかない。「オーレ、オーレ、デルポ〜!」少数ながらアルゼンチンファンが声を高らかに大合唱。マリーがサーヴィスリターンをネットして、やっとデルポがサーヴィスゲームをキープ。
6−6(タイブレーク):デルポを左右に振りまくってエラーを誘うマリー。サーヴが落ちないマリーは20度目のエースで4−1のリード。デルポがFHをパワーアップしてマリーが返せず4−4と挽回。マリーがネットでスマッシュして6−5のセットポイント!ワイドサーヴのウィナーでマリーが第3セットを勝ち取りました。
第4セット
0−0(デルポのサーヴ):デ杯は体力と気力の勝負。気力はあってもデルポは体力がついていかない? セットポイントを落としてしまったデルポが立ち直って反撃できるか?足が重くなってきたデルポはサーヴが頼り。
0−1(マリーのサーヴ):マリーのBHダウンザラインのウィナー。ダウンザラインは有効なショット。マリーのダウンザラインは48%とデルポの30%台に比べてはるかに多く、ポイントを決めている。40−0。デルポもBHのダウンザラインをトライするがエラー。
1−1(デルポのサーヴ):もうすぐ4時間を経過。普段は決まるFHクロスをネットしてしまうデルポ。やはり足が重い。デルポのサーヴをまたアウトコールされてしまう。デルポがチャレンジして、ホークアイでエースを実証。不公平に聞こえるアウトコールが続くのが気になります。
1−2(マリーのサーヴ):おお!滅多に見たことのないデルポのツイナーが出ました!盛んにドロップショットでデルポを攻めるマリー。デルポをネットに引き寄せロブでベースラインへ。やっと声を出し始めたデルポ。勝負はこれから。BHのウィナーです。ブレーク! デルポは2セットダウンから挽回できるか?ブレークされたマリーがブツブツと文句。
1−3(デルポのサーヴ):マリーをブレークしてデルポの反撃が始まった。5セットに持っていけるかどうか。エースで40−15。デルポのFHウィナー。2nd Wind(新たなる元気)でエネルギーが戻ってきた。
1−4(マリーのサーヴ):デルポはマリーの弱い2ndサーヴをなぜ攻撃しない? リードしている時にエラーを恐れないでアグレシッヴに攻めるべき。
2−4(デルポのサーヴ):マリーのドロップショット。しかしデルポの足が軽くなりパッシングショットでウィナー。デルポのサーヴがギアアップしてきました。マリーはリターン出来ない。ラインズマンがデルポのサーヴをまたアウトコール。デルポがチャレンジしてエースに。何度もアウトコールをされるデルポだが冷静。
2−5(マリーのサーヴ):またマリーがドロップショット。そしてロブ。走りまくるデルポ。またドロップ。しかし今回はネットしてしまう。30−30。デルポはアグレシッヴなリターンが出てしまうが、プレッシャーを与える意味では良い作戦。マリーはエースでキープ。それにしてもよくエースが決まっています。
3−5(デルポのServing for the set) デルポの効果的なボディサーヴが決まります。そしてFHのウィナー。エースでセットポイントです。テンポが速くなってきました。マリーがまたドロップショット。しかしショットを読んだデルポはネットラッシュして、アングルのヴォレーでSPを取りました。いよいよデ杯の醍醐味の5セットに突入!
マリーはトレーナーを呼び、足をマッサージしてもらっています。そういえば、少し足を引きずっていたマリー。疲れているのはデルポだけではなさそう。こうなればあとはメンタルの勝負。
第5セット
0−0(マリーのサーヴ):4時間をとっくに超過。コンピューターを打つ手がしびれてきました。マリーがまたドロップ。BHクロスのドロップでデルポをネットにおびき寄せ、デルポにクロスを打たせて、あとはダウンザラインにウィナー。このパターンは効果があり、何度もデルポからポイントを取るマリー。
1−0(デルポのサーヴ):マリーのロブにデルポがツイナー。今度はネットにかけてしまう。それにしてもデルポをコート中にスクランブルするマリーの正確なショットはすごい。デルポのFHがコーナーにウィナーとなりゲームをキープ。
またTV放送がフランスvsクロアチアに移ってしまった。ストリーミングでは試合がブツ切れてしまう。
2−1(デルポのサーヴ):デルポが何度もウィナーを打つが、カウンターしてしまうマリー。信じられないディフェンス。デルポはここで辛抱を切らしてプッツンになるか?マリーはBPが取れない。デルポはやっとネットでポイントを取ってセーヴ。
2−2(マリーのサーヴ):マリーが盛んにネットダッシュしてポイントを取っています。昔はあれほど苦手だったのに。アグレシッヴ度が増したマリーのプレーに感心。出ました!デルポの華麗なFHウィナー!デュースを繰り返す二人。BPが取れないデルポ。
3−2(デルポのサーヴ):やっとゲームをキープしたマリーは観客に向かって拍手を求めます。応援が足りない? そしてまた足のマッサージ。死闘が続きます。4時間40分。マリーの驚異的なラニングFHのウィナー。足が痛いはずなのに・・・凄すぎるショット力。しかしデルポのサーヴは衰えず、サーヴでゲームをキープしたデルポ。
3−3(マリーのサーヴ):スライスで繋ぎながら、FHのチャンスを作っていくデルポのプレー。マリーはフォーカスが緩んでしまった?簡単なBHをネットして0−40。大きなブレークチャンス到来!マリーが「うるさい」と怒鳴っている。気が散ってしまっている。信じられないFHでデルポがブレーク成功!足が完全に戻ってきた。
3−4(デルポのサーヴ):ブレークしたデルポはこのまま流れを維持できるか?1stサーヴが決め手。FHをどんどん打ち放すデルポに「もう信じられない!」と驚きを隠せないアナコン。サーヴィスウィナーです。デルポが強い!
