アカデミー賞は愛国心の勝利(?)
映画が大好きで週2〜3本は映画館で新作を観ますし、深夜には映画チャンネルをかならず観てますので、年間にすれば最低200くらいは映画をみていることになります。ですから年一回の祭典、アカデミー賞授賞式を無視する訳にはいかず、今回もまたテニスと違うテーマとなってしまいました。 監督賞に『The Hurt Locker』が女性として初めて選ばれたことは画期的なことですが、『Avatar』が選ばれなくて残念でした。『Avatar』は作品としてはベストだと思いませんが、商業的にも、クリエイティヴな面からからも世界に与えたインパクトの大きさを考えると、受賞してもよかったと思っています。 今年は、監督賞にノミネートされた『Avatar』のジェイムス・カメロン James Cameronと、『The Hurt Locker』のキャスリン・ビグロー Kathryn Bigelow が離婚した元夫婦であったことから、この二人のレースが特に注目されましたね。『The Hurt Locker』がマイナーでありながら受賞したのは、作品としての質ももちろんありますが、アカデミー女子会員が女性を応援したことも大きな原因だったと思います。この圧倒的な勝利は、離婚を重ねる男たち(カメロンは5回結婚)への女性のメッセージも含まれていたかもしれませんね。