3−5(マリーのサーヴ):デルポのリターンがパワーアップして、まるで2009年のUSオープン決勝(vsフェデラー)のような激戦。マリーは歯を食いしばってエースの連打で対抗。エースを打たれても冷静さを失わないデルポ。ネットダッシュするマリーにパッシングショットのウィナーを2度打ってマッチポイントです!
しかしマリーがエースでデュースに挽回。そしてまたエースでマッチポイントの窮地から脱出。すごいエース力。最後まで諦めないマリーの粘り精神は素晴らしい。しかし・・・勢いに乗ったデルポの攻撃を食い止めることができるか?、
4−5(デルポのServing for the match) デルポを左右に振ってダウンザラインを決めるマリー。しかしデルポは大胆にも2ndサーヴのエースを。超人的なディフェンスで拾いまくるマリーにも限界が。ついにマッチポイント。エースを打ち放したデルポ!ラバー1を見事に勝ち取りました!
5時間7分に渡るデ杯の醍醐味を味わせてくれたデルポとマリー。今年はランキングが1000番台以下に下がってしまったデルポでしたが、64位までカムバック。ベースラインにどんどん近づいてアグレシッヴなプレーを展開。マリーはネットラッシュで効果的にポイントを決めてきましたが、最後はデルポの攻撃のテンポについていけませんでした。
それにしても35ものエースを放ったマリーのサーヴは素晴らしかった。しかしエラーの数も48でデルポよりも20も多く、キーポイントを落としてしまったのがたたりました。
アルゼンチンチームの前監督の不理解に不満を抱き、また独断的なナルバンディアンともうまくいかず、デ杯から遠ざかっていたデルポですが、今年はフルなサポートを受け意気込みが違います。4度も決勝に進出しながらまだ一度も優勝できていないアルゼンチン。悲願がデルポトロの肩にかかっているのです。
nakamaさん、
この記事で、改めて二人の戦いを満喫できました。
やはり大舞台、デ杯の場でのこの二人の戦いは本当に
宝物のように感じられます。
全米での圭くんvsマリーも同様でしたね
楽天での圭くんとデルポトロの戦いを、出来れば終盤で
見たいものです。
にしても、デルポをダブルスに使った采配、メイヤーの頑張りで
事無きを得ましたが、世紀の監督采配ミスになる瀬戸際・・・
でも、勝てば官軍ですね。
勿論、監督自身に十分な情報があったとは思いますが。
satoさん
アルゼンチンの監督の「デルポをダブルスへ」の作戦はテニス界から総スカンを食ってしまいましたが、後で彼のインタビューを聞いていると、あれしか方法がなかったようです。つまり「デルポはアンディとの5セットで疲労困憊してしまって、とても日曜のシングルスで勝てるコンディションではなかった」ということだったそうです。それならデルポをダブルスに出し、アンディを少しでも疲れさし、マジェルをダブルスで試合慣れをさせ、あとはマジェルに賭けるといった薄氷の作戦。う〜ん。デ杯中は説明できずに監督も辛かったでしょうね。
nakamaさん、教えていただき有難うございます。
やはり、素人考えでも采配がおかしい時は、監督が大きなジレンマの
渦中にある ということなのですね。
監督稼業も大変ですね。そこを乗り越えれば名監督、天国と地獄は隣り合わせ
失礼しました。
チュン君(チャン君?)は中国ではなく、韓国でしたね。
守屋が日本人なので、日本人に厳しいジャッジだったのでしょうね。
いやあ、デルポは凄いですね。
BHを捨てながら、マリ-に勝つんですから、凄いとしか言いようがない。TVで観てると良く分かりませんが、デルポのフォアハンドは本当に早くて重くて、なかなか対戦相手は手こずるんでしょうね。
しかし、勝って涙を流すところが、またデルポの可愛いところですね。
しかし、あの若さで一度栄光を掴みながら、リハビリに耐えた数年間は辛かったでしょう。
でも、あのソダ-リンを思えば、コ-トに戻れて幸せです。
恵まれた体格と才能を持ちながら、途中でソダ-リンみたいに無念の引退せざるおえなかった選手も大勢いるんでしょうね。
中国チャレンジャ-の守屋、本当に久しぶりの優勝でした。100ポイント獲得で、200位台から160位くらいまでランクを戻しました。守屋も素晴らしい戦いぶりでした。
PCで観てても、線審達は明らかに中国のチュン君有利なジャッジをしてましたから、本当によく勝ってくれました。
途中、守屋は抗議をしそうな場面もありましたが、「微妙なところに打つから微妙なジャッジが出るんだ。なら、誰が見ても俺のポイントと分からせるテニスをしてやる!」と言わんばかりの、集中したテニスで見事に勝ち切りました。良かった!